ノリスの記事一覧

2020/01/17

「F1はファンのためのもの」とマクラーレンCEOのブラウン。舞台裏を紹介するドキュメンタリー制作にも積極的

 マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、F1はファンがいなければ存在できないにもかかわらず、真の関心がどこに存在しているのかを忘れることがあると述べている。

 非常に洗練され、魅力的でエキサイティングなビジネスであるグランプリレースは、数十年にわたって最大限にその姿を誇示してきた。F1はしばしば閉じられた世界であるようにも見えるが、おそらくはそれも魅力の一部なのだろう。

 40年にわたってF1を率いてきた元最高権威者バーニー・エクレストンは、グランドスタンドが空席の状態でチームがレースを行い、一般公開はせずに、その様子を家にいる視聴者に向けて独占中継をするかたちになっていても完璧に満足だと認めたことがある。

 2017年にリバティ・メディアがF1を買収して以来、会場や家にいるファンたちはより多くの恩恵を受けられるようになった。それは商業権保有者のリバティ・メディアが、人々に対してF1をさらに開放するための努力を払ってきた結果である。ブラウンは、そのアプローチは継続される必要があるとしている。

「結局のところ競技はファンのためのものだ。すべてはファンから始まる」とブラウンは先週末のオートスポーツ・インターナショナル・ショーで語った。

「世界中にいる、新旧の素晴らしい大勢のファンたちがいなければ、レースのために資金を出すスポンサーを得ることはできない」

「F1は、我々が誰のためにすべてのことを行っているのかを忘れていることがあると思う。ときとして、我々自身のために行っていると感じることがある。我々はファンのためにやっているのだ」

 ブラウンの考えにより、マクラーレンはファンに門戸を開き、2017年にはアマゾンのドキュメンタリーシリーズ『Grand Prix Driver』をリリース。彼の指揮のもと、チームは公の場への露出を増やしていった。

 F1もマクラーレンの先例に倣い、2018年にはNetflixに独自のドキュメンタリーシリーズ『Drive to Servive』の製作を依頼した。率直に舞台裏を探るスタイルで、F1の人間的な面に光を当てたドキュメンタリーである。

 当然ながら、このシリーズはF1の内部の動きに対する興味深い洞察を提供したことで高い評価を受けた。

「これはスポーツ・エンターテインメントであるから、私としては、チームの内部をオープンにするのは非常に自然なことだと思う」とブラウンは主張した。

「私自身、ファンでいることがどのようなことか分かっている。F1で何が起きているのかを知ったり、ドライバーに会ったり、舞台裏を見たりするのが好きだ。だからファンからそうした体験を奪うのは大間違いだと思う」

「アマゾンでの配信を始めたときに、我々の方向性が変わった。そして当然のことながら、Netflixにも早い時期から参加していた」

「ランド(ノリス)とカルロス(サインツJr.)は昨年、ここ(オートスポーツ・インターナショナル)に来ていた。今日はランドが(ここに)来ている。ファンがいなければ、スポーツは成り立たない」

2020/01/14

【動画】マクラーレンF1新車MCL35の発表日を“うっかり漏らす”ノリス

 マクラーレンF1チームは、2020年型マシンMCL35を2月13日に披露することを明らかにした。チームのYouTubeでのライブ配信中にノリスが口を滑らせるという演出で日程が公表された。

2020/01/14

マクラーレンF1、2020年型MCL35の公開日を明らかに。ノリスが“リーク”

 マクラーレンが2020年に走らせるF1マシンMCL35の発表日が明らかになった。ドライバーのランド・ノリスがYouTubeのライブ配信中に口を滑らせた、という形での日程発表になった。

 13日、マクラーレンは公式YouTubeでのライブストリームを行い、ノリスがカメラを持ってチームの本部マクラーレン・テクノロジーセンターの内部を案内していた。スタッフがニューマシンの発表会についてのミーティングを行っているところに立ち入ったノリスは「2月13日だって聞いたよ。(マクラーレンのCEO)ザック(・ブラウン)から13日だって聞いた」と、数千人のファンが視聴中に発言。ミーティングの場は静まり返り、配信は突然終了した。

 ノリスがうっかり口を滑らせたという演出だったものとみられるが、その後、マクラーレンは正式にMCL35の発表会は2月13日に行われることを明らかにした。

2019年F1アブダビテスト1日目 ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1アブダビテスト1日目 ランド・ノリス(マクラーレン)

 現時点で新車発表の日程を明らかにしているのは以下の3チームだ。

■2020年F1新車発表会スケジュール
フェラーリ:2月11日
マクラーレン:2月13日
アルファタウリ:2月14日

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2020/01/08

マクラーレンF1首脳陣、サインツJr.とノリスを称賛「ふたりは未来のチャンピオンだと感じる」

 マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンは、カルロス・サインツJr.とランド・ノリスはF1世界タイトルを争える逸材だと考えており、ふたりがこの先何年もチームとともに戦い続けてくれることを望むと語った。

 マクラーレンは2019年にドライバーのラインアップを一新、シーズンを通してチームの情勢が好転した。

 サインツJr.は同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソからシートを引き継ぎ、ルーキーのノリスはサインツのチームメイトとして、ストフェル・バンドーンの後任となった。

 ふたりはバランスのとれた、うまく協働できるコンビであり、2019年のマクラーレンにコンストラクターズ選手権での145ポイントと4位のポジションをもたらした。25歳のサインツJr.はブラジルGPでチームの年間最高成績であり自身にとっても過去最高の3位を獲得した。

「彼らはずば抜けた仕事を成し遂げてくれた。まるで未来の世界チャンピオンの走りを見ているようだった」とブラウンは語る。

「F1で5年目に入ったカルロスは、見事なパフォーマンスを発揮した。彼は速く、ともに仕事をするうえで素晴らしい仲間だ。レーサーとして大きな力量を備えている」

「そしてランドは、イギリス人として最年少でF1ドライバーになったにもかかわらず、とてつもない成熟ぶりを見せてくれた」

「彼が速いことは分かっていたが、それだけでなく成熟した、経験豊富なF1ドライバーのような戦いぶりだった。さらにふたりが組み合わされると、ガレージであれコース上であれ、まるで魔法がかかったかのように力が増して見えた」

「ふたりは常にファンからの熱い応援を感じていたはずだ。我々は、そんな彼らとこの先何年もともに戦っていけることを期待している」

■「ふたりの仕事に対する姿勢がマクラーレン躍進の助けになった」とチーム代表

 マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルも、ブラウン同様ふたりの勢いある若手への賛辞を惜しまない。さらに、彼らが協調的なチームメイト同士であったことが、2019年のチーム躍進にとってきわめて重要だったとしてその意義を強調した。

「チームのメンバーから見ても、それ以外の人々から見ても、ふたりがうまく協力し合って仕事に取り組んでいることは明らかだ」とザイドルは述べている。

「ふたりは強い気迫を備えており、また同時に互いに対する寛容さをもって戦いに臨んできた」

「それがチームを前進させ、将来もっと速いマシンの開発につなげるためにも必要不可欠だということを、ふたりとも分かっている」

「マシンに乗った瞬間から、ふたりは互いに激しく競い合う。だが同時に、重要なのは両者の争いよりさらに大きな観点で見た戦いだ」

2019年F1第21戦アブダビGP カルロス・サインツJr.とランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第21戦アブダビGP カルロス・サインツJr.とランド・ノリス(マクラーレン)

「このスポーツにおいてドライバーたちは英雄だ。チームスタッフを含むすべての人々が彼らを尊敬している」

「ドライバーたちがチームの一員として戦いたいという強い意志、そしてチームへの信頼を示すなら、チームは日々、持てるものをすべて彼らに捧げるだろう」

「2019年にカルロスとランドがマシンの内外で見せたパフォーマンスは、チームが前進するうえで大きな原動力のひとつになっていた」

2019/12/26

自分に厳しいノリス「いい仕事ができなかったときには人から褒められたくない」

 マクラーレンF1のランド・ノリスは、パフォーマンスが自身の期待に届かなかった場合には激しく自己批判するといい、自分に厳しくする姿勢がドライバーとして改善していくうえで役に立つとの考えを示した。

 2019年、ノリスはF1で注目すべきルーキーイヤーを過ごした。49ポイントをチームにもたらしたほか、デビューしたてにもかかわらず、予選ではより経験豊富なチームメイトのカルロス・サインツJr.に対し11対10で勝利している。

 20歳のノリスの才能をファンが見逃すはずはなく、ファン投票で彼は“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた。ノリスは寄せられた称賛に感謝する一方で、自分のパフォーマンスは完璧には程遠いとも考えている。

 8位でフィニッシュしたブラジルGPで、彼はレース後に「ひどく遅かった」と認める言葉を無線で発したが、これは彼の典型的な自己批判の姿勢と率直さを表していた。

「ぼくは常に自分にとても厳しくしている」とノリスは『Top Gear』に語った。

「調子が悪かったときや、そうだったと皆が分かっているであろうときに、『良い仕事をしたね』と言われるのは嫌なんだ。人は元気づけようとして親切な言葉をかけてくれる。でも僕は現実的な人間だ。十分に良い仕事ができなかった場合は自分に満足することができないんだ」

「将来優れたドライバーになるために改善しようと思うなら、十分にいい仕事ができなかったときには自分自身に厳しくするべきだ。自分自身のために、それが一番いい方法だと思う」

「そうするとさらに熱心に取り組むようになるし、チームとも、よりうまく作業ができるようになる。それによって、次の予選とかその後のレースで、もっといい仕事ができるようになればいいなと思っている」

■多数のトラブルに見舞われた2019年シーズン

 ノリスは2019年、トラブルやさまざまな問題に何度も見舞われ、不運にも大量のポイントを逃してきた。ベルギーではほとんどの周回で5位を走りながら、最終ラップでエンジントラブルによりストップした。

 しかしノリスは、不本意な結果に終わっても、次のレースや、ましてや次のシーズンに落胆を持ち越すべきではないと分かっている。

「最初の数戦ではそれほど苛立ってはいなかった。でも、ポール・リカール、カナダ、スパ・フランコルシャンでトラブルが発生し、不満が募ってきた。問題に見舞われることが増えてきたからだ」

「トラブルはさらに続いたが、ある時点で、僕や周りの人たちが何かを変えたり影響を与えたりすることはできないのだと気づいた。僕たちのせいではない。時にトラブルは起こるものであり、ミスが出ることもある」

「少ないけれど簡単に水に流せるようなときもあったが、次に大きな問題が起こるとやはり苛立った。スパではベストリザルトを達成できるはずだった。メキシコではピット作業のミスがあった。そんな風に問題が起こり続けたが、僕は前に進むしかなかった。自分にできることは何もないからだ」

2019年F1第18戦メキシコGP決勝 タイヤ交換のミスでマシンを押し戻されるランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第18戦メキシコGP決勝 タイヤ交換のミスでマシンを押し戻されるランド・ノリス(マクラーレン)

「振り返ってみると、トラブルは多くのことを左右し、チャンピオンシップのポイントに影響した。ただ、全部ではないがその多くが僕の手の及ばないもので、僕が変えることはできないものだった」

「そうしたことについては忘れるしかない。次の年を迎えてから考えても仕方ないよ」

2019/12/15

マクラーレンF1のノリス、ファン投票で2019年シーズンの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』を獲得

 F1ファンは、ずば抜けた若い才能を識別する目を持っている。彼らはマクラーレンのランド・ノリスを、グランプリレースの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に選出した。

 F1は、ノリス、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボンらルーキーが互いに能力をアピールする一連の動画を制作し、ファンに対して最高の新人に投票するよう促していた。

 しかしノリスは76%という大差をつけてトップに立った。コース上での印象的なパフォーマンスはもちろんのことだが、コース外での彼の愉快な言動や、ソーシャルメディア上に頻繁に投稿されていたコンテンツも、間違いなく助けになったことだろう。

「彼は新鮮な風を吹き込んだし、本当に自分に正直だと思う」とマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは述べ、またノリスの成熟度についても強調した。

「あるセッションやラップについて、彼は我々よりも自分自身に対して批判的なことがある。しかしそれは、彼が常に上を目指していることを示しているのだ」

「19歳でそんな習慣を持つものなどそういないと思うかもしれない。鏡を覗き込んで、自分は19歳でF1のスーパースターになるんだと思うことだってできるかもしれない。けれども彼は天狗になってなどいない」

 ノリスのルーキーシーズンは、マクラーレンに49ポイントをもたらしている。彼のベストリザルトは、バーレーンGPとオーストリアGPで獲得した2度の6位フィニッシュだった。

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2019/12/13

マクラーレンF1のサインツ&ノリス、2020年型マシンのデビューに備え、シート合わせを完了

 マクラーレンF1チームのドライバーたちが2020年に向けてシート合わせを行い、本格的に休暇に入った。

 カルロス・サインツJr.は12月10日、2020年シーズンの準備としてマシンのシート合わせを済ませ、これからクリスマス休暇に入るとSNSでファンに報告した。12日にはマクラーレンが、ランド・ノリスがシート合わせを行ったことを明らかにした。

 マクラーレンはまだ2020年型F1マシンの発表日を明らかにしていない。2020年にブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)との提携関係を深める関係で、マシンカラーリングに何らかの変更を施す予定だと、CEOザック・ブラウンは述べている。

2019/12/11

満足のデビューシーズンを送ったノリス「F1にふさわしい実力があるかどうか、最初は自信がなかった」

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1での初シーズンに臨む際に、最初はF1で戦うだけの十分な実力が自分に備わっているかどうか確信を持てずにいたと明かした。

 ノリスは信頼性の問題から大きなポイントを失った場面もあったものの、印象強い1年目をドライバーズ選手権11位で締めくくっている。彼はチームに49ポイントをもたらし、マクラーレンのコンストラクターズ選手権4位獲得に貢献した。

 20歳のノリスは、チーム内の予選バトルにおいても、高い評価を受けるカルロス・サインツJr.に勝利している。

 しかし2019年の序盤には、モータースポーツ最高峰のF1でパフォーマンスを発揮するという任務の遂行に自信を持てずにいた、とノリスは言う。

「僕自身にとってもチームにとっても、シーズン全体の展開はとても喜べる内容だったと思う」と『Crash.net』にノリスは語った。

「シーズンを迎えた時、僕はどれだけやっていけるのかについてあまり自信が持てなかった。だから自分が間違っていたことを証明することができて、ある意味うれしい。良い仕事をし、さらに自信をつけ、ドライバーとして成長できたことに満足している」

 当初、ノリスは「単純に、自分に十分な実力があるか否か」を疑問に思っていたが、初戦の数レースが彼の疑念を和らげたという。

「マクラーレンにおいて、F1で4年を過ごしたドライバーに対抗して十分な速さを発揮できるかどうか分からなかった」とノリスは語った。

「それにF1では本当に多くの優れたドライバーたちと戦うので、毎回十分な仕事ができるのかどうかも分からなかった」

「自分自身をあまり信じることができずにいたが、オーストラリアとバーレーンの後では、すでにかなりの自信がついていた。ただ、この調子を保てるのかどうかは分からなかった」

2019/12/09

ここ一番の勝負強さはまるでアロンソ。マクラーレンを引っ張る存在に成長したサインツ【今宮純のF1アブダビGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回はF1最終戦アブダビGP編だ。
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☆ ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
予選=14番手/決勝=9位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 驚いた。スタートタイヤをウイリアムズ勢以外で彼だけがハード、金曜FP2ではミディアムを試していたのに(ガスリーがハード担当)。この選択と1ストップ戦略は難しかったはずだが40周ロングスティントをこなし9位へ。

 トロロッソの目標はランク5位争い、だがガスリーがいきなりランス・ストロール(レーシングポイント)に接触され最後尾に後退、ルノーとの8点差を2点ちぢめ6位決定(08年ベスト・タイ結果)。チームメイトが入れ替わった今シーズンにレギュラーとして9回入賞、3度目の表彰台も。

☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
予選=19番手/決勝=17位

2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 似たような結果に見えるが最後の健闘だ。1ストップ後に18周したオールド・ミディアムで50周目に自己ベストタイム13位を記録。体調不良が心配された週末も元気な走り、GP後の4日のタイヤテストでメルセデスに乗り込み、堂々トップタイム。速度次元が全く違うのに適応力を示した。

☆☆ ダニエル・リカルド(ルノー)
予選=8番手/決勝=11位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 終盤4戦連続入賞はならなかった。ここでは2020年シーズンのためのニューパーツ・テストを担当、PUトラブルなどもあり初日は16位。またもタイヤ温度問題を抱えたが土曜に大きくセッティングを変え、予選8番手はさすが。“オーバーテイク・マイスター”はセットアップ能力も持ち合わせているのだ。

☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選=7番手/決勝=8位

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 対サインツの予選で<11勝10敗>勝ち越した。何度も触れてきたが最年少20歳(11月13日に)ルーキーは、タイムアタック力がそなわっている。今年の新人3人でその部分が光る。ここでもセクターベストをしっかりそろえる7位。レース最終周の11コーナーでペレスとの真剣バトルに抜かれ、悔しさをむき出し(これもいいレッスン)。

☆☆ バルテリ・ボッタス(メルセデス)
予選=2番手~20番手グリッド降格/決勝=4位

2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福
2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福

 パワーユニットを2度交換して最後尾となるが今年最後の予選でセーブすることなくいった(気概を感じる)。このコース2本の直線で18周目まで“DRS機能停止”となり、メルセデスでもオーバーテイクは難しくなっていた。W10のストレートスピードは低く中団レベル、それでも5番手までポジションアップ。最後にルクレール(ソフトタイヤ)に仕掛けるもオールド・ハードでは果たせずに4位。誤解をおそれずに言えば今季のボッタスを象徴する結果に……。

☆☆☆ セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
予選=11番手/決勝=7位

2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 ポジションアップ・レースが今年は15戦。最終戦もその強みを発揮しノリスをとらえると、11コーナー・エントリーからインサイドラインの“フェイント”をかけ、すかさずアウトサイドに。フェアーで巧妙な『ベスト・パッシング』のひとつ。ノリスとのランク10位攻防に勝ち、またここで中間チームのトップでゴール。

☆☆☆ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
予選=4番手/決勝=3位

2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 鬼門となったセクター3、走り出しからSF90は直角ターンで入口アンダーステア傾向が見てとれた。それをなんとかしようとアプローチのアクセリングを修正し、使用ギヤを変え、それでもカーバランスは最終盤戦で最も厳しい状態だった。(マシンが)決まらないときこそ彼のドライビングセンスが表れる。

☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
予選=10番手/決勝=12位

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 177戦のこれが総結果。4位3回、5位9回、6位20回、7位18回、8位18回、9位12回、10位14回(入賞率53%は現役ドライバーでトップ10レベル)。表彰台3位を阻まれた相手は12年ベルギーGPがキミ・ライコネン、13年韓国GPがロマン・グロージャン、16年ベルギーGPがルイス・ハミルトン。彼らは去るヒュルケンベルグの力量を充分に知っている。

☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
予選=9番手/決勝=10位

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 ますます同郷の先輩、チームの先輩でもあるフェルナンド・アロンソのようなレースをやってみせている。最後のチャンス、最終周にヒュルケンベルグをとらえ10位1点を。この1点がドライバーズランク6位逆転の“大勝負”、そこに彼の勝負強さを見た。

 アロンソに似ているのはまだある。スタートに賭けオープニングラップで上がってくる技。接近戦では周囲を見切り、ラインワークをアドリブのようにチェンジ、空間認識能力が高い。自らのエラーは少なく今年3度のリタイアはメカニカル(PU)トラブル。担当エンジニア・メンバーとも密な“技術ミーティング”ができ、その気になれば自分でマシンを組み上げることもできるだろう。『ザ・マクラーレンズ2019』、ノリスとのコンビは進化途上にある。

☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
予選PP/決勝=1位

2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝
2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝

 プレッシャーから解放され、リラックスした6冠王だからこその6度目“グランドスラム”。ありったけのスピードをチームというよりも自分自身のために追求したのだろう。<ルイス・ハミルトン・ショー>のグランド・フィナーレ、アンコールはドーナツターン。旋回半径を見事なくらい正確に描いていた(!)。

☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選=3番手/決勝=2位

2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露
2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露

 何度もホンダPUの感触に関して無線で細かく言っていたのは、けしてネガティブ意味ではない。リアルタイムでコクピットから発する生コメントは、レース後のデブリーフィング会話と違う意味を持つ。

 聴く側のエンジニアグループは瞬時にリアル対応でき、それがデータとなって記憶保存され後日の“反省ミーティング“のテーマとなる。こうした流れがホンダ×レッドブルの初年度“アライアンス(協業)”を強化してきたのだ。再三TVにOAされる無線交信に、フェルスタッペン自身の進化と現体制への忠誠心をも感じた。

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2019/12/02

サインツJr、最終ラップでつかんだ選手権6位「このレースは一生忘れられない」:マクラーレンF1

 2019年F1アブダビGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は10位、ランド・ノリスは8位だった。サインツは、最終戦を迎えた段階で、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーと同点ながら、成績の差でひとつ下のランキング7位だった。しかしアブダビでガスリーがノーポイントに終わるなか、サインツはファイナルラップで10位に浮上、1ポイントをもぎ取り、選手権6位の座を確保した。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=10位
 文句なしだ! この週末の目標はドライバーズ選手権を6位で終えることで、それを実現できたのだから。決して楽なレースではなかった。どのスティントでもひどいトラフィックの中を走らされたし、ソフトタイヤでスタートしなければならなかったからだ。

 僕は2ストップの戦略を採った。そうするとトップ10でフィニッシュできるかどうか、微妙になることは承知していたが、1ストップではチャンスはないことも分かっていた。

 レース終了間際に何とか(ニコ・)ヒュルケンベルグに追いついて、最終ラップにオーバーテイクを決めることができた。あれは一生忘れられないだろうね。このシーズンに心から満足しているし、チームメンバーのひとりひとりに本当に感謝している。ありがとう!

2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影
2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影

ランド・ノリス 決勝=8位
 総じて言えば、無難なスタートを切って、いいレースができた。ソフトタイヤでのスティントの終盤は、少し苦戦してミスを犯し、派手なロックアップをやらかした結果、理想的なタイミングより早めにピットに入らなければならなかった。それでも、タイヤマネージメントに関しては、全体としていい仕事をしたと思う。

 いいバトルができたし、その必要がある時にはいいオーバーテイクもできた。レースを通じて僕が犯したもうひとつのミスは、最後に(セルジオ・)ペレスに抜かれてしまったことだ。彼は正々堂々と勝負してきたけど、正直なところを言えば、僕としては抜かれたことがとてもショックだった。決定的な勝負どころだったからね。

 長いシーズンだったけど、全体としては満足だ。クルマも大きく進歩して、そのおかげでいいレースができた。チームとして素晴らしい仕事をしたと思う。今から来シーズンが本当に楽しみだ。最高のルーキーシーズンを送らせてくれた、チームのみんなに感謝したい。

2019/12/01

F1最終戦アブダビGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1最終戦アブダビGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=10番手

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 10番手はまずまずの結果じゃないかな。3つのセッションすべてで、満足のいくアタックができた。序盤は少し苦労したけれど、マシンのフィーリングを追い求めながら、ベストを尽くした。

 昨日はうまくいかず、遅れを取ってしまったが、しっかり調子を取り戻した。昨夜から今日にかけて、パフォーマンスを探り出すことができたんだ。両方のマシンがQ3に進出できて、チームにとっていい予選になった。

 明日も接戦になるだろう。エキサイティングなレースになると思うよ。僕らはランキング5位をかけて戦っている。目標達成の可能性は十分あるよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=9番手

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 Q1とQ2はとてもうまくいっていただけに、9番手という結果にはとてもがっかりしている。Q3でもいいラップを走れると思っていたが、アウトラップが理想からは程遠いものだった。メルセデスやフェラーリも含めて(渋滞が起きて)厄介な状況になり、僕の最後のアタックが台無しになった。

 残念だよ。Q2のラップと同じようなタイムを出していれば楽に7番手になっていたはずだったのに。

 明日は厳しいレースになるだろう。早く気持ちを切り替えなきゃね。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=8番手

2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 今日の予選には本当に満足している。2台揃ってQ3に進出できたなんて最高だよね。金曜日は苦労したけど、そこから良い形で調子を取り戻した。何よりもそれを誇りに思う。

 これだけ大きな改善を果たすことができて、とても励みになる。昨夜懸命に作業をしてくれたチームの皆のおかげだ。

 接戦のなかでトップ10圏内に入れた。(ランキング)5位争いをしているプレッシャーはいくぶんあるけれど、これからやるべき仕事に取り組んでいく。今日は結果を出せた。明日も結果を出さなければならない。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 僕とカルロス(・サインツJr.)、そしてチームにとって良い予選だった。7番手だけど(バルテリ・)ボッタスのペナルティによって6番グリッドからスタートできるからうれしい。

 この2日間、とてもうまくいっていて、マシンの感触も全体的にかなりよかった。

 楽な予選でないことは分かっていたが、Q3進出という目標を達成することができた。倒そうと思っていた中団勢に勝ってこの位置をつかめたので、余計にうれしいよ。ポジションとしてはこれが最大の結果だ。いい形でシーズンを締めくくれるね。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 僕にとってはかなり平均的な予選だった。この結果にはあまり満足していない。
 Q1初めから苦労し、最大のパフォーマンスを発揮することができなかったので悔しく思っている。コンディションが難しく、路面がかなり滑りやすかったんだ。

 でもレースペースはまずまずだと思う。メルセデスはかなり速そうだから、レースでもてごわいだろう。バルテリは後方から順位を上げてくるはずだ。だからスタートは必ずうまく決めなければならない。

 デグラデーションがかなり高いため、大部分のドライバーがミディアムタイヤでスタートするだろう。そのなかでセブ(ベッテル)がソフトスタートなのが興味深い。

 全力を尽くしてレースを戦い、いい結果をつかみたい。

2019/11/20

マクラーレンF1が2014年以来の表彰台獲得も、ノリスは自身の苦戦に複雑な思い

 ランド・ノリスは日曜日にブラジルを離れる際に複雑な感情を抱いていた。彼はマクラーレンF1チームとカルロス・サインツJr.の表彰台フィニッシュについては喜んでいたが、ハードタイヤで挑んだ自身の中盤のスティントではスピードが出ず、パフォーマンスが台無しになったとして不満を抱いているのだ。

 サインツJr.はソフトからミディアムタイヤに変更するツーストップのタイヤ戦略を採り、グリッド最後尾から猛烈な追い上げを見せて4位でフィニッシュした。レース後、ルイス・ハミルトンがペナルティを受け降格されたため、サインツは3位に繰り上がった。これはサインツ自身にとってはF1初、マクラーレンにとっては2014年オーストラリアGP以来となる表彰台であり、ブラジルGPの大きな話題のひとつとなった。

 ノリスも、サインツJr.と同様のプランを採用していれば、すぐ後ろでフィニッシュできていた可能性がある。

 ノリスはオープニングスティントで勢いをつけて中団グループのただ中で戦い、順位を上げてトップ10内にやすやすと入った。しかし27周目でのハードコンパウンドへの変更は、ノリスを後退させることになってしまった。突如として彼は、いいペースを発揮できなくなってしまったのだ。

2019年F1ブラジルGPでのノリス
2019年F1ブラジルGPでのノリス

「チームとしては目標としていた多くのポイントを獲得できたし、特にカルロスはグリッド最後尾から4位まで上がるという、とても素晴らしい仕事をした」とノリスは語った。

「良いレースだったし、とても好調な場面もあった。ただ、ネガティブな面もあった。一番ネガティブだったのは、ハードタイヤでの中盤のスティントだ。僕はほとんどペースを出すことができなかった」

 今シーズン、マクラーレンMCL34は、ピレリの最もハード寄りのC1コンパウンドに苦戦することが多く、インテルラゴスも例外ではなかった。

「あのタイヤをまったく機能させることができていなかったように思う。厳しいスティントだった。ペースが少しも出なかったからね」とノリスは付け加えた。

「このことは調査をする必要がある。ピットでハードタイヤに履き替えるたびに、これが最も困難なタイヤになってしまう。一部のサーキットでは機能するけれどね」

 ノリスがミディアムタイヤに履き替えた後に導入された2度目のセーフティカーは、彼に有利に働いたようだ。

「それからは運が良かった。セーフティカーのおかげで、ミディアムに交換するためにまたピットストップした後に順位を上げることができた」

「カルロスは表彰台を獲得し、2台のマシンがともにポイント圏内に入った。今週末カルロスと僕のために懸命に仕事をしてくれた、コースとファクトリーのスタッフ全員が大きく報われたことになったね」

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2019/11/05

ノリス7位「リカルドには勝てなかったが、いいレースができた」:マクラーレン F1アメリカGP

 2019年F1アメリカGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は8位、ランド・ノリスは7位だった。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=8位
 チームとしていい仕事ができた。2台がポイント圏内でフィニッシュして、合計10ポイントを獲得できたのだから、みんな本当に良くやったと思う。僕個人に関して言えば、もう少し上へ行けたはずだと感じている。ただ、僕のレースはスタート直後のターン1でヒットされた時点で損なわれた。

 ピットに入ってハードタイヤに交換し、1ストップで行こうと決めたので、第2スティントがものすごく長くなったんだ。それでもペースはまあまあで、価値ある8位入賞を手にすることができた。総じて言えばポジティブな週末だったし、さらにいい成績を目指してブラジルへ向かうよ。

2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)の100戦目を祝うチーム
2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)の100戦目を祝うチーム

ランド・ノリス 決勝=7位
 チームにとっても、僕にとってもいいレースだった。スタートダッシュがうまく決まって、最初の2つか3つのコーナーを通過した時には5番手まで上がっていた。実際、スタートに関してはチームがいい仕事をしていて、僕らの長所のひとつだと思う。

 ただ、その後はタフなレースになった。特にソフトタイヤを履いた最初のスティントが厳しかった。タイヤの違いもあって、スティント後半はダニエル(・リカルド)に対して、かなりの苦戦を強いられたんだ。まあ、それはある程度まで予想できたことだけどね。

 第2スティントはハードを選んで、ピットストップ後はダニエルとの距離を縮めていった。最初はそのタイヤを最後まで持たせるつもりだった。彼はあまりプッシュしていなかったので、プレッシャーをかけて彼がミスをするのを待ち、そこで抜いてやろうと思っていた。でも、ダニエルはまったくミスをせず、ただペースをコントロールしているだけだった。だから、こっちは2ストップに切り替え、ピットに入ってミディアムに交換することにした。これが大正解だったね。少なくともこの第3スティントは、オーバーテイクも何度かできて、楽しいレースになった。ファクトリーとサーキットで熱心に働いてくれた人たちに、心から感謝したい。

2019/11/03

F1第19戦アメリカGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1第19戦アメリカGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=10番手

2019年F1第19戦アメリカGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第19戦アメリカGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

 今週末はマシンに強さを感じている。ここまですべてのセッションでトップ10に入っているんだ。思いどおりにプッシュできるから気持ちがいいよ。
 3戦連続で予選Q3に進出できたから、そのことを喜んでいいと思う。今日の自分のパフォーマンスには満足だし、チームとうまく協力し合って作業を進めていて、そのやり方もとてもいいと思っている。

 肝心なのは明日だから、(この2戦に続き)今回もポイントを獲得したい。それができればコンストラクターズ選手権での順位争いに役立つからね。

 金曜に試したシミュレーションではレースペースがよかった。でもマクラーレン勢は速いし、ルノー勢も強そうだ。明日はかなりタイトな戦いになりそうだね。

 メキシコと同様、ソフトコンパウンドでスタートするのはもちろん理想的でない。でもファーストスティントをうまく走れれば、ポイント獲得を十分狙えるはずだ。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=9番手

2019年F1第19戦アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第19戦アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 ここ数週間、予選で苦しんでいて、僕自身、自分のパフォーマンスに満足できずにいた。でも今日はかなりよくなったと思う。マシンから最大の力を引き出せたといっていい。明日は攻めていく。本気で上を目指していくよ。

 決勝をソフトタイヤでスタートする。レースを始めるのに最高のタイヤではないかもしれないが、それは仕方ない。グリッドのクリーンな側につくことができるので、スタートで順位を上げて、いいレースをしていくつもりだ。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=8番手

2019年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 まずまずの予選だった。Q1からQ2にかけて良い仕事ができたと思う。Q1では少し渋滞があって、2セット目のタイヤを使わなければならなかった。そのためにQ3では1セットしかタイヤが残っていなかったんだ。

 いつも2回目の走行の方がうまくいくから、Q3で1回しかチャンスがなくて苦労した。僕の前にいる全員が新品タイヤを2セット持っていたんだ。カルロス(・サインツJr.)が7番手で僕が8番手というのは、今日可能な最善の結果だったよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手

2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第19戦アメリカGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 素晴らしい予選だったよ! マシンから最大限の性能を引き出すことができた。Q3でのアタックは2回ともうまくいき、またしてもトップチームのすぐ後ろの7番手からスタートすることになった。

 明日はまた風向きが変わるらしい。それによってレースが難しくなるかもしれない。明日確実にいい結果で締めくくれるように、今夜はしっかり準備に取り組む。両方のマシンが中団グループをリードする位置を確保したというのはいい兆候だし、チーム全員を祝福したい。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第19戦アメリカGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第19戦アメリカGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 最終的には満足している。僕らは予選でいい仕事をしたと思うからね。ただ、最後のラップで僕がミスをしたのが残念だった。
 FP1は好調だったが、FP2とFP3で苦労した。予選でまたリズムを見つけ出して、Q3最後のランでは0.3秒削るところまでいっていたのに、コースからはみ出してタイムを取り消された。

 僕らドライバーにとっては、トラックリミットを破ることを妨げるようなものが設置されているサーキットの方が好ましい。そうすればリミットを超えることはないからね。

 Q3最後のラップでは100分の数秒でも縮めようとしてプッシュする。それでこういうことが起きたんだ。

 1分32秒2は出せたんじゃないかと思う(注:予選5番手のルイス・ハミルトンのタイムは1分32秒321)。それでは上位グループには届かないけれど、それでもかなり近づくことができた。

 明日ソフトタイヤでスタートするなかで僕が一番前のグリッドになる。それが発進時のアドバンテージになって、ターン1への進入で何台か抜けるといいね。ビッグアクシデントを避けることができれば、トップ争いに加われるだろう。僕らはいつもレースペースが優れているからね。

 天候にも注目だ。今日より気温が上がれば、僕のタイヤはすぐにデグラデーションを起こしてしまうだろうが、ライバルたちも2ストップで行くことになる。明日の展開を見ていこう。

2019/10/29

ノリス「ペースは良かったのに、ピットストップの問題で周回遅れに」:マクラーレン F1メキシコGP日曜

 2019年F1第18戦メキシコGPの決勝レースが行われ、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は13位、ランド・ノリスはリタイアに終わった。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=13位

2019年F1第18戦メキシコGP決勝 カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第18戦メキシコGP決勝 カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 チーム全体にとって不満の残る午後になった。昨日の予選で強力な結果を出し、今日は素晴らしいスタートを切って4番手に滑り込むことができたのに、最初のピットストップ後に後退してしまったのがとても残念だよ。

 ハードタイヤが僕たちのレースを台無しにしてしまった。何が起きたのか、なぜハードタイヤでのスティントがあれほど苦戦したのか、詳細を分析する必要がある。オースティンはすぐなのだから、無駄にできる時間はない。僕たちは次の週末にさらに強力になって戻るために、集中して懸命な作業を続けていくよ。

ランド・ノリス 決勝=リタイア

ランド・ノリス(マクラーレン)
ランド・ノリス(マクラーレン)

 今回も本当に良いスタートを切り、最初の数コーナーも好調で、レッドブル1台とメルセデス1台よりも前に出ることができた。僕の第1スティントは順調で、トロロッソ勢よりも速いペースを出していたんだ。

 僕のピットストップの時、ホイールナットに問題があったようだけど、詳しいことはまだわからない。チームは安全策を取り、確認のためにすぐにマシンを止めて元の場所に戻したんだ。その結果、ほとんどの時間を周回遅れで走っていた。何度かブルーフラッグが出たことで、さらにレースが難しいものになった。マシンのいくつかのパラメータが限界値を超えていて、それ以上ダメージを負わないようにリタイアすることになってしまったんだ。

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