メルセデスの記事一覧

2020/01/21

トト・ヴォルフとローレンス・ストロールがメルセデスF1チームを買収?

メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフとレーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールが、ブラックリーの現メルセデスF1チームの買収に動いていると報じられている。 メルセデスは親会社であるダイムラーで13年間CEOを務めたデ... 続きを読む

2020/01/20

「メルセデスのF1エンジンにライバルが追いつけなかったのは想定外」

F1の最高技術責任者を務めるパット・シモンズは、メルセデスのライバルメーカーたちが、メルセデスとのF1エンジン性能のギャップを縮めるためにかかった時間に驚いていると語る。 2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以来、メルセデスはタイトルを6連覇... 続きを読む

2020/01/20

ボッタスがアークティック・ラップランド・ラリーに出場、9位を獲得

 メルセデスF1チームのバルテリ・ボッタスが、フィンランドでのアークティック・ラップランド・ラリーに出場、一時は大きく遅れをとったものの、9位を獲得した。

 ボッタスは2019年に同ラリーに初挑戦、フォード・フィエスタで走り5位という結果を出した。2020年はPHスポーツでエントリー、2016年型シトロエンDS3 WRCカーをドライブした。

 序盤は好調だったボッタスだが、金曜最終ステージで木に衝突し、順位を落とした。土曜に挽回し、8位に浮上したものの、最終的には9位でイベントを終えた。

 ボッタスは2021年も同ラリーに参戦すると述べている。

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2020/01/20

F1 | アストンマーティンとしてF1グリッドに並ぶのは現メルセデス?

アストンマーティンの買収が報じられているローレンス・ストロールが、実際には舞台裏でメルセデスのファクトリーチームを引き継ぐ準備を進めており、そこにはトト・ヴォルフも関わっていると報じられている。 メルセデスが2021年以降もF1を継続するかはまだ非常... 続きを読む

2020/01/19

多忙を極めるメルセデスF1代表、自己管理のカギは睡眠とマインドフルネス瞑想

 トト・ウォルフは、メルセデスF1チーム代表として多くの仕事と責任を抱えている。47歳の彼には、ファクトリーやサーキットで何時間でも過ごす体力があるが、その生活を支えているのは、十分な睡眠だという。睡眠は良い仕事をするために極めて重要なものだとウォルフは考えている。

「睡眠は回復のために最も重要なものだ」とウォルフは『Grand Prix Plus』に語った。
「私は厳格な習慣に従って生活している。たとえば、最低8時間の睡眠をとっている。難しいことではない。規律を守ればいいだけのことだ」

「上海での話だが、私は(ウイリアムズの副代表)クレア・ウイリアムズと(CEOの)マイク・オドリスコルと夕食をともにしていた。午後10時半になった時、私はこう言った。『どうもありがとう。夕食は素晴らしかったし話ができてとてもよかった』とね。そして私はベッドへ向かったのだ」

2019年F1日本GPでコンストラクターズタイトル獲得を祝うメルセデスのウォルフ代表、ハミルトン、ボッタスら
2019年F1日本GPでコンストラクターズタイトル獲得を祝うメルセデスのウォルフ代表、ハミルトン、ボッタスら

 ウォルフはまた、毎日マインドフルネス瞑想を行っているとも明かした。現在、瞑想を推奨する大手企業が増えつつあり、マインドフルネス瞑想とは、その瞬間に意識を集中することで脳を休ませる方法のことだ。

「朝、シャワーを浴びる時に瞑想ができる。2分の間、水が身体のどこにどのようにあたっているか、それはどのような感覚か、どのような香りか、どのように肩を流れていくかを感じ、身体が感じる水の感触に2分間集中するのだ。そうすることで、思考が明晰になる」

「呼吸や身体など、ひとつのことだけに集中するのが重要だ。それほど時間のかかることではない。だが他の考え事が浮かんできて、感覚を維持できないこともある」

「朝食や他のことを考えてしまうこともあるが、そのあとは水に集中を戻すのだ」

2020/01/18

7連覇目指すF1王者メルセデス、2020年型マシン『W11』の発表&シェイクダウンのスケジュールを公表

 F1チャンピオンチームであるメルセデスが、2020年型マシンの発表日を明らかにした。2019年までコンストラクターズおよびドライバーズタイトルの6連覇を果たしているメルセデスは、2020年、7年連続でのダブルタイトル獲得を目指す。

 メルセデスは2月14日、シルバーストンでニューマシン『W11』のシェイクダウンを行う。公式テスト前にコースデビューを果たし、新車のシステムチェックを行う計画だ。走行は観客やメディアを招かずに非公開で行うものの、後にSNSなどを通して画像や動画が公開される予定となっている。

2019年F1第20戦ブラジルGP予選日 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年型メルセデスW10に乗るルイス・ハミルトン

 メルセデスがシェイクダウンを行う14日には、トロロッソ/アルファタウリ・ホンダもニューマシンの発表を行うことが明らかになっている。

■2020年F1新車・体制発表会スケジュール
フェラーリ:2月11日
ルノー:2月12日
マクラーレン:2月13日
アルファタウリ・ホンダ:2月14日
メルセデス:2月14日

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2020/01/18

F1 | メルセデス、2020年F1マシン『W11』を2月14日にシェイクダウン

メルセデスF1チームは、2020年F1マシン『W11』のシェイクダウンを2月14日にシルバーストーンで実施することを発表した。 2020年、メルセデスは、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとともにハイブリッド時代におけるダブルタイトル... 続きを読む

2020/01/14

ボッタス、単年契約の重圧がのしかかるも「ハミルトン以外のチームメイトが欲しいとは思わない」

 メルセデスのバルテリ・ボッタスは、チームメイトのルイス・ハミルトンに勝つことは難しいと認めつつも、ハミルトン以外のチームメイトが欲しいとは思わないと明かした。

 30歳のボッタスは、2019年シーズンについて、F1における彼の最高の年だったと語っている。ボッタスは4戦で優勝し、11回の表彰台を獲得した。しかしその一方でハミルトンは11勝し、ドライバーズランキングにおいてボッタスに87ポイントの差をつけた。

「2019年は新たな強みとエネルギーを見出すことができた」とボッタスはフィンランドの放送局『MTV』に語った。

「まだ時間をかけて態勢を整えなければならないけれど、物事はすでに始まっている。基本的には、今もマシンに乗り込む準備ができているよ。僕のパフォーマンスはまだ絶頂期を迎えていないからね」

 2020年にボッタスはメルセデスで4年目のシーズンを迎えることになる。以前のシーズンと同様に、彼にはたった1年の契約しかない。そのためボッタスには、翌年も契約を更新できるようパフォーマンスを発揮しなければならないプレッシャーが常にのしかかっている。

「ミスはすべてなくさなければならない。2019年はミスのせいでポイントを失ったこともあったけれど、以前よりもいっそう勢いがあるし、これからもあるだろう。その点については間違いないよ」

 1月7日に35歳の誕生日を迎えたハミルトンとメルセデスとの契約は、2020年末までとなっている。ハミルトンはほぼメルセデスとの契約を更新することになりそうだ。というのも、シャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンがそれぞれフェラーリとレッドブルで長期の新契約を結んだからだ。

 ボッタスは自分自身のことに集中するとともに、ハミルトンからも学ぶと『F1 Racing』に語った。

「自分自身の道を歩み続ける必要がある。でもチームメイトから学ぼうとしないなんてばかげたことだ。それ(チームメイト)がルイス・ハミルトンの場合は特にそうだ。彼が何かやっていることを見るチャンスがあればいつもそうしている。それがドライビングであれ、セットアップであろうとね」

「僕たちのチームがとてもオープンなのは嬉しいことだ。両方の側から議論ができる」

「彼がチームメイトでいるのは良いことだよ。彼をコース上で打ち負かすのは僕にとって難しい仕事だが、彼以外のチームメイトが欲しいとは思わない。この世界で簡単に何かを望むようなことはしない」

2020/01/14

「ハミルトンがメルセデスからフェラーリに移籍すべき理由はひとつもない」と元F1ドライバー

 元F1ドライバーのデイビッド・クルサードは、6度のチャンピオン獲得経験を持つルイス・ハミルトンは現在のメルセデスとの契約が終了した後も同チームに残留すると見ており、2021年のフェラーリ移籍はないと考えている。

 2019年終盤、ハミルトンがフェラーリの首脳陣と顔を合わせたという報道がなされ、メルセデスとの契約が2020年末で期限を迎えた後、ハミルトンがどういう選択をするのかについて、憶測が広がっている。

 ハミルトンのF1でのキャリアは終盤に差し掛かっているだけに、彼が新たに大きな挑戦に乗り出す場面を見たいというファンも多く、そういう思いによって推測が煽られている部分もある。

 ハミルトンがチャンピオンチームを離脱し、この10年以上タイトルから遠ざかっているチームへと移籍する可能性は低いように思える。ただし、メルセデスのチーム代表トト・ウォルフが2021年にチームを離れるというようなことがあった場合、状況は変わってくるだろう。

 しかしながらクルサードは、今後も現状が維持され、ハミルトンは新たな記録を築くべくメルセデスとの強固な関係を続けていくと見ている。

「ルイスが(メルセデス以外の)他のチームへ行くなんてことは考えたこともない」と、クルサードは『Autosport International Show』で語った。

「確かにフェラーリと話はしているだろうが、彼はずっとメルセデスと過ごしてきた。どうしてその関係を壊す必要があるだろうか」

レース後、ハミルトンにインタビューするクルサード
レース後、ハミルトンにインタビューするクルサード

 84回のF1優勝経験を持つハミルトンは現在、競技生活と私生活のバランスがうまくとれており、そのため金銭的な条件はもはや重要ではないと、クルサードは考えている。

「人生において、他国での展開を求める者もいるが、ルイスは英語が通じるテリトリー、つまりアメリカとイギリスでの生活を楽しんでいると思う。アメリカで楽しみ、イギリス(に拠点を持つメルセデス)でレースをする」とクルサードは付け加えた。

「フェラーリのような、強い愛着と感情が伴うチームのシートを彼が必要としているとは思えない。それにフェラーリのバッヂが、幼児期から彼の心に刻み込まれているとも思えない。では何のために移籍するというのだ? 金か? それならいくらでも持っている」

 13度のグランプリ優勝経験を持つクルサードは、ハミルトンが最終的には、あと数シーズンをメルセデスで過ごすと信じている。

「彼があと数年はメルセデスで過ごす可能性の方が高いと私は感じる。そうなれば、間違いなくF1の黄金時代が築き上げられるのだから」と、チャンネル4のコメンテーターを務めるクルサードは締めくくった。

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2020/01/12

オーストラリア森林火災に心を痛めるハミルトン、5500万円を野生生物保護団体等に寄付

 6度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、オーストラリアの野生生物保護団体と、国内で大規模な森林火災の危機と戦う地元消防隊を支援するため、50万ドル(約5500万円)を寄付することを明らかにした。

 ハミルトンは、ソーシャルメディアを通して、森林火災のためにオーストラリアの人々や動物、自然が被害を受けていることに心を痛めているとして、自身が寄付を行うことを発表、人々にもそれぞれ可能な支援に動くよう呼びかけた。すでにオーストラリア出身のダニエル・リカルドは寄付を行い、寄付金を集めるための取り組みも開始しており、今後、他のF1ドライバーや関係者が後に続くことになるかもしれない。

 2019年秋に発生した森林火災は、高温と風、長期にわたる干ばつに拍車をかけられ、年末には危機的状況に至り、ビクトリア州とニューサウスウェールズ州が災害に直面している。

 住民、土地、家屋、野生生物に甚大な被害がもたらされ、死亡者も出ている。野生生物の天国といわれるカンガルー島では、強風が火勢を増幅し、3分の1が焼け跡と化したと報じられている。

「オーストラリアの森林火災が国中の人々や動物に及ぼしている被害を見ると、心が痛む」とハミルトンはツイッターに投稿した。

「僕は50万ドル(約5500万円)を動物、野生生物ボランティア、そして地元の消防隊支援のために寄付することを約束する。もしできるけどまだしていない人がいたら、寄付をしてほしい」

 ハミルトンは寄付を呼びかける投稿をインスタグラム上で繰り返した。

「オーストラリアで10億匹以上の動物が罪もないのに逃げ場を失い、苦しんで死んでいったことを知り、ひどく悲しんでいる」とハミルトンは投稿のなかで述べた。

「皆さんもご存じのとおり、僕は動物が大好きだ。これまでに無防備な動物たちが多数命を落とし、絶滅に近づいている種もあることを、嘆き悲しまずにはいられない」

「僕は頻繁にオーストラリアを訪れていて、あの国がいかに美しいかを直接知っている。オーストラリアの人たちがくじけないよう、応援したい」

「被災地の中心で活動しているオーストラリアの人たちと話す機会があった。彼らのやっているすべてのことについて称賛の気持ちで一杯になった」

「僕たちが地球に与えている影響について、一緒に考えてみてほしい。小さな変化を一緒に起こしていこう。そして家族や友達にも同じことをするように促そう。そうすれば僕たちが進んでいく方向を変える助けになる」

「僕は50万ドル(約5500万円)を『WIRES Wildlife Rescue』と『WWFオーストラリア』、そして『Rural Fire Services』を支援するために寄付をする。もしできるけどまだしていない人がいたら、寄付をしてほしい。少しのことでも役に立つんだ」

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It saddens me deeply to know that over 1 billion animals in Australia died a painful death, no way out, not their fault. My love of animals is no secret and I can’t help but grieve for the defenceless animals thought to have died so far, pushing certain species closer to extinction. I’m lucky enough to visit Australia often and I know first-hand how beautiful the country is. Keep fighting Australia. I’ve spent some time speaking to people in Australia who are working at the heart of this and I’m filled with admiration for everything they are doing. I implore you to join me in thinking about the impact we are having on our planet. Let’s work together to make small changes, and encourage our family and friends to do the same, so we can help shift the direction we’re going in. I’m donating $500K to support @wireswildliferescue @wwf_australia and the Rural Fire Services. If you are able and haven’t already, you can donate too. Every little helps. Animals: @wireswildliferescue @wwf_australia Rural Fire Services: @nswrfs @cfavic @rfbaq @dfes_wa @cfsfoundation #TasmanianFireService #PrayingForAustralia

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2020/01/10

「フェルスタッペンがこれほど早くレッドブル残留を決めるとは思わなかった」元F1ドライバーが驚き示す

 元F1ドライバーで現在Sky Sportsの解説者を務めるマーティン・ブランドルは、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングとの契約延長をこれほど早く決めたことに驚いたと語った。また、フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが長期的な残留を決めたことにより、ルイス・ハミルトンの2021年以降の選択肢は減ったが、それでも移籍の可能性はゼロではないとの考えを示した。

 7日、レッドブルはフェルスタッペンとの契約を2023年末まで延長したことを発表した。2019年末にはフェラーリがシャルル・ルクレールと2024年までの契約を結んだことを明らかにしており、こうした動きが、メルセデスとハミルトンのプランに影響を与えることは間違いない。

 メルセデスとハミルトンおよびバルテリ・ボッタスとの現在の契約は2020年末までとなっている。

2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「フェルスタッペンのニュースを聞いて、私は『メルセデスの短期・中期プランはどうなるのだろう』と思った」とブランドルはSky Sportsに対して語った。

「フェルスタッペンかルクレールのどちらかがメルセデスに加入するかもしれないと私は考えていた」

「今の勢いを考えれば、メルセデスは少なくともあと2、3年は最高レベルのマシンを作るに違いない。それならなぜふたりは彼らと契約しなかったのだろう」

■「ハミルトン&ルクレールのラインアップもあり得る」とブランドル

 ハミルトンは2021年以降の活動について決めるのを急いでいないと述べている。2019年末にはフェラーリ移籍の可能性があるという推測が持ち上がったものの、ハミルトンはメルセデスファミリーの一員でいたいというコメントを繰り返している。

「(フェルスタッペンとルクレールの契約延長によって)ルイスの選択肢は減った。それでも彼はたくさんの切り札を持っている」とブランドルは言う。

「ルイスがこの2チームのどちらかに行く可能性がゼロになったわけではない」

「レッドブルに関してはないかもしれないが、フェラーリでハミルトンとルクレールのラインアップが形成されるという考えは妨げられない。ただ、実際にメルセデス・ベンツとの長期契約にまだサインをしていないのであれば、ルイスの選択肢が減ったことは間違いない」

「クリスマスの前に(椅子取りゲームの)音楽が止まり、皆がすでに椅子に座ってしまった可能性がある。まだ明らかにされていないニュースがあるのかもしれない」

「2020年より後の契約についての発表は、私が予想しているよりも早く行われた。マックスは、2020年シーズンの数戦を戦って、レッドブルがチャンピオンを狙えるマシンを作ったかどうかを確認してから検討するものと、私は考えていた」

「予想より早く状況が固まりつつある。他に水面下で何が起きているのか、興味深い」

2020/01/10

「フェルスタッペンがこれほど早くレッドブル残留を決めるとは思わなかった」元F1ドライバーが驚き示す

 元F1ドライバーで現在Sky Sportsの解説者を務めるマーティン・ブランドルは、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングとの契約延長をこれほど早く決めたことに驚いたと語った。また、フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが長期的な残留を決めたことにより、ルイス・ハミルトンの2021年以降の選択肢は減ったが、それでも移籍の可能性はゼロではないとの考えを示した。

 7日、レッドブルはフェルスタッペンとの契約を2023年末まで延長したことを発表した。2019年末にはフェラーリがシャルル・ルクレールと2024年までの契約を結んだことを明らかにしており、こうした動きが、メルセデスとハミルトンのプランに影響を与えることは間違いない。

 メルセデスとハミルトンおよびバルテリ・ボッタスとの現在の契約は2020年末までとなっている。

2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「フェルスタッペンのニュースを聞いて、私は『メルセデスの短期・中期プランはどうなるのだろう』と思った」とブランドルはSky Sportsに対して語った。

「フェルスタッペンかルクレールのどちらかがメルセデスに加入するかもしれないと私は考えていた」

「今の勢いを考えれば、メルセデスは少なくともあと2、3年は最高レベルのマシンを作るに違いない。それならなぜふたりは彼らと契約しなかったのだろう」

■「ハミルトン&ルクレールのラインアップもあり得る」とブランドル

 ハミルトンは2021年以降の活動について決めるのを急いでいないと述べている。2019年末にはフェラーリ移籍の可能性があるという推測が持ち上がったものの、ハミルトンはメルセデスファミリーの一員でいたいというコメントを繰り返している。

「(フェルスタッペンとルクレールの契約延長によって)ルイスの選択肢は減った。それでも彼はたくさんの切り札を持っている」とブランドルは言う。

「ルイスがこの2チームのどちらかに行く可能性がゼロになったわけではない」

「レッドブルに関してはないかもしれないが、フェラーリでハミルトンとルクレールのラインアップが形成されるという考えは妨げられない。ただ、実際にメルセデス・ベンツとの長期契約にまだサインをしていないのであれば、ルイスの選択肢が減ったことは間違いない」

「クリスマスの前に(椅子取りゲームの)音楽が止まり、皆がすでに椅子に座ってしまった可能性がある。まだ明らかにされていないニュースがあるのかもしれない」

「2020年より後の契約についての発表は、私が予想しているよりも早く行われた。マックスは、2020年シーズンの数戦を戦って、レッドブルがチャンピオンを狙えるマシンを作ったかどうかを確認してから検討するものと、私は考えていた」

「予想より早く状況が固まりつつある。他に水面下で何が起きているのか、興味深い」

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2020/01/09

F1技術解説レビュー メルセデス:オフシーズンテストから積極的にアップデート。酷暑レース以外で驚異的な強さを発揮

 メルセデスの2019年型マシンW10は外見からも想像できるように、2014年から続く技術哲学を継承したものだった。その間にライバルたちの多くがコンセプトを変えて行く中、彼らは頑固にこれまでの路線を踏襲した。

 たとえば、サイドポンツーンである。2017年にフェラーリが先べんをつけた、サイドポンツーンの位置を高くする手法は、瞬く間にほぼ全チームがマネをした。しかしメルセデスは古典的な方法にこだわり、ただし開口部はさらに狭くして行った。ホイールベースも長いままだし、多くのマシンがレッドブル式にレーキ角を大きく付けても、彼らのマシンは地面とほぼ平行のままだった。

 一方で注目すべきは、ドラッグが大きくなるのは覚悟の上で、最大限のダウンフォースの発生を目指したことだ。その結果2019年型のW10は、低中速コーナーで無敵の速さを発揮した。対照的にストレートでは、(少なくともフェラーリと比較すれば)最高速で劣ることになった。

●オフシーズンから、まさかのアップデート

 絶え間ない改良を重ねなければ、F1の世界ではあっという間に王座から転落してしまう。にしてもメルセデスが早くもシーズン開幕から、W10に変更を加えたのには驚かされた。バルセロナウィンターテスト第1週では、フェラーリが圧倒的な速さを見せた。この時期のラップタイムは必ずしも、マシンの実力を正確に反映しない。

 しかしメルセデスはこの事実を深刻に受け止め、第2週にはまったく違う仕様を投入した。ノーズはより丸みを帯び、内側に湾曲していたフロントウイング翼端板も、逆に外側に曲がっていた(赤、黄矢印参照)。さらにバージボードやフロアの形状も見直され、サイドポンツーンやエンジンカウルはアグレッシブに絞られたことで、車体のシルエットは一新された。

 開幕戦オーストラリアGP後もメルセデスはアップデートの手を緩めず、第3戦中国GP、続いて第4戦アゼルバイジャンでフロントウイング自体にも改良を加えた。こうして開幕から連勝を続ける中、W10は第5戦スペインGPでさらに大きな変身を遂げた。

 フロントウイングのエレメントは、付け根部分の湾曲が浅くなり、新たに切り欠きが設けられた(青、黄矢印参照)。フロントタイヤが起こす乱流を外側に逃がす、いわゆるアウトウォッシュの効果をいっそう高める工夫だった。

メルセデスW10:ウイングレットの新旧
メルセデスW10:ウイングレットの新旧

 この部分の変更は、当然ながら車体後方への空気の流れに影響を及ぼす。そのためバージボードのウイングレットも2枚から3枚に増やされ、形状もより複雑になった(黄、赤色矢印参照)。これら空力パーツの区分化は、小さな渦流(ボーテックス)を起こすことが目的だった。ドラッグも増えるが、メルセデスの空力専門家たちはそれ以上にダウンフォース増大を重視したのだ。

 シーズンのその後の展開は、彼らの目論見が正しかったことを証明した。フェラーリの自滅もあったとはいえ、スペイン以降のメルセデスは5戦中4戦を制することになる。

●冷却の問題は、最初から覚悟していた!

 第9戦オーストリアGPは高い標高に加え、例外的な酷暑にも苦しめられた。しかしW10の冷却性能に問題があることは、すでに冬のテストの段階からメルセデスのエンジニアたちは承知していた。設計段階での計算ミスによって、必要以上にラジエターの容量が小さかったのである。そしてそのミスはサーキットで実走するまで、明らかにならなかった。

 しかしケガの功名というべきか、冷却があまり重要ではないサーキットでのメルセデスは、とんでもない強さを発揮した。一方で第2戦バーレーンGPやオーストリアGPなど、暑い開催地での週末は戦闘力が一気に落ちた。当初は空気の流量を増やす工夫をしていた開発陣だったが、最後にはラジエター自体の容量を大きくする必要に迫られた。

 その仕様が投入されたのが、第11戦ドイツGPだった。ここではサイドポンツーンの形状変化だけでなく、さらなるダウンフォース獲得のためにフロントウイングにも改良が加えられた。フェラーリやアルファロメオほどではないが、ウイングの翼端をかなり下げてきたのである。

●アップデートの停滞

 しかしその後のメルセデスは、期待したような大幅な性能向上は果たせなかった。夏休み明け以降、フェラーリが完全復活して勝利を重ねても、第17戦日本GPまで大きなアップデートは見送られたのである。「2020年以降の開発を優先させる」というのが、トト・ウォルフ代表の公式コメントだった。

 とはいえ鈴鹿に投入された大幅アップデートは、ホッケンハイムからの順調な進化を伺わせた。フロントウイング翼端板、前輪のブレーキダクト、サイドポンツーン周辺、そしてバージボードと、変更は多岐にわたった。そして終盤5戦中4勝と、王者の強さを見せつけた。

●予選レースともに、死角なし

 下記表でも明らかなように、メルセデスW10はシーズンを通じて最速だった。もちろんタイトル独占には、車体だけでなくパワーユニット(PU/エンジン)も大きく貢献した。ただし2019年シーズンのメルセデス製PUは、かつてのような予選での絶対的な速さは影を潜めた。しかしその代わりレースでは、ライバルたちをはるかにしのぐアグレッシブな使い方が可能だった。これは高い信頼性もさることながら、燃費マネージメントの巧みさに負うところが大きいと考えられる。

各チームのマシン 最速マシンからの平均速度差 1周(80秒換算)辺りの差
1 メルセデスW10 +0.17% +0.13秒
2 フェラーリSF90 +0.33% +0.25秒
3 レッドブル・ホンダRB15 +0.65% +0.49秒
4 マクラーレンMCL34 +1.66% +1.24秒
5 ルノーRS19 +1.91% +1.43秒
6 ハースVF-19 +2.13% +1.59秒
7 トロロッソ・ホンダSTR14 +2.15% +1.61秒
8 アルファロメオC38 +2.21% +1.66秒
9 レーシングポイントRP19 +2.38% +1.78秒
10 ウイリアムズFW42 +4.3% +3.22秒

・メルセデスW10、2019年シーズン中のアップデート一覧
1)第2戦バーレーンGP=リヤウイング
2)第3戦中国GP、第4戦アゼルバイジャンGP=フロント、リヤウイング
3)第5戦スペインGP=フロントウイング、バージボード、バージパネル、リヤビューミラー
4)第7戦カナダGP=パワーユニット
5)第11戦ドイツGP=フロントウイング、前輪ブレーキダクト、バージボード、サイドポンツーン周りのデフレクター、フロア、リヤウイング
6)第12戦ハンガリーGP=パワーユニット
7)第14戦イタリアGP=リヤウイング
8)第15戦シンガポールGP=アンチダイブダンパー
9)第17戦日本GP=フロントウイング、フロントブレーキ、バージパネル、サイドポンツーン周りのデフレクター、バージボード
10)第21戦アブダビGP=フロントウイング

2020/01/08

レッドブル・ホンダF1と長期契約のフェルスタッペン、年俸は約17億円との報道

 レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンとの契約を2023年シーズン末まで延長したと発表した。これによりF1トップ3チームは2021年に向けてドライバー体制を大きく変更しない可能性が高くなった。

 レッドブルとフェルスタッペンの現在の契約期間は2020年末までだったが、これが一気に3年延長された。Telegraphは、新契約におけるフェルスタッペンの1年あたりのサラリーは約1200万ポンド(約17億円)であると報じている。

 2020年末で契約が切れるドライバーは多数存在するため2021年に向けて大型移籍が見られるのではないかという推測もなされていた。しかし、2019年末にフェラーリがシャルル・ルクレールとの契約を2024年末まで延長。続いて1月7日にレッドブルは、フェルスタッペンとの契約延長を発表し、少なくとも2023年末まで彼がチームにとどまることを明らかにした。

 トップ3チームのうち、フェラーリとレッドブルが長期的なエースドライバーを確定させた。チャンピオンであるメルセデスとルイス・ハミルトンとの契約も2020年末までとなっており、ハミルトンのフェラーリ移籍の可能性もささやかれたが、残留の可能性が高いとみられている。

 一方、メルセデスのバルテリ・ボッタス、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンの契約も2020年末までであり、ドライバー変更の可能性は大いにあるため、各チームが来年以降に向けて誰を選ぶのかが注目される。

2020/01/07

メルセデスF1代表「2020年は3チームのどこが勝ってもおかしくない」フェラーリ&レッドブルとの大接戦を覚悟

 メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、2020年はタイトル7連覇を狙う彼らにとってここ数年で最も難しいシーズンになると考えている。

 2019年、メルセデスは何度か苦しいレースを経験しつつも、最終的にはコンストラクターズ選手権で2位のフェラーリに235点の差をつけてチャンピオンとなった。ドライバーズ選手権はルイス・ハミルトンが制し、チームは6年連続でのダブルタイトル獲得を果たした。

 しかしウォルフは2020年にはライバルのフェラーリとレッドブル・ホンダがさらに力をつけて挑んでくると予想しており、再び栄光をつかむのは簡単ではないと考えている。

「現段階で優勝する力があり、状況が整えばタイトルを獲る力があるだろうチームが3チーム存在する」とウォルフはFormula1.comのインタビューで語った。

「2020年にはもはやひとつのチームが10勝や12勝するようなことはないだろう。今までよりはるかに熾烈なシーズンになるはずだ」

「我々としては弱点を最大限に修正し、優れたパフォーマンスを発揮するため、全力を尽くしていくつもりだ」

2019年F1第20戦ブラジルGP ポジションを争うアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第20戦ブラジルGP ポジションを争うアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

 ウォルフは、2020年には中団チームが上位グループとの差を縮めてくるとも考えており、特にマクラーレンに注目しているという。過去数年低迷してきたマクラーレンだが、2019年に復調し、ランキング4位を獲得した。

「マクラーレンは上位にぐっと近づいてきた。他のどのチームよりも大きく改善したと思う」とウォルフ。
「彼らは2020年には上位で戦える位置、あるいはそれに近い位置まで来ると、私は考えている」

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2020/01/06

メルセデスF1代表「オコンを起用しなかったのは、彼のキャリアを守るため」

 メルセデスF1チーム代表を務めるトト・ウォルフは、2020年に向けてルイス・ハミルトンのチームメイトとして、エステバン・オコンを選ばなかったのは、オコンを大きなリスクから守るためだったと語った。

 バルテリ・ボッタスの契約が2019年末で切れるため、チームは2020年のドライバーとして彼との契約を延長するのか、育成ドライバーとして長年サポートしてきたオコンを起用するのかを検討した。オコンは2019年にはシートを得られず、1年レースから遠ざかる形で次のチャンスに備えていた。メルセデスは結局、ボッタスを残留させることを決め、オコンはルノーからF1復帰を果たすことになった。

ルイス・ハミルトンとエステバン・オコン
ルイス・ハミルトンとエステバン・オコン

「心のなかで悩み続けた問題は、ハミルトンのチームメイトとしてオコンを起用すべきかどうかということだった」とウォルフは言う。

「ハミルトンはメルセデスに加入して7年たち、今が最高潮の時期でもある。そのハミルトンのチームメイトの役割をオコンに与えることは、オコン自身にとってよくないと考えた。1年レースから離れていたのだからなおさらだ」

「もしかするとオコンが素晴らしい仕事をし、エキサイティングなストーリーが展開されるかもしれない。だが、スーパースターと(同じチームで)戦ってすぐさまいい結果を出した人間はこれまでひとりしかいない。それは(フェルナンド・アロンソとマクラーレンで競った)ルイス・ハミルトンだ。他のドライバーたちはある程度の時間を要した」

「したがって、私としては、オコンのキャリアを危険にさらすようなことはしたくなかった。ルイスを相手に勝負するというリスクを冒させたくはなかった。それがこの決断の理由だ」

■「ハミルトンとボッタスのペアに大満足」とウォルフ代表

 ウォルフはまた、チームが成功を収めるためにはふたりのドライバーの競争心をうまくコントロールすることが非常に大事であると考えている。ハミルトンとボッタスのペアに関してメルセデスはうまく対処できており、そういう意味で今のラインアップは最強であるという。

2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「ドライバーたちの究極の目標はドライバーズタイトル獲得であり、その夢を追求していくものだ。その事実を受け入れつつ、彼らをうまく管理していく必要がある」とウォルフは言う。

「そのことが緊張を生み出すかもしれない。彼らの目標は必ずしもチームの目標と一致するとは限らないからだ」

「我々は、世界一成功したスポーツチームの仲間入りをするというメルセデスの目標を、ドライバーたちより常に優先させてきた。この数年、うまくそれができたことを誇りに思う」

「バルテリとルイスはとてもうまく協力し合っており、それと同時に激しく競い合っている」
「チームにとって非常にポジティブな状況だ。そういう意味で、我々は今後に向けて最高のドライバーラインアップを擁していると断言できる」

2020/01/06

「シューマッハーがいなければ我々は成功しなかったはず」メルセデスF1代表、チームの躍進を振り返る

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、もしミハエル・シューマッハーがメルセデスに加わらなければ、チームの成功はなかっただろうと語った。

 シューマッハーは、1度現役を退いた後も様々なかたちでF1に関わっていた。そして2010年に、前年のチャンピオンチームであるブラウンGPを買収して権利を引き継いだメルセデスに加入し、現役に復帰した。

 ところが久々にワークスチームとしてF1参戦を果たしたメルセデスは、競争力は高かったものの、ライバルであるレッドブルやフェラーリと同等の結果を出すための資源に欠けていた。

 2012年には、当時メルセデス・モータースポーツのマネージングディレクターだったノルベルト・ハウグの後押しも受けたシューマッハーが、メルセデスの経営陣に強く陳情し、結果として2013年のチーム予算が大幅に増額された。また、この年からウォルフがチームの指揮を執ることになった。

「(メルセデスの成功に)ミハエルの果たした役割は大きい」と、ウォルフは『Motorsport-Total』に語った。

「仮にブラウンGPが存在していなかったら、ノルベルトのチーム構想がなかったら、そして新チームのスタードライバーとしてミハエルが加わらなかったら、我々のサクセスストーリーも存在しなかったはずだ」

「プロジェクトに対する経営陣の意識が変わったのは、2012年の終わりから2013年の初めにかけてだった」

 2012年に、メルセデスは当時ウイリアムズの株主だったウォルフとの間で、メルセデスF1を勝てるチームに変貌させるためにはどうすれば良いのか協議を続けていた。

「私は外部の人間として、メルセデスF1の組織と資源が世界選手権を勝ち獲るという目標に見合うものかどうかを評価するように要請されていた」

「目標と実際に可能なこととの間にはギャップがあったが、その後2013年に予算が増額された」

「当時私は、経営陣にこう説明した。『現在のチームの実力は、3位から6位の間のどこかだろう。あるいは一歩前進してレッドブルには近付ける。それから数年のうちに、2014年のレギュレーション変更を契機として世界選手権を狙えるようになる』とね」

 ウォルフは最終的にノンエグゼクティブチェアマンのニキ・ラウダとともにメルセデスに加わり、チームの株主にも名を連ねることとなった。

 だが、『F1におけるチャレンジは追加投資に値する』という決断を下したのは当時のダイムラー会長であったディーター・ツェッチェだった。ウォルフによれば、彼がメルセデスの予算増額について“オールイン”(ポーカー用語で手持ちのチップ、財産をすべて使うこと)を許可したのだという。

「予算増額には決断が必要だった。ディーター・ツェッチェと役員たちがそれを行ったのだ。ポーカーでいうところの『オールイン!』だ」

「私たちは彼らの信頼に応えた。コースで結果を出しただけではなく、それによって獲得した報奨金の点でもそうだ」

「今日、我々が関わるチームに投じられた費用とパフォーマンスとを比べれば、費用対効果は非常に高いと思う」

2020/01/06

F1 | ジャン・トッド 「メルセデスはかつてのフェラーリを超えた」

FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッドは、F1におけるメルセデスの継続的な成功に驚いており、ミハエル・シューマッハとともに黄金時代を築いたフェラーリを上回っていると認める。 メルセデスは、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を6連覇して2014... 続きを読む
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2020/01/06

ハミルトン、ジュニアカテゴリーの参戦費用高騰を憂慮「さまざまなドライバーがF1に挑戦できるような道を作りたい」

 F1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、ジュニアレベルのモータースポーツ選手権で戦うために必要な費用が高騰を続けており、それが将来の世界チャンピオン候補たちを遠ざけていないか憂慮していると語った。

 労働者階級の家庭で育ったハミルトンがレースの世界でチャンスをつかむことができたのは、ハミルトンの子供時代、父親が仕事を掛け持ちしてカートレースに出るための費用を工面してくれたおかげだった。

 ハミルトンは、現在、ジュニアクラスや中級レベルのレース参戦費用が高騰していることが、熱意あふれるドライバーたちを遠ざけていると感じ懸念している。ドライバーたちのなかにはハミルトンと同様の階級出身で、決定的な最初の一歩を踏み出すための資金援助を家庭からは望めない者もいる。

「モータースポーツはどこへ向かってしまったんだろうと考えている。たとえば今のF3を見ると、もはや以前と同じではない」と、ハミルトンは『Motorsport Week』に語った。

「GP3やGP2などのレースでもコストが上昇し続けている。総合的に見て、そこまでの高騰は必要ないはずだ」

「フォーミュラ・ルノーは、もう上位カテゴリーへの足掛かりという位置づけではなくなってしまった。カート参戦費用も、実際にはそこまでの必要がないのにどんどん跳ね上がっている」

2019年F1最終戦アブダビGP 表彰台
ハミルトンは、今後、若手ルクレールとフェルスタッペンが強力なライバルになると述べ、ふたりの実力を認めている

 ハミルトンは最近、自分にはモータースポーツ全般、特にF1を、もっと多様で誰にでも挑戦するチャンスがあるものにしたいという願望があるとして、実力ある女性ドライバーが登場してライバル全員をやっつけてしまうような場面を、早く見たくてたまらないのだと語った。

 若いドライバーをこのスポーツに引き入れ、能力を最大限発揮させることは、6度の世界チャンピオンであるハミルトンがレガシーを残すうえで「やるべきリスト」に明記した自身の務めなのだという。

「自分には何ができるのかを考えているところなんだ。ドライバーの多様性という目標は実現できないまま残ってしまっているし、これからもまだ当分は残ってしまうと思う」とハミルトン。

「僕にできることは限られているけれど、この目標は長期的に実現させたいという意味で、自分がやりたいことの優先順位でトップに置いている」

「自分には実際に何ができて、何に取り組んでいけるだろうかということを考えている。この目標をやることリストに加えるだけでなく、どうやって実際にF1と協働できるだろうかということだ」

「本当に実現させてみたいし、それによってインパクトのある違いを生み出したいと思っている」

 ハミルトンは、ドライバーとしての自分は、事業領域で意思決定を行う人たちの考え方をまだ完全には理解できていないとも語った。

「ビジネスの観点で考えられることは、僕の思考プロセスとは必ずしも一致しないからだ。だから今はまだ彼らの考え方を理解しようとしている最中だよ」

2020/01/06

ハミルトン、F1タイトル6度獲得もナイト爵の受勲ならず

 ルイス・ハミルトンは2019年にF1で自身6度目のタイトルを獲得したが、イギリスにおける2020年新年の叙勲対象に選ばれなかった。

 イギリスの叙勲方式の一部として、新年に騎士団の新たなメンバーと、その他の公式な爵位の叙勲者が発表される。

 これら爵位のなかでも最も栄誉あるのはナイト爵であり、ルイス・ハミルトンが叙勲された場合、「サー・ルイス」と呼ばれることになる。しかし、6度のF1タイトルを獲得して史上2番目に成功したF1ドライバーになったものの、ハミルトンの名前は2020年の叙勲リストに載っていなかった。

 ハミルトンがモナコに居住していることや、彼の納税方式がネガティブな要因となっているのではないかという議論が、イギリス国内ではソーシャルメディア上でしばしば議論されている。

「私はモータースポーツが特権的なスポーツだと見なされているのではないかと懸念している。多くの人々からは、反社会的スポーツであるとさえ考えられているかもしれない」と1996年のF1世界チャンピオンのデイモン・ヒルは語った。

「しかしながら、長年ルイス・ハミルトンとF1がイギリスのために世界中で貢献してきたことを見過ごすのは間違っていると思う」

 レーシングドライバーでナイト爵を受けたのは、ジャック・ブラバム、ジャッキー・スチュワート、スターリング・モスだ。だが彼らは全員、引退後にナイト爵を叙勲されている。そのため、ハミルトンもF1キャリアを終えた後に、この栄誉に浴することになるのかもしれない。

 一方で、プロテニスプレイヤーのアンディ・マリー、陸上競技選手のモハメド・ファラー、自転車競技選手のブラッドリー・ウィギンス、クリケット選手のアラステア・クックらは、現役中にナイト爵を叙勲している。

2020/01/05

メルセデスF1 「今季はレッドブル・ホンダとフェラーリとの接戦になる」

メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2020年のF1世界選手権はレッドブル・ホンダとフェラーリが絡んだより厳しい戦いになると語る。 2020年はF1レギュレーションが安定しているため、メルセデスからタイトル奪還を狙うライバルチームは、2019年か... 続きを読む
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2020/01/05

「ホンダF1の開発ペースはフェラーリを上回っていた」メルセデス、2020年の接戦を予想

 メルセデスF1のパワーユニット(PU/エンジン)部門責任者アンディ・コーウェルは、2019年にホンダが大きく進歩したことに感銘を受けており、開発ペースはフェラーリを上回っていたとの考えを示した。

 ホンダのパワーユニットを搭載するレッドブルはマックス・フェルスタッペンとともに2019年に3勝を挙げ、コンストラクターズ選手権でメルセデス、フェラーリに続く3位を獲得した。

 コーウェルはレッドブルのシャシー、ホンダのパワーユニット、フェルスタッペンのドライバーとしての能力が素晴らしいパッケージとなっていると称賛した。

「2019年、ホンダは他のどこよりも大きく向上した。開発ペースではフェラーリをはるかに上回っていた」とコーウェルはMotorsport Magazineのポッドキャストにおいて語った。

「レッドブルは、タイトルを獲得する力を持ったシャシーを作ることができる。マックス・フェルスタッペンは手ごわいドライバーだ。そしてホンダは現在、大きな決意のもと、多大な投資を行っている」

「彼らの活動は順調に進んでおり、体制が確立され、健全な意思決定が行われている。今後が楽しみだ」

2019年F1第21戦アブダビGP 予選3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第21戦アブダビGP 予選3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)

 F1では2021年、シャシー面で大きなレギュレーション変更が行われるが、パワーユニットに関してはほぼ変更がない。

「エンジニアは創造的な活動を好む。新しいチャレンジに立ち向かい、正解を求めて戦うことが好きなんだ。だから私としては、変更がある方がよかった」とコーウェルは認める。

「だが、F1は正しい方向に進んでいると思う。2014年に導入されたV6とERS(エネルギーリカバリーシステム)のパワーユニットは適切なものだ」

「マニュファクチャラー4社がこれを引き続き使用していくのはよいことだと思う。同一のレギュレーションで接戦になる。それを私は楽しみにしている」

「2026年には今のものから一歩踏み出すことになるかもしれない。それに向けて新しいレギュレーションを考え出すことにしよう」

2020/01/03

メルセデスF1 「現在の成功の礎を築いたのはミハエル・シューマッハ」

メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、現在のF1での傑出した成功の一部にはミハエル・シューマッハの影響があったと語る。 ミハエル・シューマッハは、メルセデスがブラウンGPを引き継いでワークスチームを結成した2010年に引退を撤回してチームに... 続きを読む

2020/01/03

ハミルトンの7度目のタイトル獲得を支援するメルセデスF1、チームオーダーなしのポリシーは2020年も維持

 メルセデスF1チームは、チームオーダーの発令について通常は消極的だ。メルセデスのポリシーは、ドライバーのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに“同士討ちをするな!”という唯一の指示のもと、互いに自由にレースをさせることである。

 シーズン終盤、ハミルトンのタイトル獲得において重要な局面に差し掛かってから、ボッタスがサポート役に回るよう指示されることはある。

「我々は常にドライバー両名に対して中立的だと考えている」とメルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは語った。

「我々は彼らに平等な装備とチャンスを与えたいと思っているし、彼らもそのことを分かっている。メルセデス内部には隠された意図も政治もないのだ」

 2020年もこのポリシーは続くという。

「バルテリにとって素晴らしいシーズンになることを願っている」とウォルフは言う。
「だが同様にルイスがベストを尽くして7度めの世界タイトルを取り、ミハエル・シューマッハーの記録に並ぶことができるよう応援していることも確かだ」

 つまり、ハミルトンに7度目の世界タイトルを獲らせるためにボッタスよりも優遇することはない、ということのようだ。実際にメルセデスがどういう判断をするのかは、2020年シーズンの展開を見ていくしかないだろう。

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2019/12/29

メルセデス 「2019年に最も改善を果たしたのはホンダのF1エンジン」

メルセデスのF1エンジン責任者を務めるアンディ・コーウェルは、2019年に最も改善を果たしたのはホンダのF1エンジンであり、開発率で言えばホンダはフェラーリを上回っていると主張する。 2015年にF1に復帰したホンダは、F1のハイブリッドテクノロジーを理解する... 続きを読む
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