マクラーレンの記事一覧

2019/12/15

マクラーレン、2020年に完全に新しいF1シミュレーターを導入

マクラーレンF1チームは、2020年に完全に新しいシミュレーターを導入する。 2019年をコンストラクターズ選手権4位で終えたマクラーレンは、新F1チーム代表のアンドレアス・ザイドルとトロロッソから加入したテクニカルディレクターのジェームス・キーという布陣で... 続きを読む

2019/12/15

マクラーレンF1のノリス、ファン投票で2019年シーズンの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』を獲得

 F1ファンは、ずば抜けた若い才能を識別する目を持っている。彼らはマクラーレンのランド・ノリスを、グランプリレースの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に選出した。

 F1は、ノリス、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボンらルーキーが互いに能力をアピールする一連の動画を制作し、ファンに対して最高の新人に投票するよう促していた。

 しかしノリスは76%という大差をつけてトップに立った。コース上での印象的なパフォーマンスはもちろんのことだが、コース外での彼の愉快な言動や、ソーシャルメディア上に頻繁に投稿されていたコンテンツも、間違いなく助けになったことだろう。

「彼は新鮮な風を吹き込んだし、本当に自分に正直だと思う」とマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは述べ、またノリスの成熟度についても強調した。

「あるセッションやラップについて、彼は我々よりも自分自身に対して批判的なことがある。しかしそれは、彼が常に上を目指していることを示しているのだ」

「19歳でそんな習慣を持つものなどそういないと思うかもしれない。鏡を覗き込んで、自分は19歳でF1のスーパースターになるんだと思うことだってできるかもしれない。けれども彼は天狗になってなどいない」

 ノリスのルーキーシーズンは、マクラーレンに49ポイントをもたらしている。彼のベストリザルトは、バーレーンGPとオーストリアGPで獲得した2度の6位フィニッシュだった。

2019/12/13

マクラーレンF1のサインツ&ノリス、2020年型マシンのデビューに備え、シート合わせを完了

 マクラーレンF1チームのドライバーたちが2020年に向けてシート合わせを行い、本格的に休暇に入った。

 カルロス・サインツJr.は12月10日、2020年シーズンの準備としてマシンのシート合わせを済ませ、これからクリスマス休暇に入るとSNSでファンに報告した。12日にはマクラーレンが、ランド・ノリスがシート合わせを行ったことを明らかにした。

 マクラーレンはまだ2020年型F1マシンの発表日を明らかにしていない。2020年にブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)との提携関係を深める関係で、マシンカラーリングに何らかの変更を施す予定だと、CEOザック・ブラウンは述べている。

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2019/12/12

マクラーレンF1 「3強チームと戦えるようになるのは2020年以降」

マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの3強チームと戦えるようになるには2020年まで待たなければならないと考えている。 2019年、マクラーレンは最も改善したチームであり、2012年以降のベストリザルトとなる... 続きを読む

2019/12/11

マクラーレンの空力責任者が離脱…ハースF1チームに移籍との見方も

マクラーレンで空力責任者を務めていたギヨーム・カテラーニがチームを離脱。ハースF1チームへの移籍が噂されている。 今年、マクラーレンはF1チーム代表としてポルシェのLMP1チームを率いていたアンドレアス・ザイドル、テクニカルディレクターとしてトロロッソ... 続きを読む

2019/12/11

マクラーレン躍進に貢献した空力部門責任者がハースF1に移籍か

 2019年のコンストラクターズ選手権を4位で終えたマクラーレンは、2012年の3位獲得以来最も成果を挙げたシーズンとなった。

 チームの成功の一部は、空力部門責任者であるギヨーム・カテラーニに負うところが大きい。しかし現在の彼は、マクラーレンを離れて他のチームで仕事をするため、“ガーデニング休暇”に入っている。

 カテラーニは現在のルノーであるロータスチームから、2014年にマクラーレンに加入した。カテラーニはローラでキャリアを始めた後、2006年から2012年までプジョーのル・マン・プロジェクトの空力責任者を務めた。

 カテラーニは、2019年を通して競争力のあるマシンを仕上げることに苦戦したハースに移籍すると噂されているが、ハース、マクラーレン双方ともコメントを発表していない。

 もしカテラーニがハース、もしくは他のF1チームに移籍する場合、彼はガーデニング休暇の期限が終わる約6カ月先まで待たなければならない。カテラーニが2020年のマシンに影響を与えることはあまりなさそうだが、新レギュレーション導入により、徹底的に異なる2021年仕様のマシンのデザインには着手できるだろう。

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2019/12/11

満足のデビューシーズンを送ったノリス「F1にふさわしい実力があるかどうか、最初は自信がなかった」

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1での初シーズンに臨む際に、最初はF1で戦うだけの十分な実力が自分に備わっているかどうか確信を持てずにいたと明かした。

 ノリスは信頼性の問題から大きなポイントを失った場面もあったものの、印象強い1年目をドライバーズ選手権11位で締めくくっている。彼はチームに49ポイントをもたらし、マクラーレンのコンストラクターズ選手権4位獲得に貢献した。

 20歳のノリスは、チーム内の予選バトルにおいても、高い評価を受けるカルロス・サインツJr.に勝利している。

 しかし2019年の序盤には、モータースポーツ最高峰のF1でパフォーマンスを発揮するという任務の遂行に自信を持てずにいた、とノリスは言う。

「僕自身にとってもチームにとっても、シーズン全体の展開はとても喜べる内容だったと思う」と『Crash.net』にノリスは語った。

「シーズンを迎えた時、僕はどれだけやっていけるのかについてあまり自信が持てなかった。だから自分が間違っていたことを証明することができて、ある意味うれしい。良い仕事をし、さらに自信をつけ、ドライバーとして成長できたことに満足している」

 当初、ノリスは「単純に、自分に十分な実力があるか否か」を疑問に思っていたが、初戦の数レースが彼の疑念を和らげたという。

「マクラーレンにおいて、F1で4年を過ごしたドライバーに対抗して十分な速さを発揮できるかどうか分からなかった」とノリスは語った。

「それにF1では本当に多くの優れたドライバーたちと戦うので、毎回十分な仕事ができるのかどうかも分からなかった」

「自分自身をあまり信じることができずにいたが、オーストラリアとバーレーンの後では、すでにかなりの自信がついていた。ただ、この調子を保てるのかどうかは分からなかった」

2019/12/10

マクラーレン、アンドレアス・ザイドルの手腕を絶賛「政治を排除した」

マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、新F1チーム代表のアンドレアス・ザイドルが2019年にチームから“政治”を排除したとし、その手腕を絶賛した。 ロン・デニスの退任劇のあとにマクラーレンに到着したザク・ブラウンは「キッチンに多くのシェフがいた」と当... 続きを読む

2019/12/10

マクラーレン、ツール・ド・フランスに参戦するチームを共同設立

マクラーレンは、ツール・ド・フランスを含めたトップレベルの自転車競技に参戦するチームを結成した。 F1に続き、来年からインディカーにフル参戦するマクラーレンは、バーレーン・メリダと共同でUCIサイクリングチーム『バーレーン・マクラーレン(Bahrain McLa... 続きを読む
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2019/12/10

マクラーレン、ツール・ド・フランスに参戦するチームを共同設立

マクラーレンは、ツール・ド・フランスを含めたトップレベルの自転車競技に参戦するチームを結成した。 F1に続き、来年からインディカーにフル参戦するマクラーレンは、バーレーン・メリダと共同でUCIサイクリングチーム『バーレーン・マクラーレン(Bahrain McLa... 続きを読む

2019/12/10

サインツJr.、2019年を振り返りマクラーレンF1への移籍が正しかったことを確信。「ランキング6位は何よりも望んでいたこと」

 カルロス・サインツJr.は、自身最高のF1シーズンとなった2019年は、マクラーレンへの移籍が正しかったことを証明したと語っている。

 サインツJr.は2015年にトロロッソからF1でのキャリアをスタートさせており、同チームでの最後のシーズンはルノーへと貸し出される形になっていた。しかしながらルノーがダニエル・リカルドを迎え入れることを決定したため、サインツJr.はチームとの長期に渡る関係を築くチャンスを逃している。

 こうした状況下でサインツJr.は、その後の活動について悩んでいた。最終的に、彼はホンダとのエンジンパートナーシップにより近年は低迷していたマクラーレンと契約を結んでいる。

 総合的に見て将来を約束するような兆候はなかったが、サインツJr.と新人ランド・ノリスによって持ち込まれた新たな活力が、2019年のチームに奇跡をもたらした。

 マクラーレンはコンストラクターズ選手権において4位を獲得。サインツJr.自身もドライバーズ選手権で6位となり、“トップ3以外での最高位”の座につけた。

 そのなかでサインツJr.はブラジルGPにおいてF1キャリア初の3位表彰台を獲得し、マクラーレンにとっても2014年以来初となるトップ3を達成している。

 25歳のサインツJr.によると、この結果は、冬の間の難しい決断を正当化する以上の意味合いを持つという

「マクラーレンに移籍したときに良い感触があったんだ。2018年末の状況が、あまり将来を約束するようには見えなかったとしてもね」と彼はF1公式サイトに対して語っている。

「多くのエンジニアたち、たくさんの人たちと会話をしてきた。このプロジェクトそのものが、ただ僕に良い感触を与えたんだ」

「それが好成績と関係があるのかどうかすら分からないけれど、そうした感触がすぐに結果に反映されていった。それにマクラーレンのアプローチの変更や、チーム構成の大きな変更もね」とサインツJr.は続けた。

「僕らは(チームの)ランキングで4位になり、しばらくぶりの表彰台を達成した。突如として、そうしたことが正しい動きだったように見えてきたんだ! (ドライバーズ)ランキングでの6位は、僕が何よりも望んでいたことだ」

「昨シーズンのブラジルGPをフィニッシュしたときのことを覚えている。そして、自分がチームで何を成し遂げられるのかなんて知らずにマクラーレンに行った。(今や)僕は自分のキャリアのなかで最も強力なシーズンを過ごしたし、マクラーレンにとっても久しぶりの強力なシーズンとなった」

「とても満足だよ」とサインツJr.は輝くような笑顔で言った。

「素晴らしい人々が非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮し、さらに前進しようというハングリー精神とモチベーションを持っているんだ。そういうところが見られて嬉しい」

 2015年から2017年までのホンダとの低迷期を経て、マクラーレンはルノーエンジンに支えられながら復活を遂げた。しかし、来シーズンは引き続きルノーエンジンを使用するものの、チームのパワーユニットは2021年にメルセデスのものに変更となる。

 この関係は、1995年から2014年にかけて、3度のドライバーズタイトルと1度のコンストラクターズタイトル、そして78勝を獲得した時期を思い起こさせるものだ。しかし、マクラーレンにはチャンスもあれど、まだリスクもあると言える。

2019/12/09

ホンダエンジンを失ったマクラーレンMP4/8をハッキネンが語る「素晴らしいクルマだが重大な欠点があった」

 1993年、ホンダエンジンを失ったマクラーレンの勝機は、ほぼないに等しかった。しかし、ホンダV12よりもコンパクトなフォードHBシリーズのV8エンジンをベースに開発されたMP4/8は、若干遅れ気味だった空力が一新され、さらにあの時代に適した“ハイテク”デバイスを満載して登場。

 参戦を渋っていたアイルトン・セナは、MP4/8のファーストインプレッションに懸け、全戦出走を決めた。彼のこの決断が結果的に、雨のドニントンの伝説を生むことになる。

 その一方で、セナの参戦で弾かれる格好になったのが、ロータスから移籍した若きミカ・ハッキネンだった。セナ、マイケル・アンドレッティがシートを占めたために、ハッキネンはテストドライバーとしてシーズンを過ごす以外に選択肢がなかった。しかし、ハッキネンは、テストドライバーとしての走り込んだ時間が無駄になったとは思っていなかった。

 毎号1台のマシンを特集し、そのマシンが織り成すさまざまなエピソードとストーリーを紹介する『GP Car Story』。最新刊のVol.30では、マクラーレンMP4/8を特集。このページでは、わずか3レースだけの出走となったが、年間通してMP4/8に情熱を注いだミカ・ハッキネンのインタビューを全文公開する。
※ ※ ※ ※ ※ ※ 

■こんな目に遭うなんて

──1993年に向けてマクラーレンへ移籍した経緯について聞かせてください。アイルトン・セナが契約しない可能性を期待していたのでしょうか?

ミカ・ハッキネン(以下ハッキネン):とてもエキサイティングな時期だった。まずF1まで上がってくることができたし、特にチームロータスでの2年目(1992年)には、ある程度の成績も挙げていた。その結果、ビッグチームの方から私に関心を示してくれるようになったんだ。

 そういうプロセスは今も昔も変わらない。あの頃、私のFAXには次々とメッセージが届き、毎日のように記録紙のロールを交換していた。まあ、実際にそれを読んで、内容を検討してくれたのはケケ(ロズベルグ)だけどね。

 ともあれ、複数のビッグチームから声が掛かるという願ってもないような状況で、あとはこっちがどこを選ぶか決めるだけだった。そして、チームの歴史と実績、当時のパフォーマンスといった観点で考えれば、レースには出られないかもしれないという大きなリスクがあっても、マクラーレンへ行くと決めるのは難しい判断ではなかった。

1993年にマクラーレンに移籍したミカ・ハッキネン
1993年にマクラーレンに移籍したミカ・ハッキネン

──実際のところ、あの年(1993年)にレースができると予想していましたか?
ハッキネン:ああ、そう思っていた。ロン(デニス)は、必ずマクラーレンでレースをさせると言っていたからね。

──それは「いずれは」という意味ですか、それとも「93年に」という意味でしょうか?
ハッキネン:うろ覚えだが、「93年にレースをさせる」と言われたような気がする。ロンはその後に起きることを予感していたのか、実際にそのとおりになった。

 だけど、最初はすごく複雑な気分だったよ。自分でマクラーレンへ行くと決めたとはいえ、いざレースに出られないという事実に直面したときには、「ああ、なんてこった。こんな目に遭うなんて」と思った。

──開幕戦にはセナが出る、と聞かされたのですね?
ハッキネン:そのとおりだ。現実を突きつけられて、本当にがっかりした。

──これでもう、自分のキャリアは終わりだと思いましたか?
ハッキネン:いや、そんなふうには考えなかったよ。そう受け止めたのは、どちらかと言えば外部の人たちだ。誰もがネガティブな反応をして、「終わったな。君のキャリアはこれまでだ」と言っていた。私としても、気持ちを強く持つのが難しかったのは確かだ。

 けれども、テストでは1周たりとも気を抜かず、いつも全力で走っていた。当然、現場の人たちにはそれがちゃんと分かっていたし、データやレポートを通じて、私のパフォーマンスはチーム全体に伝えられていた。

 テストチームと仕事をしていると、メカニックたちが「本当は君がレースに出るべきだ。うちのドライバーのひとりを降ろして、君が乗るべきだよ!」と言ってくれて、とてもうれしかった。ロンも一時は、レースで3台を走らせられないかと動いてくれたようだけど、それは実現しなかった。

──あなたはすべてのレースに帯同していたのですか?
ハッキネン:いや、そうでもない。その場にいれば、私がつらい思いをすることをロンは知っていて、例えばテストであるとか、ほかの仕事を与えてくれていた。

──モナコとハンガリーでポルシェ・スーパーカップに出場し、どちらも優勝していますね。
ハッキネン:モナコGPの週末に、突然ロンに「ここでポルシェのレースに出たいか?」と尋ねられた。きっと私を気の毒に思ったのだろう。私は「もちろん」と答えたよ。

 モナコのフリープラクティスでは、なかなかいいタイムが出なくて、「何かがおかしい。前回から何かを変えた?」と聞いてみた。ABSシステムを交換したと言うので、それを元に戻してもらったが、やはりタイムは良くならない。

 そこで今度は、1番速いドライバーは誰かを尋ねて、そのドライバーが各コーナーを何速ギアで走っているかを教えてもらった。すると、私がそのドライバーより低いギヤで回っているコーナーが、ふたつほどあることが分かったんだ。そして、そこで使うギヤを変えると、すぐに私が最速になり、レースでも勝てた。ロンも喜んでいたよ!

ポルシェ・スーパーカップに出場するミカ・ハッキネン。きっちり優勝するのはさすが
ポルシェ・スーパーカップに出場するミカ・ハッキネン。きっちり優勝するのはさすが

■攻めたエストリル

──セナと知り合って、どんな印象を受けましたか?
ハッキネン:とにかくスゴい人だったよ。アイルトンが、ひとまず(F1キャリア初期の)私は脅威にはならないと判断してからは、友達とは言わないまでも、いい関係を保って互いに十分な敬意を払っていた。

 だが、チームメイトになった途端、彼の態度は「この若造は、いったいどこの馬の骨だ」と言わんばかりになったんだ。そういう点では本当に傲慢だった。まあ、こっちは若いテストドライバーで、向こうはワールドチャンピオンだったし、そういう態度によって強くなれるということもあるだろう。

 ご存知のように、その後、私がコース上で彼と争うようになり、ポルトガルで彼を苦境に立たせたところで、アイルトンはようやく目を覚ました。真剣に向き合わないと、滑稽に見えるのは自分の方であることを理解したんだ!

──マイケル・アンドレッティは脅威にはならず、セナは110%で走る必要はなかったのでしょうか?
ハッキネン:そういうことになるね。

──アンドレッティとの交代を知らされたのは、いつのことだったか覚えていますか?
ハッキネン:思い出せない。だが、マイケルはブラジルやドニントンで大きなアクシデントを起こしていて、ほかにもクラッシュが多かった。だから、いずれはロンが彼に電話をして、「辞めてもらう」と伝えることになるだろうと思っていた。

──ポルトガルGPへ向かうあなたのモチベーションは、とても高かったに違いありませんね。
ハッキネン:もちろんさ。プレッシャーもなく、ただ自分の仕事をすればよかった。クルマについては、もう100%知り尽くしていて、すぐに限界領域で走らせることができた。

──クルマの仕上がりは良かったのですか?
ハッキネン:ああ。だけど、ポールポジションは獲れなかった。どんなに好調でもウイリアムズより遅いという事実は、私たちの競争力不足をあらためて証明するものだった。

 レースではクラッシュしてしまった。スタートはうまく決まって、アイルトンには抜かれたが、彼に対しては何の抵抗もしなかった。マクラーレンに来て初めてのレースで、チームメイトと絡んでクラッシュなんて絶対に避けたかったから「どうぞお先に」と思ったんだ。

 レースはまだ先が長く、何が起きるか分からなかった。私は(ジャン)アレジのフェラーリの後ろを走っていたが、彼はストレートがとても速くて、どう頑張っても簡単に引き離されてしまった。

 そこで私は、少しずつリスクを取って、最終コーナーを攻め始めた。こっちは旋回時間の長いコーナーで稼ぐしかないからだ。そして、私はほんの少しだけ縁石に乗りすぎた。そこではまだ大丈夫だったのだが、縁石の向こうの地面に大きな穴があり、クルマが宙に舞い上がって、私のレースはそこで終わった。

■本当にいいクルマだった

──MP4/8はどんなクルマでしたか?
ハッキネン:素晴らしいクルマだった。その点に疑問の余地はない。ただ、限界まで攻め込むと、高速コーナーでも低速コーナーでも中速コーナーでも、ハンドリングの重大な欠点が表面化した。

 トラクションコントロールやアクティブサスペンションがあって、一時はオートマチックギヤボックスも搭載されていたが、その一方でいくつかの問題も抱えていたんだ。前向きな姿勢を忘れず、ノンストップで開発を続けても、どうしても私が望んだレベルまで仕上げることはできなかった。

 その問題が未解決だったために、完璧に仕上がったクルマと比べると、ひとつのコーナーで0.1秒くらいは失っていたかもしれない。どんなコーナーでも遅いのだから、原因は私のドライビングでもなければ、アクティブサスペンションや空力のセットアップの問題でもなかった。

──アクティブサスペンションのセットアップは難しかったのでしょうか?
ハッキネン:いや、あのアクティブは複雑なものではなかった。ただ単純にクルマの何かが間違っていたんだ。私としては、あのクルマは空力面に難があって、本来のパフォーマンスを引き出せなかったように感じている。

 もちろん、使っていたエンジンのパワーを考えると、ダウンフォースを削らざるを得なかったのは確かで、それも問題のひとつではあった。

──フォードHBエンジンは、あなたがロータス時代に使ったのとおなじタイプでしたね。
ハッキネン:そのとおり。とてもいいエンジンだったけど、相手がルノーとなると、まるで勝ち目はなかった。

──ランボルギーニエンジンのテストカーは、どんな印象でしたか?
ハッキネン:信じられなかったよ。狂ったように高回転まで吹け上がり、悲鳴のような音を発して、すごくパワフルなんだ。ただ、パワーがあるエンジンには大きな冷却系が必要だったり、燃費が悪かったり、大量にオイルを食ったりといった弱点があるものだ。

 実際、そういうエンジンはたくさんあった。あのエンジンはとても軽くて、その部分ではランボルギーニがいい仕事をしていたけど、前後方向に長いのが難点だった。それでもパワーがあるから、燃料が満タンでも強烈に加速した。コスワースのエンジンは、満タンにするとストレートでの加速がどうしようもなく遅かったんだ。

 いまだによく覚えているが、ランボルギーニエンジンのクルマは、燃料が重い状態でべケッツを抜けるときにもはっきりと加速Gを感じて、こいつはスゴいぞと思った。そして、その先のハンガーストレートで、派手にブローアップしたんだ(笑)。

──振り返ってみて、MP4/8というクルマは、あなたにとっていい思い出と言えますか?
ハッキネン:本当にいいクルマだった。それは間違いないよ。ただ、シャシーのバランスにちょっとした問題があって、イライラさせられることもあった。あのクルマでは相当な距離を走り込んだ。

 そして、問題を解消するために、テスト走行の後には夜遅くまで話し合い、バラストの位置や燃料タンクの構造を変えて、重量配分を調整したりした。

 いまになって思うと、空力を根本的に見直せば、違う結果が得られたかもしれない。ともあれ、私が多くの情熱を注いだ、思い出深いクルマであることは確かだね。
※ ※ ※ ※ ※ ※ 

 お届けしたミカ・ハッキネンへのインタビューのほか、マイケル・アンドレッティやアイルトン・セナの再録インタビューなども掲載。

 また、ニール・オートレイ筆頭にアンリ・デュラン、パット・フライ、パディ・ロウといった技術陣のインタビューも収録している。レギュレーション的に大きな縛りがなく、技術者たちのやりたいことができた時代に、彼らがいかに楽しんで開発していたのかが、インタビューから感じ取れるだろう。

 そして、選手権的には敗者であるはずにもかかわらず、全員が口をそろえてMP4/8を誇りに思っていることに、このクルマがマクラーレンの歴史のなかでもいかに“優秀”であったかを再確認できるはずだ。

『GP Car Story Vol.30 McLaren MP4/8』は全国書店やインターネット通販サイトで発売中。

MP4/8を特集したGP Car Story Vol.30の詳細と購入はこちらまで
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2019/12/09

ここ一番の勝負強さはまるでアロンソ。マクラーレンを引っ張る存在に成長したサインツ【今宮純のF1アブダビGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回はF1最終戦アブダビGP編だ。
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☆ ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
予選=14番手/決勝=9位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 驚いた。スタートタイヤをウイリアムズ勢以外で彼だけがハード、金曜FP2ではミディアムを試していたのに(ガスリーがハード担当)。この選択と1ストップ戦略は難しかったはずだが40周ロングスティントをこなし9位へ。

 トロロッソの目標はランク5位争い、だがガスリーがいきなりランス・ストロール(レーシングポイント)に接触され最後尾に後退、ルノーとの8点差を2点ちぢめ6位決定(08年ベスト・タイ結果)。チームメイトが入れ替わった今シーズンにレギュラーとして9回入賞、3度目の表彰台も。

☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
予選=19番手/決勝=17位

2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 似たような結果に見えるが最後の健闘だ。1ストップ後に18周したオールド・ミディアムで50周目に自己ベストタイム13位を記録。体調不良が心配された週末も元気な走り、GP後の4日のタイヤテストでメルセデスに乗り込み、堂々トップタイム。速度次元が全く違うのに適応力を示した。

☆☆ ダニエル・リカルド(ルノー)
予選=8番手/決勝=11位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 終盤4戦連続入賞はならなかった。ここでは2020年シーズンのためのニューパーツ・テストを担当、PUトラブルなどもあり初日は16位。またもタイヤ温度問題を抱えたが土曜に大きくセッティングを変え、予選8番手はさすが。“オーバーテイク・マイスター”はセットアップ能力も持ち合わせているのだ。

☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選=7番手/決勝=8位

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 対サインツの予選で<11勝10敗>勝ち越した。何度も触れてきたが最年少20歳(11月13日に)ルーキーは、タイムアタック力がそなわっている。今年の新人3人でその部分が光る。ここでもセクターベストをしっかりそろえる7位。レース最終周の11コーナーでペレスとの真剣バトルに抜かれ、悔しさをむき出し(これもいいレッスン)。

☆☆ バルテリ・ボッタス(メルセデス)
予選=2番手~20番手グリッド降格/決勝=4位

2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福
2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福

 パワーユニットを2度交換して最後尾となるが今年最後の予選でセーブすることなくいった(気概を感じる)。このコース2本の直線で18周目まで“DRS機能停止”となり、メルセデスでもオーバーテイクは難しくなっていた。W10のストレートスピードは低く中団レベル、それでも5番手までポジションアップ。最後にルクレール(ソフトタイヤ)に仕掛けるもオールド・ハードでは果たせずに4位。誤解をおそれずに言えば今季のボッタスを象徴する結果に……。

☆☆☆ セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
予選=11番手/決勝=7位

2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 ポジションアップ・レースが今年は15戦。最終戦もその強みを発揮しノリスをとらえると、11コーナー・エントリーからインサイドラインの“フェイント”をかけ、すかさずアウトサイドに。フェアーで巧妙な『ベスト・パッシング』のひとつ。ノリスとのランク10位攻防に勝ち、またここで中間チームのトップでゴール。

☆☆☆ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
予選=4番手/決勝=3位

2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 鬼門となったセクター3、走り出しからSF90は直角ターンで入口アンダーステア傾向が見てとれた。それをなんとかしようとアプローチのアクセリングを修正し、使用ギヤを変え、それでもカーバランスは最終盤戦で最も厳しい状態だった。(マシンが)決まらないときこそ彼のドライビングセンスが表れる。

☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
予選=10番手/決勝=12位

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 177戦のこれが総結果。4位3回、5位9回、6位20回、7位18回、8位18回、9位12回、10位14回(入賞率53%は現役ドライバーでトップ10レベル)。表彰台3位を阻まれた相手は12年ベルギーGPがキミ・ライコネン、13年韓国GPがロマン・グロージャン、16年ベルギーGPがルイス・ハミルトン。彼らは去るヒュルケンベルグの力量を充分に知っている。

☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
予選=9番手/決勝=10位

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 ますます同郷の先輩、チームの先輩でもあるフェルナンド・アロンソのようなレースをやってみせている。最後のチャンス、最終周にヒュルケンベルグをとらえ10位1点を。この1点がドライバーズランク6位逆転の“大勝負”、そこに彼の勝負強さを見た。

 アロンソに似ているのはまだある。スタートに賭けオープニングラップで上がってくる技。接近戦では周囲を見切り、ラインワークをアドリブのようにチェンジ、空間認識能力が高い。自らのエラーは少なく今年3度のリタイアはメカニカル(PU)トラブル。担当エンジニア・メンバーとも密な“技術ミーティング”ができ、その気になれば自分でマシンを組み上げることもできるだろう。『ザ・マクラーレンズ2019』、ノリスとのコンビは進化途上にある。

☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
予選PP/決勝=1位

2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝
2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝

 プレッシャーから解放され、リラックスした6冠王だからこその6度目“グランドスラム”。ありったけのスピードをチームというよりも自分自身のために追求したのだろう。<ルイス・ハミルトン・ショー>のグランド・フィナーレ、アンコールはドーナツターン。旋回半径を見事なくらい正確に描いていた(!)。

☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選=3番手/決勝=2位

2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露
2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露

 何度もホンダPUの感触に関して無線で細かく言っていたのは、けしてネガティブ意味ではない。リアルタイムでコクピットから発する生コメントは、レース後のデブリーフィング会話と違う意味を持つ。

 聴く側のエンジニアグループは瞬時にリアル対応でき、それがデータとなって記憶保存され後日の“反省ミーティング“のテーマとなる。こうした流れがホンダ×レッドブルの初年度“アライアンス(協業)”を強化してきたのだ。再三TVにOAされる無線交信に、フェルスタッペン自身の進化と現体制への忠誠心をも感じた。

2019/12/04

サインツ、最終ラップの争いが映されず不満「多くのファンが数多くのバトルを見逃している」

 マクラーレンF1のカルロス・サインツは、F1アブダビGPの決勝レースで壮絶な戦いを見せた。ドライバーズランキング6位をつかみ取ったのは、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグを追い抜いて10位入賞を決めた最終ラップでの見事な走りだったが、その場面がテレビで中継されることはなかった。

 2019年に、マクラーレンはサインツが安定した戦いをしてくれたおかげで、コンストラクターズ選手権で久々の上位復活(4位)を果たすことができた。F1パドックのほぼ全員が彼の成績を称賛する一方、評論家たちは、彼がレースでの一貫性やテクニックをシーズンを通して保っていたことを特に強調した。

 しかし、コース上でそういった才能や負けん気の強さを発揮しているにもかかわらず、F1中団グループのトップドライバーとしてのサインツ自身や、ひいては中団グループ全般の様子がテレビに映し出される機会は、なぜか非常に限られている。

 実際に、F1パドックではしばしば、今シーズンのサインツは見事な戦いを続けているはずなのに、テレビ画面では一度も見たことがない、などと冗談などを言われてきた。

 アブダビGP決勝が行われた12月1日のヤス・マリーナ・サーキットでも状況はおなじだった。最終戦では年間ドライバーズランキングにおける、熾烈な6位争いが予想されるというニュースは事前に十分広まっていたにもかかわらず、サインツが最終ラップでの巧みな走りからその座をつかんだ瞬間は、見事なまでに中継には映っていなかった。

「そのことについてあまり話すつもりはないよ」と、戸惑いを隠せないサインツは語った。

「でも、おそらく多くの人が、ランキング6位の座をかけた中団でのバトルが行われることをレースウイークの期間中に話をしていたはずだと思う」

「しかもその争いが最終ラップの、最終コーナーにまで持ち越されていたというのに、テレビで放送しなかったんだ!」

「ランキング6位をめぐるバトルの行方について、みんながこれほど盛り上がっていたのに、終わってみたらテレビでは放送されていなかった。不思議なことだよ」

 これより少し前、第15戦シンガポールGPでも、やはりサインツを含む4人による中団でのスリリングな争いがテレビの中継に取り上げられなかった。このときはマクラーレンが、テレビでの露出時間の短さに関する質問をF1に提出している。

「この件について、我々はF1と複数回の話し合いを行っている」と、マクラーレンのスポンサーシップマネージャーを務めるダニエル・マキューアンは語った。

「これはドライバーたちや、チームのパートナーたちにとって重要な問題だ。我々は問題を改善し、メディアでの認知度を高めるために、F1との作業を続けている」

 サインツは、中団グループの全ドライバーがテレビ露出の少なさには不満を持っていると代弁したうえで、ハースF1のロマン・グロージャンからはテレビ画面を分割してコース上の複数個所で起きているバトルを同時に見せればよい、とする提案が出ていることも明かした。

「このことについては、僕はずっと批判的に発言をしてきたし、中団のドライバーたちもみんな不満を抱えていると思う」とサインツ。

「多くのファンが、先頭集団ではなく中団グループで戦っているドライバーたちが繰り広げている、数多くのバトルを見逃していることになるんだ」

2019/12/03

マクラーレン | F1アブダビGP 決勝レポート&2019年総括

マクラーレンは、F1アブダビGPの決勝レースで、ランド・ノリスが8位、カルロス・サインツが8位でレースを終えた。 今季、マクラーレンはカルロス・サインツが96ポイントを獲得してランキング6位、ランド・ノリスは49ポイントを獲得して11位でシーズンを終了。コン... 続きを読む
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2019/12/03

マクラーレンF1、MCL35のカラーリングは「インパクトの強いものになる」

マクラーレンF1チームのCEOを務めるザク・ブラウンは、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とのスポンサーシップ強化によって2020年F1マシン『MCL35』のカラーリングは“インパクト大”なものになると語る。 マクラーレンは今年初めにBATとスポンサー契約を... 続きを読む

2019/12/03

マクラーレンF1、BATとのパートナーシップを継続。2020年はインディカーでも提携へ

 マクラーレンとブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は商業上の提携を2020年も延長する予定であり、多国籍タバコ企業であるBATは、F1においてマクラーレンと共にブランディング認知の拡大に取り組む。

 今年2月、マクラーレンはBATの企業変革および潜在的にリスクを低減した商品ポートフォリオを軸としていくプログラム、“A Better Tomorrow”のプロモーションをサポートするために、同社とスポンサー契約を締結した。

 マクラーレンとBATの契約関係が強化されることで、来年のマシンには視認性の高い新サイドポッド、ハロ内部、フロントウイングのロゴ掲載スペースを含む、ブランドの露出の大幅な増加があると見られる。

「我々は、BATと共に最初のシーズンで成功を収めた後に、同社とのパートナーシップの強化を発表できることを嬉しく思う」とマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは語った。

「BATの企業変革計画はこのパートナーシップの軸として残っており、また技術とイノベーションについて我々が共に焦点を当てていることも同様だ。2020年、そしてそれ以降も共に提携を継続することを楽しみにしている」

「我々は2019年シーズンの終わりに到達するにあたって、BATの継続的支援に感謝している」

 マクラーレンとBATの関係性はF1を超えたものになりそうだ。というのも、BATは2020年シーズンのインディカーシリーズにおいて、アロウ・マクラーレンSPと提携するからだ。

 BATのチーフマーケティングオフィサーを務めるキングスレー・ウィートンは、「我々のパートナーシップは新しいカテゴリーのビジネスと共に、我々の旅路を加速する真のグローバルマーケティングとイノベーションの基盤となる。我々の顧客、株主、社会、従業員に対してより良い明日を作り出すことに集中する」と語った。

「私は特に、2020年にマクラーレンが40年ぶりにインディカーシリーズに復帰する計画に協力することに興奮している」

「17戦のカレンダーは、我々の地理的拡大とビジネス上の優先事項と非常に良く合っているのだ」

2019/12/02

サインツJr、最終ラップでつかんだ選手権6位「このレースは一生忘れられない」:マクラーレンF1

 2019年F1アブダビGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は10位、ランド・ノリスは8位だった。サインツは、最終戦を迎えた段階で、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーと同点ながら、成績の差でひとつ下のランキング7位だった。しかしアブダビでガスリーがノーポイントに終わるなか、サインツはファイナルラップで10位に浮上、1ポイントをもぎ取り、選手権6位の座を確保した。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=10位
 文句なしだ! この週末の目標はドライバーズ選手権を6位で終えることで、それを実現できたのだから。決して楽なレースではなかった。どのスティントでもひどいトラフィックの中を走らされたし、ソフトタイヤでスタートしなければならなかったからだ。

 僕は2ストップの戦略を採った。そうするとトップ10でフィニッシュできるかどうか、微妙になることは承知していたが、1ストップではチャンスはないことも分かっていた。

 レース終了間際に何とか(ニコ・)ヒュルケンベルグに追いついて、最終ラップにオーバーテイクを決めることができた。あれは一生忘れられないだろうね。このシーズンに心から満足しているし、チームメンバーのひとりひとりに本当に感謝している。ありがとう!

2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影
2019年F1第21戦アブダビGP マクラーレンチームが記念撮影

ランド・ノリス 決勝=8位
 総じて言えば、無難なスタートを切って、いいレースができた。ソフトタイヤでのスティントの終盤は、少し苦戦してミスを犯し、派手なロックアップをやらかした結果、理想的なタイミングより早めにピットに入らなければならなかった。それでも、タイヤマネージメントに関しては、全体としていい仕事をしたと思う。

 いいバトルができたし、その必要がある時にはいいオーバーテイクもできた。レースを通じて僕が犯したもうひとつのミスは、最後に(セルジオ・)ペレスに抜かれてしまったことだ。彼は正々堂々と勝負してきたけど、正直なところを言えば、僕としては抜かれたことがとてもショックだった。決定的な勝負どころだったからね。

 長いシーズンだったけど、全体としては満足だ。クルマも大きく進歩して、そのおかげでいいレースができた。チームとして素晴らしい仕事をしたと思う。今から来シーズンが本当に楽しみだ。最高のルーキーシーズンを送らせてくれた、チームのみんなに感謝したい。

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2019/12/01

F1最終戦アブダビGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1最終戦アブダビGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=10番手

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 10番手はまずまずの結果じゃないかな。3つのセッションすべてで、満足のいくアタックができた。序盤は少し苦労したけれど、マシンのフィーリングを追い求めながら、ベストを尽くした。

 昨日はうまくいかず、遅れを取ってしまったが、しっかり調子を取り戻した。昨夜から今日にかけて、パフォーマンスを探り出すことができたんだ。両方のマシンがQ3に進出できて、チームにとっていい予選になった。

 明日も接戦になるだろう。エキサイティングなレースになると思うよ。僕らはランキング5位をかけて戦っている。目標達成の可能性は十分あるよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=9番手

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 Q1とQ2はとてもうまくいっていただけに、9番手という結果にはとてもがっかりしている。Q3でもいいラップを走れると思っていたが、アウトラップが理想からは程遠いものだった。メルセデスやフェラーリも含めて(渋滞が起きて)厄介な状況になり、僕の最後のアタックが台無しになった。

 残念だよ。Q2のラップと同じようなタイムを出していれば楽に7番手になっていたはずだったのに。

 明日は厳しいレースになるだろう。早く気持ちを切り替えなきゃね。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=8番手

2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 今日の予選には本当に満足している。2台揃ってQ3に進出できたなんて最高だよね。金曜日は苦労したけど、そこから良い形で調子を取り戻した。何よりもそれを誇りに思う。

 これだけ大きな改善を果たすことができて、とても励みになる。昨夜懸命に作業をしてくれたチームの皆のおかげだ。

 接戦のなかでトップ10圏内に入れた。(ランキング)5位争いをしているプレッシャーはいくぶんあるけれど、これからやるべき仕事に取り組んでいく。今日は結果を出せた。明日も結果を出さなければならない。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 僕とカルロス(・サインツJr.)、そしてチームにとって良い予選だった。7番手だけど(バルテリ・)ボッタスのペナルティによって6番グリッドからスタートできるからうれしい。

 この2日間、とてもうまくいっていて、マシンの感触も全体的にかなりよかった。

 楽な予選でないことは分かっていたが、Q3進出という目標を達成することができた。倒そうと思っていた中団勢に勝ってこの位置をつかめたので、余計にうれしいよ。ポジションとしてはこれが最大の結果だ。いい形でシーズンを締めくくれるね。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 僕にとってはかなり平均的な予選だった。この結果にはあまり満足していない。
 Q1初めから苦労し、最大のパフォーマンスを発揮することができなかったので悔しく思っている。コンディションが難しく、路面がかなり滑りやすかったんだ。

 でもレースペースはまずまずだと思う。メルセデスはかなり速そうだから、レースでもてごわいだろう。バルテリは後方から順位を上げてくるはずだ。だからスタートは必ずうまく決めなければならない。

 デグラデーションがかなり高いため、大部分のドライバーがミディアムタイヤでスタートするだろう。そのなかでセブ(ベッテル)がソフトスタートなのが興味深い。

 全力を尽くしてレースを戦い、いい結果をつかみたい。

2019/11/30

マクラーレン、ホンダのF1エンジンで成功しているレッドブルを祝福

マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、自分たちが拒絶したホンダのF1エンジンで成功を収めているレッドブルを祝福した。 マクラーレンは2015年にホンダをF1に復帰させ、かつて黄金時代を築いたマクラーレン・ホンダでトップに返り咲くことを期待したが、1... 続きを読む

2019/11/30

マクラーレン、ブリティッシュ・アメリカン・タバコとの提携強化を発表

マクラーレンとブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、2020年に商業パートナーシップを拡大。マクラーレンの2020年F1マシン『MCL35』ではBATのブランディングが増加する。 マクラーレンは今年初めにBATとスポンサー契約を締結。タバコ企業の変革とリスク... 続きを読む
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2019/11/29

F1ランキング4位確定のマクラーレン、最終戦ではドライバーズ選手権に集中。サインツがホンダ勢と6位を争う

 マクラーレンF1チームは、2019年最終戦アブダビGPで好結果を出してシーズンを最高の形で終えたいと考えている。前戦ブラジルGPではカルロス・サインツJr.が3位入賞を果たした。

「アブダビは素晴らしい開催地だし、シーズンの終幕を祝うのには完璧なところだ」とサインツJr.は語る。

「レースは夕方に始まり、終わるころには夜になっていて、照明の下でフィニッシュすることになる。毎年そうだが、これは面白い挑戦だ」

「コンストラクターズ選手権4位は確定しているけれど、ポジティブなシーズンを良い形で締めくくるためにも、両方のマシンで多くのポイントを獲得したいと思っている」

2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)が3位を獲得
2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)が3位を獲得

「このシーズンを最高の状態で終えたい。最後のレースではまだたくさんの戦いが残されている。簡単なことではないにしても、僕はドライバーズ選手権を6位で終えるために戦っていく。週末に向けて徹底的に準備してきたので、良いレースができる自信があるよ」

 3人のドライバーがドライバーズランキング6位をめぐって激しく戦っている。サインツJr.は最終戦を前に95点を獲得し、ランキング7位。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも同点だが成績の差で6位が与えられている。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは84点で8位に続いている。

 マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、2019年最後のレースでドライバーズ選手権においていい結果を出したいと語った。

「我々は最高潮の状態で、この年を終えたいと思っている」とザイドルは語った。

「シーズンを通して順調に進歩してきた。このままの調子で最終戦に挑みたい。コンストラクターズ選手権の順位は確定しているので、今はドライバーズ選手権で可能な限り上位をつかむことを目指している」

「カルロスは6位争いができる位置につけているし、ランド・ノリスも今週末、順位を上げられる可能性がある。我々チームの情熱とモチベーションは少しも低下していない。シーズン最後の1周まで戦うことを楽しみにしている」

2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.、ランド・ノリス
2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.、ランド・ノリス

 ノリスは現在ランキング11位。10位のセルジオ・ペレスとは1ポイント差、12位のキミ・ライコネンとは2ポイント差とかなりの接戦になっている。

「今年F1にデビューして、シーズンを通して最高の経験をしてきた。メルボルンで開幕して以来、とてもたくさんのことを経験できたと感じている」とノリスは語った。

「良く知っているサーキットでシーズンを終えるのはとてもうれしい。ここで昨年のFIA-F2で表彰台を獲得し、2018年のオフシーズンテストを走って一年を締めくくった」

「とても面白いサーキットだ。レースを常に活性化するようなユニークな特徴がいくつかある。エキサイティングな週末になることを楽しみにしているし、今年最後のレースに自分の全力を注ぐよ」

2019/11/28

マクラーレン、ブリティッシュ・アメリカン・タバコとの契約を拡大へ

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、2020年にマクラーレンとのスポンサー契約を延長し、F1だけでなくインディカーにまで拡大すると報じられている。 今年、フェラーリのスポンサーであるフィリップモリス(マールボロ)とBATが行った喫煙の代替を促進... 続きを読む

2019/11/28

マクラーレン 「F1ブラジルGPでの表彰台はモチベーションを与えた」

マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルが、2019年のF1世界選手権の最終戦アブダビGPにむけて意気込みを語った。 マクラーレンは、今季のF1コンストラクターズ選手権でベスト・オブ・ザ・レストとなる4位を獲得。前戦ブラジルGPでF1初表彰台を... 続きを読む
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2019/11/27

スペイン人ライターのF1便り:地獄の底から“フォーミュラ1.5”まで這い上がったマクラーレン

 スペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアのモータースポーツコラム。2019年シーズンは大きく飛躍したマクラーレン。以前の低迷から抜け出すきっかけとなった要因を語る。
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2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 先日のF1第20戦ブラジルGPで、マクラーレンのカルロス・サインツJr.はチームにとってほぼ6シーズンぶりとなる表彰台を獲得。マクラーレンはコンストラクターズ選手権で4位の座を確保した。これまでマクラーレンがトップ3につけたのは、2014年のオーストラリアGPでのことで、ケビン・マグヌッセンが2位、ジェンソン・バトンが3位を獲得した時だ。

 それ以降、状況はかわり、マクラーレンはフェラーリ以外のすべてのエンジンマニュファクチャラーと協業してきた。皮肉なことに、チームは2021年からのメルセデスとの新契約にたどり着くまでに、非常に長い道のりを辿ってきた。いまのマクラーレンは、中団チームのトップ……いわゆる“フォーミュラ1.5”の頂点に位置しているのは明らかだ。

 F1.5のコンセプトは、現在すべてのF1チームが優勝を目指して戦えていないことを指している。理由は簡単で、中団チームが実際にメルセデス、フェラーリ、レッドブルに挑戦し、脅威を与えることが不可能だからだ。しかしながらマクラーレンは、この状況を打破し、“トップ3”チームに加わることができるチームになろうとしている。マクラーレンは2018年に基礎を築いた後、2019年に真に生まれ変わったのだ。だがF1で2番目に成功したチームのマクラーレンが、復活した鍵は何だったのだろうか?

 まず第一に、もちろんエンジンが変わったことだ。マクラーレンはホンダとはうまくいかなかった。時代は変わっており、マクラーレン・ホンダがシーズンを席捲した1988年のようにはいかなかった。優れたシャシーとエンジンだけでは十分ではない。ふたつの要素が適切に合致しなければ、連携はうまく機能しない。

 ルノーは、そのパワートレインが特に優れているわけではなかったものの(ルノーのエンジンは実際には2019年のエンジンのなかで最も非力だという声もある)、マクラーレンにとってより楽な相手だった。マクラーレンがメルセデスエンジンへの再度の切り替えを終えたら、状況は非常に興味深いことになるだろう。

 そしてふたつ目はドライバーだ。2018年までレギュラードライバーだったフェルナンド・アロンソは、チームにネガティブな影響を与えていた。アロンソは優れたドライバーだが、彼の才能と世間へのイメージが、マクラーレンが再建途中にあるにもかかわらず、チームに対するメディアの注目を引きつけ過ぎてしまったのだ。

 アロンソのようなベテランドライバーに代わり、2019年はハングリーな若手ふたりのドライバーを擁したことで、メディアの関心は減り、チームは必要な余裕を持つことができた。

2019年F1第20戦ブラジルGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第20戦ブラジルGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 そしてドライバーとそのハングリー精神について言えば、サインツとランド・ノリスは、彼らのハードワーク、野心的な目標、明らかな才能によって、ウォーキングに新たな風を吹き込んだ。また、ふたりのドライバーは良い仕事上の関係を築いており、環境の向上に貢献している。アロンソがインタビューに現れ、すべての予選セッションでストフェル・バンドーンを打ち破ることを全員に思い出させていた頃とは非常に対照的だ。

 また、マクラーレン成績向上のもうひとつの大きな理由が、MCL33よりMCL34の方が競争力のあるパッケージとなっていることを、公平に指摘しておくべきだろう。チームは2018年の早い段階で、将来のチャンスをものにするため、翌年のマシンに集中していた。現在の状況を見る限りその戦略はうまくいっているようだ。

 これは、パット・フライ、アンドレア・ステラ、最近ではジェームズ・キーといった優秀な人材を抱える技術チームの仕事のおかげでもある。チーム代表に就任したアンドレアス・ザイドルのことも付け加えるべきだろう。彼は元々ポルシェ・モータースポーツ全体を率いることになっていた。それにもかかわらず、マクラーレンを“救う”ために、その非常に魅力的なポジションを諦めたのだ。

 ザイドルにマクラーレンを救えるかどうかは時間が経てば分かるだろうが、その兆候は非常にポジティブなものだ。ザイドルのリーダーシップは人気があり効率的でもあるので、マクラーレンファンに希望を取り戻すだろう。

 2019年シーズンのマクラーレンは優れた仕事をしており、これまで行われた20戦中15戦でポイントを獲得している。またそのうち7戦で2台ともトップ10内のフィニッシュを果たしている。

 実際のところ、コンストラクターズ選手権4位という成績は、2012年以来のベストリザルトなのだ。ほとんどのレースにおいて、マクラーレンのマシンは中団チームのなかで最高であることは間違いなく、最終結果は予測可能だった。サインツのブラジルGPでの表彰台は、通常の出来事というわけではなかったかもしれない。フェラーリの同士討ちやハミルトンの接触&ペナルティなどレース終盤の混乱によってサインツがトップ3に入ることができたからだ。

 マクラーレンからは競技面で学ぶべきことがある。実際チームはマシンから最大の性能を引き出すことができている。F1ではチームがチャンスを逃すところをよく目にするが(ハースは大抵そうだ)、ここがマクラーレンに感銘を受ける部分だ。

 チームがより優れた取り組みを行ってきているのは間違いない。しかし私は、アロンソの存在がチームの状況を難しくしていたということを思い出さずにはいられない。同じことが以前のフェラーリでも起きていたのではないだろうか?2007年のマクラーレン、さらにWECトヨタにおいても……。アロンソが偉大なドライバーであることに間違いはない。だがザク・ブラウンがマシンに乗せたいと思うタイプの人間ではないと思う。ではサインツとノリスは?私は彼らがトップで戦うところを楽しみにしている!

2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.、ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第20戦ブラジルGP カルロス・サインツJr.、ランド・ノリス(マクラーレン)

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