ルノーの記事一覧

2019/12/14

F1 Topic:去りゆくヒュルケンベルグへ駆け寄ったあるドライバー

 2019年のF1最終戦アブダビGPは、2020年のシートを獲得することができなかったニコ・ヒュルケンベルグにとって、F1ドライバーとして最後になるかもしれないレースだった。そのため、グリッド上ではルノーのスタッフがヒュルケンベルグに感謝の意を込めて、ヒュルケンベルグの髪型を模したカツラをかぶって記念撮影を行い、最後になるかもしれないレースに臨んだ。

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 しかし、そのレースでヒュルケンベルグは入賞圏内を走行しながら、立て続けにオーバーテイクを許して、ポイント圏外でレースを終えた。レース後にドライバーたちがやってくるミックスゾーンには大勢のメディアがヒュルケンベルグの生を聞こうと集まったが、ヒュルケンベルグはなかなかやってこない。

「何か、祝福でも受けているのだろうか?」と思いながら、目の前にやってきた表彰台を逃したほかのドライバーたちのインタビューを聞く。しかし、彼らが一通り通り過ぎて行った後も、ヒュルケンベルグがミックスゾーンに姿を見せることはなかった。

 しばらくして、トップ3のドライバーたちがミックスゾーンに姿を現したときだった。ようやく、広報に連れられて、ヒュルケンベルグがやってきた。いったい、何があったのか?

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

「いや~、参ったよ。ドーピングに引っ掛かったちゃった(笑)」

 最後のレースになるかもしれないが、検査は検査。ドーピング・テストの中立性の高さを改めて感じたハプニングだった。

 そのドーピング検査のおかげで、ヒュルケンベルグは表彰台を獲得したドライバーたちと同じタイミングで、メディアの取材をミックスゾーンで受けることとなった。まずはテレビ局が集まる場所へ行き、取材を受けるヒュルケンベルグを遠目に見ながら、待っていると、たまたま隣同士になったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がヒュルケンベルグの肩を叩いて10年間の活躍を称えていた。

 われわれ紙媒体のメディアが集まる一角にヒュルケンベルグがやってきたのは最後のこと。非常に穏やかな表情で記者たちの質問に答えるヒュルケンベルグの元へ、もうひとり労いに来たドライバーがいた。それは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)。ふたりには、ちょっとした因縁があった。

■ニコ・ヒュルケンベルグにとって千載一遇のチャンスだった2012年のブラジルGP

 ヒュルケンベルグは出走177回でポールポジションを1回、フロントロウ2回、そしてファステストラップも2回記録しているが、177戦出走して、一度も表彰台に上がることなかった。この記録はF1史上最多となる、ある意味、不名誉なものなのだが、そのヒュルケンベルグが最も表彰台に近いレースだったと語るのが、2012年のブラジルGPだ。

 このレースは雨がらみとなり、途中雨用のタイヤに交換する中、ドライタイヤで走り続けたジェンソン・バトンとヒュルケンベルグの2台がライバル勢を大きく引き離し、19周目にはヒュルケンベルグがバトンをかわしてトップに浮上するという展開となったのだ。

 その後、3番手のハミルトンが31周目にバトンを抜き、49周目にはヒュルケンベルグもかわしてトップに浮上。しかし、ヒュルケンベルグは55周目の1コーナーでペースが上がらないハミルトンに再び接近する。ここでヒュルケンベルグは迷わず、ハミルトンのインに飛び込みトップ再浮上を狙ったが、走行ライン以外はまだ濡れていたためマシンを滑らせてハミルトンと衝突。ヒュルケンベルグはレースを続行できたが、ドライブスルーペナルティを科せられ、優勝だけでなく、表彰台も逃した。

 あのとき、ハミルトンと衝突していなければ、ヒュルケンベルグの表彰台は確実だったと、当時所属していたエンジニアは語る。しかし、ヒュルケンベルグは接触したハミルトンに恨みはないし、自分が行ったレースに悔いはないと言う。

「『抜ける』と思ったときに、オーバーテイクができないようなら、レースなんかやめたほうがいい。もちろん、一勝もできず、表彰台にも上がれないままF1を去ることに満足はしていない。でも、僕は自分のレース人生を後悔はしていない」

 握手を求めてきたハミルトンに、快く応じたヒュルケンベルグ。その笑顔には、7年前のオーバーテイクを後悔している様子は微塵も感じられなかった。

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグとルイス・ハミルトンが握手をかわす
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグとルイス・ハミルトンが握手をかわす

2019/12/11

ルノーF1チーム代表 「2021年F1マシンが最優先事項」

ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、2020年がルノーにとって“重要”なシーズンになると認める。 今年、ルノーF1チームは、上位3チームとのギャップを縮めるという目標を達成することができず、コンストラクターズ選手権でカスタマーのマクラーレ... 続きを読む

2019/12/10

ルノーF1、決勝スタートタイヤルールの廃止に反対した3強チームを批判

ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、決勝スタートタイヤの“愚かな規則”は廃止すべきだと述べ、2020年からルールを変更することに反対したF1のトップチームを非難した。 現状、予選Q3に進出したドライバーは、決勝レースをQ2でタイムを記録した... 続きを読む
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2019/12/09

ここ一番の勝負強さはまるでアロンソ。マクラーレンを引っ張る存在に成長したサインツ【今宮純のF1アブダビGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回はF1最終戦アブダビGP編だ。
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☆ ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
予選=14番手/決勝=9位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 驚いた。スタートタイヤをウイリアムズ勢以外で彼だけがハード、金曜FP2ではミディアムを試していたのに(ガスリーがハード担当)。この選択と1ストップ戦略は難しかったはずだが40周ロングスティントをこなし9位へ。

 トロロッソの目標はランク5位争い、だがガスリーがいきなりランス・ストロール(レーシングポイント)に接触され最後尾に後退、ルノーとの8点差を2点ちぢめ6位決定(08年ベスト・タイ結果)。チームメイトが入れ替わった今シーズンにレギュラーとして9回入賞、3度目の表彰台も。

☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
予選=19番手/決勝=17位

2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1最終戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 似たような結果に見えるが最後の健闘だ。1ストップ後に18周したオールド・ミディアムで50周目に自己ベストタイム13位を記録。体調不良が心配された週末も元気な走り、GP後の4日のタイヤテストでメルセデスに乗り込み、堂々トップタイム。速度次元が全く違うのに適応力を示した。

☆☆ ダニエル・リカルド(ルノー)
予選=8番手/決勝=11位

2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 終盤4戦連続入賞はならなかった。ここでは2020年シーズンのためのニューパーツ・テストを担当、PUトラブルなどもあり初日は16位。またもタイヤ温度問題を抱えたが土曜に大きくセッティングを変え、予選8番手はさすが。“オーバーテイク・マイスター”はセットアップ能力も持ち合わせているのだ。

☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選=7番手/決勝=8位

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 対サインツの予選で<11勝10敗>勝ち越した。何度も触れてきたが最年少20歳(11月13日に)ルーキーは、タイムアタック力がそなわっている。今年の新人3人でその部分が光る。ここでもセクターベストをしっかりそろえる7位。レース最終周の11コーナーでペレスとの真剣バトルに抜かれ、悔しさをむき出し(これもいいレッスン)。

☆☆ バルテリ・ボッタス(メルセデス)
予選=2番手~20番手グリッド降格/決勝=4位

2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福
2019年F1第21戦アブダビGP 予選2番手のバルテリ・ボッタス、ポールのルイス・ハミルトンを祝福

 パワーユニットを2度交換して最後尾となるが今年最後の予選でセーブすることなくいった(気概を感じる)。このコース2本の直線で18周目まで“DRS機能停止”となり、メルセデスでもオーバーテイクは難しくなっていた。W10のストレートスピードは低く中団レベル、それでも5番手までポジションアップ。最後にルクレール(ソフトタイヤ)に仕掛けるもオールド・ハードでは果たせずに4位。誤解をおそれずに言えば今季のボッタスを象徴する結果に……。

☆☆☆ セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
予選=11番手/決勝=7位

2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第21戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 ポジションアップ・レースが今年は15戦。最終戦もその強みを発揮しノリスをとらえると、11コーナー・エントリーからインサイドラインの“フェイント”をかけ、すかさずアウトサイドに。フェアーで巧妙な『ベスト・パッシング』のひとつ。ノリスとのランク10位攻防に勝ち、またここで中間チームのトップでゴール。

☆☆☆ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
予選=4番手/決勝=3位

2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP 3位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 鬼門となったセクター3、走り出しからSF90は直角ターンで入口アンダーステア傾向が見てとれた。それをなんとかしようとアプローチのアクセリングを修正し、使用ギヤを変え、それでもカーバランスは最終盤戦で最も厳しい状態だった。(マシンが)決まらないときこそ彼のドライビングセンスが表れる。

☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
予選=10番手/決勝=12位

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 177戦のこれが総結果。4位3回、5位9回、6位20回、7位18回、8位18回、9位12回、10位14回(入賞率53%は現役ドライバーでトップ10レベル)。表彰台3位を阻まれた相手は12年ベルギーGPがキミ・ライコネン、13年韓国GPがロマン・グロージャン、16年ベルギーGPがルイス・ハミルトン。彼らは去るヒュルケンベルグの力量を充分に知っている。

☆☆☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
予選=9番手/決勝=10位

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 ますます同郷の先輩、チームの先輩でもあるフェルナンド・アロンソのようなレースをやってみせている。最後のチャンス、最終周にヒュルケンベルグをとらえ10位1点を。この1点がドライバーズランク6位逆転の“大勝負”、そこに彼の勝負強さを見た。

 アロンソに似ているのはまだある。スタートに賭けオープニングラップで上がってくる技。接近戦では周囲を見切り、ラインワークをアドリブのようにチェンジ、空間認識能力が高い。自らのエラーは少なく今年3度のリタイアはメカニカル(PU)トラブル。担当エンジニア・メンバーとも密な“技術ミーティング”ができ、その気になれば自分でマシンを組み上げることもできるだろう。『ザ・マクラーレンズ2019』、ノリスとのコンビは進化途上にある。

☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
予選PP/決勝=1位

2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝
2019年F1最終戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝

 プレッシャーから解放され、リラックスした6冠王だからこその6度目“グランドスラム”。ありったけのスピードをチームというよりも自分自身のために追求したのだろう。<ルイス・ハミルトン・ショー>のグランド・フィナーレ、アンコールはドーナツターン。旋回半径を見事なくらい正確に描いていた(!)。

☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選=3番手/決勝=2位

2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露
2019年F1第21戦アブダビGP 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がレース後、ドーナツターンを披露

 何度もホンダPUの感触に関して無線で細かく言っていたのは、けしてネガティブ意味ではない。リアルタイムでコクピットから発する生コメントは、レース後のデブリーフィング会話と違う意味を持つ。

 聴く側のエンジニアグループは瞬時にリアル対応でき、それがデータとなって記憶保存され後日の“反省ミーティング“のテーマとなる。こうした流れがホンダ×レッドブルの初年度“アライアンス(協業)”を強化してきたのだ。再三TVにOAされる無線交信に、フェルスタッペン自身の進化と現体制への忠誠心をも感じた。

2019/12/09

ルノーF1 「レースでの我々のF1エンジンの競争力はフェラーリと同等」

ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、ルノーのF1エンジンがフェラーリと並んでパワーランキングのトップに躍り出たと大胆な主張をしている。 ルノーF1チームの2019年シーズンはチームの期待に応えることができず、コンストラクターズ選手権でエ... 続きを読む

2019/12/07

ルノーF1チーム、ニック・チェスターの離脱を発表

ルノーF1チームのシャシー担当テクニカルディレクターを務めてきたニック・チェスターが、技術部門再編の一環としてチームを離れることが発表された。 ニック・チェスターは、2000年に当時ベネトンだったチームにレースエンジニアとして加入し、チームがワークス... 続きを読む
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2019/12/07

悩めるルノーF1、テクニカルディレクターの離脱を発表。技術部門の大規模再編が続く

 ルノーF1チームは、6日、シャシー部門のテクニカルディレクターを務めたニック・チェスターがチームを離脱することを発表した。

 チェスターは19年にわたりルノーで働き、技術面でチームを支えてきた人物。2019年シーズンに期待どおりのパフォーマンスを発揮できなかったルノーは、11月にディルク・デ・ビアを空力ボスに起用すること、2020年にパット・フライが加入することを発表している。チェスターの離脱についてチームは「シャシー部門の大規模な再編プラン」の一環であると述べている。

 チェスターはガーデニング休暇に入っており、それが終了した後、正式にチームを去ることになる。

ルノーF1でシャシー部門のテクニカルディレクターを務めたニック・チェスター
ルノーF1でシャシー部門のテクニカルディレクターを務めたニック・チェスター

 ルノー・スポール・レーシングのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは、チェスターは長年チームを支え、チームがグリッド後方から中団上位へと浮上するために貢献したとして感謝の言葉を贈っている。

 2018年にコンストラクターズ選手権で4位だったルノーは、今年、トップ3に近づくことを目指していたが、ランキング5位にポジションを落とす結果に終わった。

2019/12/06

ルノー、F1最強エンジンだと主張 「ホンダのF1エンジンより強力」

ルノーのF1チーム代表シリル・アビテブールは、ルノーはF1で“最強のF1エンジン”を持っていると主張する。 今年はホンダのF1エンジンの進歩が脚光を浴び、メルセデスやフェラーリに匹敵するレベルに達したと報じられる一方で、ルノーのF1エンジンはホンダに遅れを... 続きを読む

2019/12/04

ルノーからF1復帰のオコン「アブダビテストへの参加は2020年に向け大きな意味を持つ」

 1年間レースから離れていたエステバン・オコンがついにコースに戻ってきた。2019年アブダビでのF1テストでルノーに合流し、R.S.19を走らせたのだ。

 オコンは2016年から2018年の間に50戦のグランプリに出場した。マノーからデビューし、次いで2シーズンをフォース・インディア/レーシングポイントで過ごした。

 しかしながら、オコンは昨シーズンの終わりにチームから放出され、F1でのシートを見つけられなかった。2018年はメルセデスのリザーブドライバーを務めた彼に、メルセデスのボス、トト・ウォルフは2020年にはF1レースに復帰させると約束していた。

 その後、オコンは2020年にルノーに加入することが決定、ニコ・ヒュルケンベルグの後任となり、ダニエル・リカルドのチームメイトを務めることになった。ルノーとの初仕事は、ヤス・マリーナでの公式オフシーズンタイヤテストへの参加で、12月3日、オコンは新しいユニフォームで登場した。

「とてもエキサイティングな初日だった」と23歳のオコンは、2日間のテスト初日で8番目のタイムを出した後で語った。

「チームは温かく歓迎してくれた。こういうことはいつもとてもうれしいものだ。以前からの古顔もいるし、初めて会う人もいる。素晴らしい初日だったよ」

「いつも初日はたくさん話すことがある。みんなのことを知り、そして新しい人たちと仕事をしていく。まったく違う環境だ」

「チームのすべての人を、お互いに完璧に理解するんだ。そうしたことに多くの時間を費やすことになる」

2019年F1アブダビテスト エステバン・オコン(ルノー)
2019年F1アブダビテスト エステバン・オコン(ルノー)

 オコンは初日の作業について次のように語った。

「復帰することができて、本当に素晴らしい気分だ。F1マシンのコクピットに戻れるなんて信じられないよ」

「今日を本当に楽しみにしていた。何カ月もこの日を待ち続けて、ついに実現したんだ。第一印象は良いけれど、常に改善すべきことはある」

「(午後に)本格的な作業を始め、細かい部分に取り組み始めた。R.S.19の挙動を確認するところから始め、ラップを重ねていくにつれて限界に近づいていくことができた」

「作業を続けるための確固たる土台を作れたから、明日が楽しみだよ」

■長身のオコンはメルセデスよりルノーにフィット

 他のほとんどのチームは、2日間のテストの走行を複数のドライバーに分担させているが、ルノーはオコンを可能な限りチームになじませるために、彼にテスト全体を託すことに決めた。

 2020年はテストの機会が減るため、できる限り多く走行時間をとることは、オコンにとって特に重要だ。

「今年はあまりドライビングの時間がなかった」とオコンは認めた。「それに(来年)2月のテスト日数が減ることは大きな問題だ。だから、ここでの2日間は基本的に2月に不足するテストを補うことにもなる」

「このテストは重要だ。間違いなく僕にとって大きな助けとなるだろう。なぜなら、2月のテストに臨む上でのメリットになるからだ」

「シートポジションはすでに調整されているし、コース上でいくつかのことを確かめることもできた。そうするためのチャンスを持てるのはとてもいいことだ」

2019年F1アブダビテスト エステバン・オコン(ルノー)
2019年F1アブダビテスト エステバン・オコン(ルノー)

 メルセデスからルノーへの移籍は、他の点でもオコンにプラスになっている。身長が高いドライバーのひとりであるオコンにとって、R.S.19は実はW10よりも彼にフィットするのだ。

「ニコとダニエルはバルテリ(・ボッタス)やルイス(・ハミルトン)より身長が高い」とオコンは説明した。「シートポジションはメルセデスのマシンよりしっくりくるんだ。スペースに余裕があるからね」

 しかしながらオコンは、F1復帰がすぐに成功につながるとは限らないことを、経験上よく分かっている。ルノーは2019年に満足いく結果を残せなかった。ルノーは今シーズンのコンストラクターズ選手権を、カスタマーエンジンを使用するマクラーレンよりも下の5位で終えた。

「ここ数年、かなり進歩しているものの、まだ勝てるマシンではない。そして来年もまだ勝てるマシンにはできないだろう」とオコンは『Le Figrao』に認めた。「セットアップに何かが足りないことは明確だ」

「でも重要なのは、モチベーションを維持して進歩し続け、いつか到達することだ。7位や8位ではなく、僕は世界チャンピオンになりたい」

 リカルドのような強力なチームメイトと戦って勝つことが、オコンのプランの一部だ。

「自分自身をダニエルと比べたい。なぜならいつもベストなドライバーと戦いたいからだ」とオコン。「目標は彼の前にいることだよ!」

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2019/12/04

【動画】アブダビF1タイヤテスト1日目:ベッテルとペレスが接触、オコンがルノーR.S.19で初走行

 アブダビにおいてF1ピレリタイヤの合同テストが12月3日にスタートした。10チーム12人のドライバーが走行を行うなか、1年間F1から遠ざかっていたエステバン・オコンが正式に復帰し、ルノーで初走行を行い、注目を集めた。

 また、この日唯一のアクシデントとして、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとレーシングポイントのセルジオ・ペレスが接触、ベッテルがスピンする場面があった。

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2019/12/03

ルノーF1チーム | F1アブダビGP 決勝レポート&2019年総括

ルノーF1チームは、F1アブダビGPの決勝レースで、ダニエル・リカルドが11位、ニコ・ヒュルケンベルグが13位でレースを終えた。 今季、ルノーF1チームはダニエル・リカルドが54ポイントを獲得してランキング9位、ニコ・ヒュルケンベルグは37ポイントを獲得して14位... 続きを読む

2019/12/03

ヒュルケンベルグ、ポイント獲得を最終ラップに失う「タイヤが劣化していて10位に留まれなかった」

 ニコ・ヒュルケンベルグはF1アブダビGPのフィニッシュラインを通過した時、ルノーでの最終戦について良い気分を味わったものの、様々な状況に阻害されてポイント圏内でのフィニッシュがならなかったと考えている。

 ヒュルケンベルグは第1スティントでソフトタイヤを履いており、マクラーレンのランド・ノリスやチームメイトのダニエル・リカルドにリードされながらも、トップ10内のポジションを維持していた。

 ヒュルケンベルグはピットストップの順番が回ってきた時に順位を上げたが、第1スティントの後半ではタイムを失っていた。グリッド最後尾からスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスに追い抜かれたのだ。

 残念なことに勢いを失ったヒュルケンベルグは、ミディアムタイヤに交換した際に、ノリスにアンダーカットを許してしまい、マクラーレンはその後ヒュルケンベルグのペースを阻むことになった。

「実際のところ、本当に良いレースになった可能性があった」とヒュルケンベルグはレース後に語った。

「ボッタスがあまりに早いタイミングで僕をオーバーテイクしなければ、僕は2秒も失わなかったかもしれない。そしてピットストップの後に、ランドの前に出るチャンスを失ってしまったんだ」

「あのポジションを維持して、乱気流がなければ、素晴らしい戦略をやり遂げることができたかもしれない。ソフトタイヤで長く走ることができればよかったが、残念ながらそれはできなかった」

「それから僕は40周の間、彼の乱気流の後ろを走り、そのせいでタイヤが傷んでしまった。ペースはとても速かったよ」

 レース終盤ではカルロス・サインツJr.(マクラーレン)とリカルドがヒュルケンベルグに追いつき、最終ラップで彼を抜き去った。

「カルロスとダニエルは後方からプッシュしてきていたから、タイヤを休ませてセーブする時間はなかった。かなり張り詰めた状況だった。そして最後にはその代償を払うことになった」

「タイヤが劣化していて、僕は10位に留まれなかった」

 ポイント獲得はならなかったものの、ヒュルケンベルグはルノーからの最後のレースについてポジティブな称賛を受けた。F1ファンも同様の評価をしており、ヒュルケンベルグを『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選んで称賛した。

「チームとの価値ある最終レースだったよ」とヒュルケンベルグ。

「フィニッシュラインを良い気分で通過した。彼らとの3年間は素晴らしかった。僕たちはまるで家族のようにとても親密に成長していったんだ」

「僕たちはともに浮き沈みも経験したけれど、僕は彼らにありがたみと感謝を感じているよ。将来の彼らの成功を祈っている」

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2019/12/03

ヒュルケンベルグ「1ストップ作戦は難しかったがペースは良かった。チームの成功を祈っている」:ルノー F1アブダビGP日曜

 2020年F1最終戦アブダビGPの決勝レースが行われ、ルノーのダニエル・リカルドは11位、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは12位でレースを終えた。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=11位

2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
ダニエル・リカルド(ルノー)

 僕にとってはごく普通のレースだった。最初のピットストップの後、ハードタイヤで少し苦戦したのが残念だ。終盤にはハードよりも速いタイヤで挽回しようと試みたが、最後は時間切れになってしまった。

 とはいえ大局的に見るとすれば、何とかコンストラクターズ選手権5位を確保できたのは良いことだ。それがこの週末を迎えるにあたっての目標だったからね。結果として、楽観的な気持ちでオフシーズンを迎え、来季を展望することができそうだ。

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=12位
 全力を尽くしたが、残念なことにポイントは獲れなかった。1ストップ戦略で走り抜くのは難しくて、終盤はタイヤのデグラデーションがひどかったんだ。

 それでもレースペースは良かったし、最後まで戦うことができた。僕のこのチームでの最後のレースとして、内容は悪くなかったと思う。明るい気持ちでフィニッシュを迎えられたよ。

 ここでの3年間は有意義で、親密な家族のように共に成長することができた。一緒に味わってきた喜びや悔しさのすべてについて、彼らに心から感謝している。チームの今後の成功を祈るよ。

2019年F1第21戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1第21戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

2019/12/01

F1最終戦アブダビGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2019年F1最終戦アブダビGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=10番手

2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 10番手はまずまずの結果じゃないかな。3つのセッションすべてで、満足のいくアタックができた。序盤は少し苦労したけれど、マシンのフィーリングを追い求めながら、ベストを尽くした。

 昨日はうまくいかず、遅れを取ってしまったが、しっかり調子を取り戻した。昨夜から今日にかけて、パフォーマンスを探り出すことができたんだ。両方のマシンがQ3に進出できて、チームにとっていい予選になった。

 明日も接戦になるだろう。エキサイティングなレースになると思うよ。僕らはランキング5位をかけて戦っている。目標達成の可能性は十分あるよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=9番手

2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 Q1とQ2はとてもうまくいっていただけに、9番手という結果にはとてもがっかりしている。Q3でもいいラップを走れると思っていたが、アウトラップが理想からは程遠いものだった。メルセデスやフェラーリも含めて(渋滞が起きて)厄介な状況になり、僕の最後のアタックが台無しになった。

 残念だよ。Q2のラップと同じようなタイムを出していれば楽に7番手になっていたはずだったのに。

 明日は厳しいレースになるだろう。早く気持ちを切り替えなきゃね。

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=8番手

2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)
2019年F1最終戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 今日の予選には本当に満足している。2台揃ってQ3に進出できたなんて最高だよね。金曜日は苦労したけど、そこから良い形で調子を取り戻した。何よりもそれを誇りに思う。

 これだけ大きな改善を果たすことができて、とても励みになる。昨夜懸命に作業をしてくれたチームの皆のおかげだ。

 接戦のなかでトップ10圏内に入れた。(ランキング)5位争いをしているプレッシャーはいくぶんあるけれど、これからやるべき仕事に取り組んでいく。今日は結果を出せた。明日も結果を出さなければならない。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=7番手

2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1最終戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 僕とカルロス(・サインツJr.)、そしてチームにとって良い予選だった。7番手だけど(バルテリ・)ボッタスのペナルティによって6番グリッドからスタートできるからうれしい。

 この2日間、とてもうまくいっていて、マシンの感触も全体的にかなりよかった。

 楽な予選でないことは分かっていたが、Q3進出という目標を達成することができた。倒そうと思っていた中団勢に勝ってこの位置をつかめたので、余計にうれしいよ。ポジションとしてはこれが最大の結果だ。いい形でシーズンを締めくくれるね。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=6番手

2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第21戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 僕にとってはかなり平均的な予選だった。この結果にはあまり満足していない。
 Q1初めから苦労し、最大のパフォーマンスを発揮することができなかったので悔しく思っている。コンディションが難しく、路面がかなり滑りやすかったんだ。

 でもレースペースはまずまずだと思う。メルセデスはかなり速そうだから、レースでもてごわいだろう。バルテリは後方から順位を上げてくるはずだ。だからスタートは必ずうまく決めなければならない。

 デグラデーションがかなり高いため、大部分のドライバーがミディアムタイヤでスタートするだろう。そのなかでセブ(ベッテル)がソフトスタートなのが興味深い。

 全力を尽くしてレースを戦い、いい結果をつかみたい。

2019/12/01

ルノー、eSportsドライバーをF1シミュレーターでのテストに起用

F1チームは、“eスポーツ”とその現実世界とのクロスオーバーを模索し始めている。 かつてビデオゲームは単なる娯楽のための世界だったが、技術の進歩により“eスポーツ”として認識されており、F1も公式に『Formula 1 Esports Series』を立ち上げている。 続きを読む
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2019/11/25

ルノーF1チーム 「最終戦はトロロッソ・ホンダとの負けられない戦い」

ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、最終戦アブダビGPはトロロッソ・ホンダとの“負けられない戦い”になると気合いを入れる。 昨年のコンストラクターズ選手権を4位で終えたルノーは、今年トップ3チームとのギャップを縮めることを目標にシーズ... 続きを読む

2019/11/21

オコンがアブダビテストからF1に復帰へ。ルノーへの正式加入日が決定

 ルノーF1チームは、2020年のレースドライバーとして契約したエステバン・オコンが、2019年F1最終戦アブダビGPの翌日、チームに正式に加入することを発表した。

 メルセデスの育成プログラムのメンバーだったオコンは、2016年第13戦ベルギーGPでマノーからF1デビュー、2017年、2018年はフォース・インディア/レーシングポイントで走った。しかし2019年はシートを失い、メルセデスのリザーブドライバーを務めていた。

 F1復帰の道を探っていたオコンだが、8月に2020年に向けルノーと2年契約を結び、ニコ・ヒュルケンベルグに代わり、ダニエル・リカルドのチームメイトを務めることが決まった。

 アブダビGPを前にルノーは、最終戦の翌日12月2日にオコンがチームに正式に加入し、3日と4日に開催される合同テストで、2日間にわたってルノーのマシンを走らせることを明らかにした。

2019年F1第17戦日本GP ニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルド(ルノー)
オコンの加入により、ヒュルケンベルグは2019年でルノーを離脱することが決まっている

2019/11/20

マクラーレンF1、サインツの3位で2019年選手権4位が確定「いずれ純粋なパフォーマンスで表彰台をつかむ」と代表

 マクラーレンF1チームは、2019年第20戦ブラジルGPでコンストラクターズ選手権4位を確定させた。カルロス・サインツJr.が3位を獲得したことで、5位ルノーとの差を49点に拡大することに成功したのだ。

 予選でのトラブルにより最後尾20番グリッドからスタートしたサインツは4位でフィニッシュ。しかし3位のルイス・ハミルトンがペナルティにより降格されたことで、3位に繰り上がった。

 しかしレース後、スチュワードは、サインツがイエローフラッグ時にDRSを使用した件についても調査していた。イエローフラッグ無視の疑いではサインツを含む複数のドライバーが調査対象になっていたが、結局スチュワードは違反行為にはあたらないと判断し、ペナルティは科さなかった。そのため、サインツは3位に昇格し、自身初の表彰台を獲得した。

2019年F1ブラジルGP マクラーレンのカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得
2019年F1ブラジルGP マクラーレンのカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得

 マクラーレンF1チームは2014年オーストラリアGP以来の表彰台を実現、ランド・ノリスの8位と合わせて19点を獲得したことで、2019年コンストラクターズ選手権4位を確定させた。

 マクラーレンは2013年と2014年にはランキング5位、2015年は9位、2016年は6位、2017年は9位、2018年は6位と低迷してきた。4位はここ7年のなかで最高の結果ということになる。

「マクラーレンはコンストラクターズ選手権4位を獲得し、2014年以来の表彰台を達成した。カルロスにとってはF1キャリア初の表彰台だった」とチーム代表アンドレアス・ザイドルは語った。

「チーム全体にとって最高の結果を出すことができた。この表彰台を含む今年の成果は、我々にとってこれ以上ないほど大きなモチベーションとなる。将来、純粋なパフォーマンスにより再び表彰台をつかむため、今後も努力し続ける」

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2019/11/19

ルノーF1チーム | 2019年 F1ブラジルGP 決勝レポート

ルノーF1チームは、2019年 F1ブラジルGPの決勝レースで、ダニエル・リカルドが6位、ニコ・ヒュルケンベルグが15位でレースを終えた。 シリル・アビテブール(チーム代表) 「我々にあまり適していないトラックでのあまり最適ではないスターティングポジションを... 続きを読む

2019/11/19

ヒュルケンベルグ「セーフティカー導入時とリスタートでのバトルは楽しかったが、結果を出せなかった」:ルノー F1ブラジルGP日曜

 2019年F1第20戦ブラジルGPの決勝レースが行われ、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは15位でレースを終えた。

■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=15位
 今日は何が起きたのか分からない。レースで結果を出すことはできなかったようだ。

 終盤にセーフティカー導入とリスタートがあった時は盛り上がった。何度かバトルをしたのは楽しかったよ。でも今日は僕には何も起きなかった。

 予選でどれだけ上につけて、そこから順位を上げていくかというのがいかに重要かを示したレースだった。

2019年F1第19戦ブラジルGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ポジション争いを繰り広げるニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

2019/11/19

リカルド、一時は最後尾も6位まで挽回「接触の後も諦めずに全力を尽くした」:ルノー F1ブラジルGP

 2019年F1ブラジルGP決勝で、ルノーのダニエル・リカルドは6位だった。序盤にケビン・マグヌッセンと接触し、5秒のタイムペナルティを科され、ウイング交換も必要となり、最後尾まで落ちたが、そこからポジションを上げていった。

2019年F1第20戦ブラジルGP ダニエル・リカルド(ルノー)とケビン・マグヌッセン(ハース)が接触
2019年F1第20戦ブラジルGP ダニエル・リカルド(ルノー)とケビン・マグヌッセン(ハース)が接触

■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=6位
 序盤にインシデントがあったので、「7位は無理だな」と思っていた。だからこの結果をすごく喜んでいる。

 ケビンとのインシデントについては、責任は僕にある。きわどかったが、仕掛けたら、彼がスピンした。こういうことをやってうまくいくこともあるが、ホイール同士が接触してしまうこともある。そうなるともうレースは終わったと考えがちだけど、僕らは懸命に努力し続け、とてもいいレースを走った。セーフティカー後のリスタートは楽しかったよ。

 今年もあと1戦だ。楽しみだね。

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2019/11/15

トロロッソを抜いたレーシングポイントF1、ランキング5位を目指す。ブラジルGPでのポイント獲得が重要に

 スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは、計算上可能性がある限りは、コンストラクターズ選手権5位を目指すことを諦めないと述べた。

 レーシングポイントは、ノーポイントに終わったシンガポールGPを除くとベルギーGP以降のレースすべてでトップ10圏内に入っており、コンストラクターズ選手権ではトロロッソ・ホンダを抜いて6位に上がり、5位のルノーを18ポイント差で追いかけている。

 残り2戦でルノーを追い抜いて5位につけるのは至難の業だが、ポイントを重ねることが可能な限り、その目標がレーシングポイントの視野から外れることはない。

「我々にとってブラジルは、再びポイントを獲得する良い機会となるだろう」とサフナウアーは2019年シーズン最後から2ラウンド目の週末を前に語った。

「マシンはあらゆる種類のコースにおいて良く機能しており、今週末も競争力を発揮できると確信している」

「前回のアメリカでのレースにおける我々のパフォーマンスを評価するのは難しい。なぜなら様々な要素に阻害されたからだ。だが真のポテンシャルが発揮できなかったことは間違いない」

「シーズンは終わりに近づいている。全体的にサマーブレイク以降の我々のパフォーマンスには満足していると言えよう」とサフナウアーは付け加えた。

「マシンの改善に懸命に取り組み、1戦を除き過去7戦でポイントを獲得してきた」

「アメリカで獲得したポイントのおかげで我々はチャンピオンシップで6位に上がることができ、計算上はまだ5位を狙うことができる」

「対処すべきことや、戦うべきことが数多くあるので、今週末はチャンスを最大限に活かす必要がある」

 セルジオ・ペレスはインテラルラゴスで難しい戦いに挑むことになるが、母国メキシコと共通点のあるブラジルを非常に気に入っており、レースを楽しみにしている。

2019年F1第20戦ブラジルGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第20戦ブラジルGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

「ブラジルに来ると、シーズンが終わりに近づいていることを感じるよ」とペレスは語った。

「チャンピオンシップが終わりに近づいていく時期だ。僕たちはまだ5位を賭けて戦うチャンスがある。だから今週末にさらにポイントを積み重ねることがとても重要だ」

「僕はブラジルが好きだ。ある意味でメキシコを思い出させるんだ。人々はとても温かくのんびりしているし、メキシコのファンと同じくらいF1を愛しているからね。彼らはいつもグランドスタンドでパーティをしているんだ」

「コースはとても短くて、カートのコースを思い出す。とてもシンプルに見えるかもしれないけれど、完璧なラップを刻むのは簡単なことではない」

「マシンをどう進ませるか本当に正確にやらなければならないし、いいラップタイムを出すためには縁石を活用する必要がある」

「天気も大きな要因になる。しょっちゅう雨が降るからね。あのあたりはすぐ雲が発生するんだ。2016年がそうだったように、そうしたことが状況を混乱させる」

2019/11/11

ルノー、今季でF1撤退の噂を否定 「2020年のプロジェクトは進行中」

ルノーF1チームは、2020年シーズン限りでF1から撤退するとの噂を否定した。 カルロス・ゴーンの汚職スキャンダル、2019年シーズンの期待外れな成績、2020年限りでのエンジンカスタマーがいなくなる状況、そして、最も直近ではブレーキバイアスシステムの不正行為... 続きを読む

2019/11/10

アラン・プロスト 「2021年のF1レギュレーションは大きな一歩」

4度のF1ワールドチャンピオンでルノーF1チームのディレクターを務めるアラン・プロストは、2021年の新レギュレーションはF1にとって“大きな一歩”になる可能性があると考えている。 過去数日間、ルノーは今シーズン限りでF1から撤退することを決定したとの報道もあ... 続きを読む
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2019/11/08

「2021年にオーバーテイクが簡単になるとは思わない」バトルの名手リカルドはF1新規則の効果に懐疑的

 ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、2021年のレギュレーション変更によって、狙いどおりオーバーテイクが増えるという確信は持てないと語った。

 F1は長年、コース上のバトルを活性化し、オーバーテイクしやすい環境を作ることを目指している。しかし2017年にマシン幅を拡大したことは、いくつかメリットはあったものの、オーバーテイクを難しくしたという点では間違いだったかもしれないとリカルドは主張している。

 2017年、F1上層部はF1マシンの見た目を改善し、ラップタイムを速くするなどの目的でレギュレーション変更を行い、その一環として車体とタイヤがワイドになった。

「マシンが大きくワイドになり、セクシーになった。見た目は2016年の時よりよくなったと思う」とリカルドは言う。

「でも幅広くなることについては心配していた。だって、コース幅は広くなるわけじゃないからね。そのためオーバーテイクする可能性が減った」

 リカルドは、マシンが幅広くなることで、空力的な面でも他のマシンの後ろに近づくのがより一層難しくなったと述べている。

「だから(マシン幅を広げるというのは)最高のアイデアだったとはいえないかもしれない。自分たちのミスから学ぶという言い方はしたくないが、とにかく学んで前に進んでいきたい」

 2021年には大規模なレギュレーション変更が行われるが、大きな目的のひとつは「ドライバーがコース上でより激しくバトルをすることを可能にするマシン」の導入であるとF1側は述べている。しかしそれを達成するのは簡単ではないとリカルドは考えている。

2019年F1アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)とランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1アメリカGP ダニエル・リカルド(ルノー)とランド・ノリス(マクラーレン)

「皆が1台オーバーテイクできるなら、僕は2台まとめて抜けるだろうね」とオーバーテイクの名手として評価の高いリカルドはジョークを言った。
「ファンはそういうシーンを見たがっているんだ」

「ただ、(オーバーテイクのチャンスが増えれば)僕らはディフェンスをうまくやる必要も出てくる。オーバーテイクが簡単になるとは思わない。誰もが、その分、ポジションを守るために必死になるからね」

「それでも、オーバーテイクのチャンスが増えることは、エキサイティングなレースにつながるとは思うよ」

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