サインツの記事一覧

2019/12/13

マクラーレンF1のサインツ&ノリス、2020年型マシンのデビューに備え、シート合わせを完了

 マクラーレンF1チームのドライバーたちが2020年に向けてシート合わせを行い、本格的に休暇に入った。

 カルロス・サインツJr.は12月10日、2020年シーズンの準備としてマシンのシート合わせを済ませ、これからクリスマス休暇に入るとSNSでファンに報告した。12日にはマクラーレンが、ランド・ノリスがシート合わせを行ったことを明らかにした。

 マクラーレンはまだ2020年型F1マシンの発表日を明らかにしていない。2020年にブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)との提携関係を深める関係で、マシンカラーリングに何らかの変更を施す予定だと、CEOザック・ブラウンは述べている。

2019/12/09

ここ一番の勝負強さはまるでアロンソ。マクラーレンを引っ張る存在に成長したサインツ【今宮純のF1アブダビGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回はF1最終戦アブダビGP編だ。
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☆ ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
予選=14番手/決勝=9位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 驚いた。スタートタイヤをウイリアムズ勢以外で彼だけがハード、金曜FP2ではミディアムを試していたのに(ガスリーがハード担当)。この選択と1ストップ戦略は難しかったはずだが40周ロングスティントをこなし9位へ。

 トロロッソの目標はランク5位争い、だがガスリーがいきなりランス・ストロール(レーシングポイント)に接触され最後尾に後退、ルノーとの8点差を2点ちぢめ6位決定(08年ベスト・タイ結果)。チームメイトが入れ替わった今シーズンにレギュラーとして9回入賞、3度目の表彰台も。

☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
予選=19番手/決勝=17位

2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 似たような結果に見えるが最後の健闘だ。1ストップ後に18周したオールド・ミディアムで50周目に自己ベストタイム13位を記録。体調不良が心配された週末も元気な走り、GP後の4日のタイヤテストでメルセデスに乗り込み、堂々トップタイム。速度次元が全く違うのに適応力を示した。

☆☆ ダニエル・リカルド(ルノー)
予選=8番手/決勝=11位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 終盤4戦連続入賞はならなかった。ここでは2020年シーズンのためのニューパーツ・テストを担当、PUトラブルなどもあり初日は16位。またもタイヤ温度問題を抱えたが土曜に大きくセッティングを変え、予選8番手はさすが。“オーバーテイク・マイスター”はセットアップ能力も持ち合わせているのだ。

☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選=7番手/決勝=8位

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 対サインツの予選で<11勝10敗>勝ち越した。何度も触れてきたが最年少20歳(11月13日に)ルーキーは、タイムアタック力がそなわっている。今年の新人3人でその部分が光る。ここでもセクターベストをしっかりそろえる7位。レース最終周の11コーナーでペレスとの真剣バトルに抜かれ、悔しさをむき出し(これもいいレッスン)。

☆☆ バルテリ・ボッタス(メルセデス)
予選=2番手~20番手グリッド降格/決勝=4位

2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福
2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福

 パワーユニットを2度交換して最後尾となるが今年最後の予選でセーブすることなくいった(気概を感じる)。このコース2本の直線で18周目まで“DRS機能停止”となり、メルセデスでもオーバーテイクは難しくなっていた。W10のストレートスピードは低く中団レベル、それでも5番手までポジションアップ。最後にルクレール(ソフトタイヤ)に仕掛けるもオールド・ハードでは果たせずに4位。誤解をおそれずに言えば今季のボッタスを象徴する結果に……。

☆☆☆ セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
予選=11番手/決勝=7位

2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 ポジションアップ・レースが今年は15戦。最終戦もその強みを発揮しノリスをとらえると、11コーナー・エントリーからインサイドラインの“フェイント”をかけ、すかさずアウトサイドに。フェアーで巧妙な『ベスト・パッシング』のひとつ。ノリスとのランク10位攻防に勝ち、またここで中間チームのトップでゴール。

☆☆☆ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
予選=4番手/決勝=3位

2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 鬼門となったセクター3、走り出しからSF90は直角ターンで入口アンダーステア傾向が見てとれた。それをなんとかしようとアプローチのアクセリングを修正し、使用ギヤを変え、それでもカーバランスは最終盤戦で最も厳しい状態だった。(マシンが)決まらないときこそ彼のドライビングセンスが表れる。

☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
予選=10番手/決勝=12位

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 177戦のこれが総結果。4位3回、5位9回、6位20回、7位18回、8位18回、9位12回、10位14回(入賞率53%は現役ドライバーでトップ10レベル)。表彰台3位を阻まれた相手は12年ベルギーGPがキミ・ライコネン、13年韓国GPがロマン・グロージャン、16年ベルギーGPがルイス・ハミルトン。彼らは去るヒュルケンベルグの力量を充分に知っている。

☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
予選=9番手/決勝=10位

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 ますます同郷の先輩、チームの先輩でもあるフェルナンド・アロンソのようなレースをやってみせている。最後のチャンス、最終周にヒュルケンベルグをとらえ10位1点を。この1点がドライバーズランク6位逆転の“大勝負”、そこに彼の勝負強さを見た。

 アロンソに似ているのはまだある。スタートに賭けオープニングラップで上がってくる技。接近戦では周囲を見切り、ラインワークをアドリブのようにチェンジ、空間認識能力が高い。自らのエラーは少なく今年3度のリタイアはメカニカル(PU)トラブル。担当エンジニア・メンバーとも密な“技術ミーティング”ができ、その気になれば自分でマシンを組み上げることもできるだろう。『ザ・マクラーレンズ2019』、ノリスとのコンビは進化途上にある。

☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
予選PP/決勝=1位

2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝
2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝

 プレッシャーから解放され、リラックスした6冠王だからこその6度目“グランドスラム”。ありったけのスピードをチームというよりも自分自身のために追求したのだろう。<ルイス・ハミルトン・ショー>のグランド・フィナーレ、アンコールはドーナツターン。旋回半径を見事なくらい正確に描いていた(!)。

☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選=3番手/決勝=2位

2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露
2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露

 何度もホンダPUの感触に関して無線で細かく言っていたのは、けしてネガティブ意味ではない。リアルタイムでコクピットから発する生コメントは、レース後のデブリーフィング会話と違う意味を持つ。

 聴く側のエンジニアグループは瞬時にリアル対応でき、それがデータとなって記憶保存され後日の“反省ミーティング“のテーマとなる。こうした流れがホンダ×レッドブルの初年度“アライアンス(協業)”を強化してきたのだ。再三TVにOAされる無線交信に、フェルスタッペン自身の進化と現体制への忠誠心をも感じた。

2019/12/04

サインツ、最終ラップの争いが映されず不満「多くのファンが数多くのバトルを見逃している」

 マクラーレンF1のカルロス・サインツは、F1アブダビGPの決勝レースで壮絶な戦いを見せた。ドライバーズランキング6位をつかみ取ったのは、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグを追い抜いて10位入賞を決めた最終ラップでの見事な走りだったが、その場面がテレビで中継されることはなかった。

 2019年に、マクラーレンはサインツが安定した戦いをしてくれたおかげで、コンストラクターズ選手権で久々の上位復活(4位)を果たすことができた。F1パドックのほぼ全員が彼の成績を称賛する一方、評論家たちは、彼がレースでの一貫性やテクニックをシーズンを通して保っていたことを特に強調した。

 しかし、コース上でそういった才能や負けん気の強さを発揮しているにもかかわらず、F1中団グループのトップドライバーとしてのサインツ自身や、ひいては中団グループ全般の様子がテレビに映し出される機会は、なぜか非常に限られている。

 実際に、F1パドックではしばしば、今シーズンのサインツは見事な戦いを続けているはずなのに、テレビ画面では一度も見たことがない、などと冗談などを言われてきた。

 アブダビGP決勝が行われた12月1日のヤス・マリーナ・サーキットでも状況はおなじだった。最終戦では年間ドライバーズランキングにおける、熾烈な6位争いが予想されるというニュースは事前に十分広まっていたにもかかわらず、サインツが最終ラップでの巧みな走りからその座をつかんだ瞬間は、見事なまでに中継には映っていなかった。

「そのことについてあまり話すつもりはないよ」と、戸惑いを隠せないサインツは語った。

「でも、おそらく多くの人が、ランキング6位の座をかけた中団でのバトルが行われることをレースウイークの期間中に話をしていたはずだと思う」

「しかもその争いが最終ラップの、最終コーナーにまで持ち越されていたというのに、テレビで放送しなかったんだ!」

「ランキング6位をめぐるバトルの行方について、みんながこれほど盛り上がっていたのに、終わってみたらテレビでは放送されていなかった。不思議なことだよ」

 これより少し前、第15戦シンガポールGPでも、やはりサインツを含む4人による中団でのスリリングな争いがテレビの中継に取り上げられなかった。このときはマクラーレンが、テレビでの露出時間の短さに関する質問をF1に提出している。

「この件について、我々はF1と複数回の話し合いを行っている」と、マクラーレンのスポンサーシップマネージャーを務めるダニエル・マキューアンは語った。

「これはドライバーたちや、チームのパートナーたちにとって重要な問題だ。我々は問題を改善し、メディアでの認知度を高めるために、F1との作業を続けている」

 サインツは、中団グループの全ドライバーがテレビ露出の少なさには不満を持っていると代弁したうえで、ハースF1のロマン・グロージャンからはテレビ画面を分割してコース上の複数個所で起きているバトルを同時に見せればよい、とする提案が出ていることも明かした。

「このことについては、僕はずっと批判的に発言をしてきたし、中団のドライバーたちもみんな不満を抱えていると思う」とサインツ。

「多くのファンが、先頭集団ではなく中団グループで戦っているドライバーたちが繰り広げている、数多くのバトルを見逃していることになるんだ」

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2019/12/02

サインツJr、最終ラップでつかんだ選手権6位「このレースは一生忘れられない」:マクラーレンF1

 2019年F1アブダビGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は10位、ランド・ノリスは8位だった。サインツは、最終戦を迎えた段階で、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーと同点ながら、成績の差でひとつ下のランキング7位だった。しかしアブダビでガスリーがノーポイントに終わるなか、サインツはファイナルラップで10位に浮上、1ポイントをもぎ取り、選手権6位の座を確保した。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=10位
 文句なしだ! この週末の目標はドライバーズ選手権を6位で終えることで、それを実現できたのだから。決して楽なレースではなかった。どのスティントでもひどいトラフィックの中を走らされたし、ソフトタイヤでスタートしなければならなかったからだ。

 僕は2ストップの戦略を採った。そうするとトップ10でフィニッシュできるかどうか、微妙になることは承知していたが、1ストップではチャンスはないことも分かっていた。

 レース終了間際に何とか(ニコ・)ヒュルケンベルグに追いついて、最終ラップにオーバーテイクを決めることができた。あれは一生忘れられないだろうね。このシーズンに心から満足しているし、チームメンバーのひとりひとりに本当に感謝している。ありがとう!

2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影
2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影

ランド・ノリス 決勝=8位
 総じて言えば、無難なスタートを切って、いいレースができた。ソフトタイヤでのスティントの終盤は、少し苦戦してミスを犯し、派手なロックアップをやらかした結果、理想的なタイミングより早めにピットに入らなければならなかった。それでも、タイヤマネージメントに関しては、全体としていい仕事をしたと思う。

 いいバトルができたし、その必要がある時にはいいオーバーテイクもできた。レースを通じて僕が犯したもうひとつのミスは、最後に(セルジオ・)ペレスに抜かれてしまったことだ。彼は正々堂々と勝負してきたけど、正直なところを言えば、僕としては抜かれたことがとてもショックだった。決定的な勝負どころだったからね。

 長いシーズンだったけど、全体としては満足だ。クルマも大きく進歩して、そのおかげでいいレースができた。チームとして素晴らしい仕事をしたと思う。今から来シーズンが本当に楽しみだ。最高のルーキーシーズンを送らせてくれた、チームのみんなに感謝したい。

2019/12/01

F1最終戦アブダビGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1最終戦アブダビGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=10番手

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 10番手はまずまずの結果じゃないかな。3つのセッションすべてで、満足のいくアタックができた。序盤は少し苦労したけれど、マシンのフィーリングを追い求めながら、ベストを尽くした。

 昨日はうまくいかず、遅れを取ってしまったが、しっかり調子を取り戻した。昨夜から今日にかけて、パフォーマンスを探り出すことができたんだ。両方のマシンがQ3に進出できて、チームにとっていい予選になった。

 明日も接戦になるだろう。エキサイティングなレースになると思うよ。僕らはランキング5位をかけて戦っている。目標達成の可能性は十分あるよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=9番手

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 Q1とQ2はとてもうまくいっていただけに、9番手という結果にはとてもがっかりしている。Q3でもいいラップを走れると思っていたが、アウトラップが理想からは程遠いものだった。メルセデスやフェラーリも含めて(渋滞が起きて)厄介な状況になり、僕の最後のアタックが台無しになった。

 残念だよ。Q2のラップと同じようなタイムを出していれば楽に7番手になっていたはずだったのに。

 明日は厳しいレースになるだろう。早く気持ちを切り替えなきゃね。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=8番手

2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 今日の予選には本当に満足している。2台揃ってQ3に進出できたなんて最高だよね。金曜日は苦労したけど、そこから良い形で調子を取り戻した。何よりもそれを誇りに思う。

 これだけ大きな改善を果たすことができて、とても励みになる。昨夜懸命に作業をしてくれたチームの皆のおかげだ。

 接戦のなかでトップ10圏内に入れた。(ランキング)5位争いをしているプレッシャーはいくぶんあるけれど、これからやるべき仕事に取り組んでいく。今日は結果を出せた。明日も結果を出さなければならない。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 僕とカルロス(・サインツJr.)、そしてチームにとって良い予選だった。7番手だけど(バルテリ・)ボッタスのペナルティによって6番グリッドからスタートできるからうれしい。

 この2日間、とてもうまくいっていて、マシンの感触も全体的にかなりよかった。

 楽な予選でないことは分かっていたが、Q3進出という目標を達成することができた。倒そうと思っていた中団勢に勝ってこの位置をつかめたので、余計にうれしいよ。ポジションとしてはこれが最大の結果だ。いい形でシーズンを締めくくれるね。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 僕にとってはかなり平均的な予選だった。この結果にはあまり満足していない。
 Q1初めから苦労し、最大のパフォーマンスを発揮することができなかったので悔しく思っている。コンディションが難しく、路面がかなり滑りやすかったんだ。

 でもレースペースはまずまずだと思う。メルセデスはかなり速そうだから、レースでもてごわいだろう。バルテリは後方から順位を上げてくるはずだ。だからスタートは必ずうまく決めなければならない。

 デグラデーションがかなり高いため、大部分のドライバーがミディアムタイヤでスタートするだろう。そのなかでセブ(ベッテル)がソフトスタートなのが興味深い。

 全力を尽くしてレースを戦い、いい結果をつかみたい。

2019/11/20

マクラーレンF1、サインツの3位で2019年選手権4位が確定「いずれ純粋なパフォーマンスで表彰台をつかむ」と代表

 マクラーレンF1チームは、2019年第20戦ブラジルGPでコンストラクターズ選手権4位を確定させた。カルロス・サインツJr.が3位を獲得したことで、5位ルノーとの差を49点に拡大することに成功したのだ。

 予選でのトラブルにより最後尾20番グリッドからスタートしたサインツは4位でフィニッシュ。しかし3位のルイス・ハミルトンがペナルティにより降格されたことで、3位に繰り上がった。

 しかしレース後、スチュワードは、サインツがイエローフラッグ時にDRSを使用した件についても調査していた。イエローフラッグ無視の疑いではサインツを含む複数のドライバーが調査対象になっていたが、結局スチュワードは違反行為にはあたらないと判断し、ペナルティは科さなかった。そのため、サインツは3位に昇格し、自身初の表彰台を獲得した。

2019年F1ブラジルGP マクラーレンのカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得
2019年F1ブラジルGP マクラーレンのカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得

 マクラーレンF1チームは2014年オーストラリアGP以来の表彰台を実現、ランド・ノリスの8位と合わせて19点を獲得したことで、2019年コンストラクターズ選手権4位を確定させた。

 マクラーレンは2013年と2014年にはランキング5位、2015年は9位、2016年は6位、2017年は9位、2018年は6位と低迷してきた。4位はここ7年のなかで最高の結果ということになる。

「マクラーレンはコンストラクターズ選手権4位を獲得し、2014年以来の表彰台を達成した。カルロスにとってはF1キャリア初の表彰台だった」とチーム代表アンドレアス・ザイドルは語った。

「チーム全体にとって最高の結果を出すことができた。この表彰台を含む今年の成果は、我々にとってこれ以上ないほど大きなモチベーションとなる。将来、純粋なパフォーマンスにより再び表彰台をつかむため、今後も努力し続ける」

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2019/11/19

サインツが初の表彰台「表彰式に出られなかったのは変な感じだけど最高の気分!」:マクラーレン F1ブラジルGP

 2019年F1ブラジルGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は3位で自身初の表彰台を獲得した。予選でのトラブルにより20番グリッドからスタート、4位でフィニッシュしたが、3位のルイス・ハミルトンがレース後に降格になったために、サインツが繰り上げられた。マクラーレンにとって表彰台は、2014年オーストラリアGP以来となる。チームメイトのランド・ノリスは8位だった。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=3位
 最高の一日だ! 初の表彰台で、レース後すぐに表彰台に上がらないというのは変な感じだけど、今日のレースには大満足だ。最後尾から3位というのは簡単なことじゃない。でも力をふり絞って最後まで戦った。

 いろいろな出来事が起きたレースだった。1回ストップで走ったのは僕だけだったと思う。セーフティカー後のリスタートでは2回とも中団勢のマシンに抜かれないようにするのが本当に大変だった。でもなんとかポジションを守り切って、前で起きたアクシデントも利用する形でこの結果をつかんだ。

 最初のスティントもピットストップもうまくいった。その後のロングスティントは大変だったが、F1キャリアで初めて3位を獲得できた。

 チームの皆を祝福したい。初表彰台獲得というのは特別な出来事だけど、純粋なペースでこういう結果を出せるよう、努力を続けていく必要がある。僕らはそのために戦っているのだし、それを目標にすべきなんだ。

2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.とランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.とランド・ノリス(マクラーレン)

ランド・ノリス 決勝=8位
 きついレースだったけど、チームはいい結果を出したね。カルロスは素晴らしいよ。

 僕は、スタートで他のマシンに囲まれてしまったこと以外は、ファーストスティントはまずまずだったし、ペースもよかった。ハードタイヤを履くと苦労して、うまくタイヤを機能させることができなかった。ラッキーなことにセーフティカーが出て、いくつかポジションを稼ぐことができた。

 カルロスは表彰台、2台揃ってポイント獲得という素晴らしい結果となり、カルロスと僕のために懸命に働いてくれたチームの皆が報われたと思う。

2019/11/18

アルボンと接触のハミルトンにペナルティ。サインツが繰り上がりでF1初表彰台を獲得:ブラジルGP

 2019年F1第20戦ブラジルGP決勝のレース終盤、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)に衝突したことで、ハミルトンに5秒ペナルティが科された。これにより、ハミルトンは7位に降格、4位でチェッカーを受けていたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)が3位表彰台に繰り上がることになった。

 ハミルトンがレース終盤、2番手を走行していたアルボンを抜こうとした際に接触が起き、アルボンは後方にポジションを落とし、F1での初表彰台のチャンスを失った。ハミルトンはマシンにダメージを負ったものの3位でフィニッシュ。その後、アクシデントの責任は自分にあり、アルボンには申し訳なかったと語っていた。

 レース後、スチュワードはこの件について審議、接触の責任の大部分がハミルトンにあると判断し、5秒加算およびペナルティポイント2を科した。

 レース終盤にセーフティカーが出動したために各マシンのギャップは縮まっており、ハミルトンは7位まで落ち、4位フィニッシュのサインツJr.が3位に繰り上がることになった。レース後、イエローフラッグ時の違反について複数のドライバーについて調査が行われており、そのなかにサインツが含まれているといわれていたが、彼へのペナルティは出ないことが決定。サインツは20番グリッドから初の表彰台を獲得した。

 裁定は表彰式後に出たため、サインツは表彰台に上ることができなかったが、彼とマクラーレンはトロフィーを受け取り、3位獲得を祝った。マクラーレンにとって表彰台は、2014年オーストラリアGP以来となる。
 

2019年F1第20戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン
2019年F1第20戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン

2019/11/05

ノリス7位「リカルドには勝てなかったが、いいレースができた」:マクラーレン F1アメリカGP

 2019年F1アメリカGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は8位、ランド・ノリスは7位だった。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=8位
 チームとしていい仕事ができた。2台がポイント圏内でフィニッシュして、合計10ポイントを獲得できたのだから、みんな本当に良くやったと思う。僕個人に関して言えば、もう少し上へ行けたはずだと感じている。ただ、僕のレースはスタート直後のターン1でヒットされた時点で損なわれた。

 ピットに入ってハードタイヤに交換し、1ストップで行こうと決めたので、第2スティントがものすごく長くなったんだ。それでもペースはまあまあで、価値ある8位入賞を手にすることができた。総じて言えばポジティブな週末だったし、さらにいい成績を目指してブラジルへ向かうよ。

2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)の100戦目を祝うチーム
2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)の100戦目を祝うチーム

ランド・ノリス 決勝=7位
 チームにとっても、僕にとってもいいレースだった。スタートダッシュがうまく決まって、最初の2つか3つのコーナーを通過した時には5番手まで上がっていた。実際、スタートに関してはチームがいい仕事をしていて、僕らの長所のひとつだと思う。

 ただ、その後はタフなレースになった。特にソフトタイヤを履いた最初のスティントが厳しかった。タイヤの違いもあって、スティント後半はダニエル(・リカルド)に対して、かなりの苦戦を強いられたんだ。まあ、それはある程度まで予想できたことだけどね。

 第2スティントはハードを選んで、ピットストップ後はダニエルとの距離を縮めていった。最初はそのタイヤを最後まで持たせるつもりだった。彼はあまりプッシュしていなかったので、プレッシャーをかけて彼がミスをするのを待ち、そこで抜いてやろうと思っていた。でも、ダニエルはまったくミスをせず、ただペースをコントロールしているだけだった。だから、こっちは2ストップに切り替え、ピットに入ってミディアムに交換することにした。これが大正解だったね。少なくともこの第3スティントは、オーバーテイクも何度かできて、楽しいレースになった。ファクトリーとサーキットで熱心に働いてくれた人たちに、心から感謝したい。

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2019/11/03

F1第19戦アメリカGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1第19戦アメリカGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=10番手

2019年F1第19戦アメリカGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第19戦アメリカGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

 今週末はマシンに強さを感じている。ここまですべてのセッションでトップ10に入っているんだ。思いどおりにプッシュできるから気持ちがいいよ。
 3戦連続で予選Q3に進出できたから、そのことを喜んでいいと思う。今日の自分のパフォーマンスには満足だし、チームとうまく協力し合って作業を進めていて、そのやり方もとてもいいと思っている。

 肝心なのは明日だから、(この2戦に続き)今回もポイントを獲得したい。それができればコンストラクターズ選手権での順位争いに役立つからね。

 金曜に試したシミュレーションではレースペースがよかった。でもマクラーレン勢は速いし、ルノー勢も強そうだ。明日はかなりタイトな戦いになりそうだね。

 メキシコと同様、ソフトコンパウンドでスタートするのはもちろん理想的でない。でもファーストスティントをうまく走れれば、ポイント獲得を十分狙えるはずだ。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=9番手

2019年F1第19戦アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第19戦アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 ここ数週間、予選で苦しんでいて、僕自身、自分のパフォーマンスに満足できずにいた。でも今日はかなりよくなったと思う。マシンから最大の力を引き出せたといっていい。明日は攻めていく。本気で上を目指していくよ。

 決勝をソフトタイヤでスタートする。レースを始めるのに最高のタイヤではないかもしれないが、それは仕方ない。グリッドのクリーンな側につくことができるので、スタートで順位を上げて、いいレースをしていくつもりだ。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=8番手

2019年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 まずまずの予選だった。Q1からQ2にかけて良い仕事ができたと思う。Q1では少し渋滞があって、2セット目のタイヤを使わなければならなかった。そのためにQ3では1セットしかタイヤが残っていなかったんだ。

 いつも2回目の走行の方がうまくいくから、Q3で1回しかチャンスがなくて苦労した。僕の前にいる全員が新品タイヤを2セット持っていたんだ。カルロス(・サインツJr.)が7番手で僕が8番手というのは、今日可能な最善の結果だったよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手

2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 素晴らしい予選だったよ! マシンから最大限の性能を引き出すことができた。Q3でのアタックは2回ともうまくいき、またしてもトップチームのすぐ後ろの7番手からスタートすることになった。

 明日はまた風向きが変わるらしい。それによってレースが難しくなるかもしれない。明日確実にいい結果で締めくくれるように、今夜はしっかり準備に取り組む。両方のマシンが中団グループをリードする位置を確保したというのはいい兆候だし、チーム全員を祝福したい。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第19戦アメリカGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第19戦アメリカGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 最終的には満足している。僕らは予選でいい仕事をしたと思うからね。ただ、最後のラップで僕がミスをしたのが残念だった。
 FP1は好調だったが、FP2とFP3で苦労した。予選でまたリズムを見つけ出して、Q3最後のランでは0.3秒削るところまでいっていたのに、コースからはみ出してタイムを取り消された。

 僕らドライバーにとっては、トラックリミットを破ることを妨げるようなものが設置されているサーキットの方が好ましい。そうすればリミットを超えることはないからね。

 Q3最後のラップでは100分の数秒でも縮めようとしてプッシュする。それでこういうことが起きたんだ。

 1分32秒2は出せたんじゃないかと思う(注:予選5番手のルイス・ハミルトンのタイムは1分32秒321)。それでは上位グループには届かないけれど、それでもかなり近づくことができた。

 明日ソフトタイヤでスタートするなかで僕が一番前のグリッドになる。それが発進時のアドバンテージになって、ターン1への進入で何台か抜けるといいね。ビッグアクシデントを避けることができれば、トップ争いに加われるだろう。僕らはいつもレースペースが優れているからね。

 天候にも注目だ。今日より気温が上がれば、僕のタイヤはすぐにデグラデーションを起こしてしまうだろうが、ライバルたちも2ストップで行くことになる。明日の展開を見ていこう。

2019/10/29

ノリス「ペースは良かったのに、ピットストップの問題で周回遅れに」:マクラーレン F1メキシコGP日曜

 2019年F1第18戦メキシコGPの決勝レースが行われ、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は13位、ランド・ノリスはリタイアに終わった。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=13位

2019年F1第18戦メキシコGP決勝 カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第18戦メキシコGP決勝 カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 チーム全体にとって不満の残る午後になった。昨日の予選で強力な結果を出し、今日は素晴らしいスタートを切って4番手に滑り込むことができたのに、最初のピットストップ後に後退してしまったのがとても残念だよ。

 ハードタイヤが僕たちのレースを台無しにしてしまった。何が起きたのか、なぜハードタイヤでのスティントがあれほど苦戦したのか、詳細を分析する必要がある。オースティンはすぐなのだから、無駄にできる時間はない。僕たちは次の週末にさらに強力になって戻るために、集中して懸命な作業を続けていくよ。

ランド・ノリス 決勝=リタイア

ランド・ノリス(マクラーレン)
ランド・ノリス(マクラーレン)

 今回も本当に良いスタートを切り、最初の数コーナーも好調で、レッドブル1台とメルセデス1台よりも前に出ることができた。僕の第1スティントは順調で、トロロッソ勢よりも速いペースを出していたんだ。

 僕のピットストップの時、ホイールナットに問題があったようだけど、詳しいことはまだわからない。チームは安全策を取り、確認のためにすぐにマシンを止めて元の場所に戻したんだ。その結果、ほとんどの時間を周回遅れで走っていた。何度かブルーフラッグが出たことで、さらにレースが難しいものになった。マシンのいくつかのパラメータが限界値を超えていて、それ以上ダメージを負わないようにリタイアすることになってしまったんだ。