F1 JPの記事一覧

2019/12/10

ウエーバー、ヒュルケンベルグのF1離脱は「タイミングとして適切」との考えを述べる

 元F1ドライバーのマーク・ウエーバーは、ベテランドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグの、モータースポーツの頂点におけるキャリアは自然な経緯をたどったと主張しており、彼の離脱に眠れないほど頭を悩ますことはないとしている。

 エステバン・オコンが2020年に向けてルノーとの契約を結んだことにより、9年間で177戦に出場したヒュルケンベルグがF1を離脱する可能性は高まっていた。

 ヒュルケンベルグはハースとも話し合いを進めていたものの、同チームが来季もロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンを起用すると発表したことで、32歳の彼の行末は決定的なものとなった。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ヒュルケンベルグが離脱を余儀なくされた件について「F1がどれだけ間違った状況にあるかの良い例だ」と最近になってコメントしている。

 しかし『Channel 4』のコメンテーターであるマーク・ウエーバーは、ヒュルケンベルグにとってはグランプリレースから離れる適切なタイミングであったと考える。

 ヒュルケンベルグの将来について尋ねられたウエーバーは「今夜はちゃんと眠れるよ」と皮肉めいた口調で語った。

「僕は、彼はF1で長いキャリアを築いてきたと思う。彼は器用なドライバーだったんだ。地位を築いていなかったら、F1で長くキャリアを続けることなどできない」

「けれども彼は10年で176戦ほどを戦ってきたんじゃないかな。特に不公平なことではないし、いろいろなモチベーション、成果、シミュレーターを学ぼうとする意欲、新たな技術などを備えた若い人材が常に待ち構えているんだ」

「つまり、この世界ではあっという間に消耗品扱いされてしまう。彼は長いキャリアを過ごしてきた。切り替えるべきタイミングだったと思うね」

 アブダビGPでF1キャリアを締めくくったヒュルケンベルグには、表彰台未登壇出走回数が最多という不名誉な記録がある。彼はしばらくの間モータースポーツから離れ、考えをリセットするのだという。

「僕としては、これからの時間を楽しみにしているところもあるんだ」とヒュルケンベルグはヤス・マリーナで語った。

「この章を締めくくって新たな章を開く。この先どんなことが起きるかもしれなくて、どんなことが起きないのかもしれないのか。僕には分からないけれど、他の誰にだって今は分からない」

「けれども個人的には、少しの間だけ離れるという感じだ」

「レースから少し切り離されていたいんだ。数カ月したら、自分が何を目指したいかが見えてくるだろう。それからもう一度、検討していくよ」

2019/12/10

サインツJr.、2019年を振り返りマクラーレンF1への移籍が正しかったことを確信。「ランキング6位は何よりも望んでいたこと」

 カルロス・サインツJr.は、自身最高のF1シーズンとなった2019年は、マクラーレンへの移籍が正しかったことを証明したと語っている。

 サインツJr.は2015年にトロロッソからF1でのキャリアをスタートさせており、同チームでの最後のシーズンはルノーへと貸し出される形になっていた。しかしながらルノーがダニエル・リカルドを迎え入れることを決定したため、サインツJr.はチームとの長期に渡る関係を築くチャンスを逃している。

 こうした状況下でサインツJr.は、その後の活動について悩んでいた。最終的に、彼はホンダとのエンジンパートナーシップにより近年は低迷していたマクラーレンと契約を結んでいる。

 総合的に見て将来を約束するような兆候はなかったが、サインツJr.と新人ランド・ノリスによって持ち込まれた新たな活力が、2019年のチームに奇跡をもたらした。

 マクラーレンはコンストラクターズ選手権において4位を獲得。サインツJr.自身もドライバーズ選手権で6位となり、“トップ3以外での最高位”の座につけた。

 そのなかでサインツJr.はブラジルGPにおいてF1キャリア初の3位表彰台を獲得し、マクラーレンにとっても2014年以来初となるトップ3を達成している。

 25歳のサインツJr.によると、この結果は、冬の間の難しい決断を正当化する以上の意味合いを持つという

「マクラーレンに移籍したときに良い感触があったんだ。2018年末の状況が、あまり将来を約束するようには見えなかったとしてもね」と彼はF1公式サイトに対して語っている。

「多くのエンジニアたち、たくさんの人たちと会話をしてきた。このプロジェクトそのものが、ただ僕に良い感触を与えたんだ」

「それが好成績と関係があるのかどうかすら分からないけれど、そうした感触がすぐに結果に反映されていった。それにマクラーレンのアプローチの変更や、チーム構成の大きな変更もね」とサインツJr.は続けた。

「僕らは(チームの)ランキングで4位になり、しばらくぶりの表彰台を達成した。突如として、そうしたことが正しい動きだったように見えてきたんだ! (ドライバーズ)ランキングでの6位は、僕が何よりも望んでいたことだ」

「昨シーズンのブラジルGPをフィニッシュしたときのことを覚えている。そして、自分がチームで何を成し遂げられるのかなんて知らずにマクラーレンに行った。(今や)僕は自分のキャリアのなかで最も強力なシーズンを過ごしたし、マクラーレンにとっても久しぶりの強力なシーズンとなった」

「とても満足だよ」とサインツJr.は輝くような笑顔で言った。

「素晴らしい人々が非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮し、さらに前進しようというハングリー精神とモチベーションを持っているんだ。そういうところが見られて嬉しい」

 2015年から2017年までのホンダとの低迷期を経て、マクラーレンはルノーエンジンに支えられながら復活を遂げた。しかし、来シーズンは引き続きルノーエンジンを使用するものの、チームのパワーユニットは2021年にメルセデスのものに変更となる。

 この関係は、1995年から2014年にかけて、3度のドライバーズタイトルと1度のコンストラクターズタイトル、そして78勝を獲得した時期を思い起こさせるものだ。しかし、マクラーレンにはチャンスもあれど、まだリスクもあると言える。

2019/12/08

アロンソ、F1でのハミルトンの成功を称賛。噂のフェラーリ移籍についても個人的な意見を述べる

 フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンのF1における持続的な成功に感銘を受けていると認め、ハミルトンは今や伝説的存在であるミハエル・シューマッハーと肩を並べたと主張している。

 ハミルトンは今季、自身6度目となる世界タイトルを獲得し、シューマッハーの7度のチャンピオン獲得という記録に手が届くところまで到達した。

 ハミルトン自身が認めたように2019年は厳しい年であり、これには外部から観察していたアロンソも同意している。

「今、彼がF1でしていることは驚くべきことだ」とアロンソはイギリスの『Channel 4』に語った。

「彼とチームの組み合わせは非常に圧倒的なんだ」

「このチャンピオンシップは彼にとってかなり厳しかったと思う。フェラーリは強かったし、シーズンのある部分ではレッドブルも強力だった」

 ハミルトンはシューマッハーと同じレベルで語られるべきかどうかと聞かれたアロンソは、そうするべきだと答えている。

「(彼がシューマッハーより優れているかどうかを)言うのは難しいと。少なくともルイスは同レベルにいると思う」

 ハミルトンとメルセデスの現行の契約は来シーズンの終わりまで続く。34歳のハミルトンの将来に関する最近の憶測は、2021年にフェラーリ移籍の可能性があるというものが主となっている。

 フェラーリとの将来の可能性について、元フェラーリのドライバーであるアロンソがF1のスーパースターのハミルトンにできるアドバイスは、決定を下す前に長く、そして深く考えること以外にはほとんどないという。

「とても個人的な答えになると思う」とアロンソは語った。

「彼は様々な要因のなかから、すべての可能性や要素を考慮して決定を下さなければならない。とても個人的なことだ」

「彼らにはともに成し遂げた成果があるから、おそらくメルセデスに対する忠誠心もあるだろう。それに、2021年に向けてメルセデスがどういう考えを持っているのかは、僕には分からないことだ」

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2019/12/06

史上最多のレース開催数となる2020年に、フェルスタッペンらドライバーがスタッフの負担を懸念

 2019年アブダビGPから、2020年オーストラリアGPまではたった105日間しかない。オーストラリアGPは、F1史上最多の22戦が開催される来シーズンの開幕戦となる。

 クルーメンバーにとっては過酷なスケジュールが待ち受けている。2021年シーズンには、クルーメンバーの負担を減らす一助とするために、レースウイークが4日から3日に短縮される予定だ。

 だがドライバーのほぼ全員を含む多くの人々が、22戦のレース開催は多すぎると考えている。

「移動が多すぎるし、メカニックの負担も大きすぎる」とマクラーレンのカルロス・サインツJr.は語った。

「これ以上レースを増やすのには完全に反対だ。21戦や22戦のレースでさえ多すぎると感じている。この先増やそうとしている22戦から25戦では、(シーズンの)残りの日数では足りないと思うんだ」

 商業権保有者のリバティ・メディアは、最大25戦を開催できるようにカレンダーを構築することを望んでいる。

 F1が2017年に米国企業のリバティに売却された後にCEOに就任したチェイス・キャリーは、シーズン長期化による犠牲に関する質問に対して、アブダビで以下のように答えている。

「その件については我々も非常に気にかけている」

「結局のところ、この競技が健全に行なわれることによって人々の仕事が生み出される。我々はこのスポーツを健全なものにしなければならないが、プレッシャーや消耗を深く認識したやり方で行なう必要がある」

 22戦以上にレースを増やした場合、メカニックたちの家族に問題が及ぶだろうとマックス・フェルスタッペンは今年の早い時期に語っていた。

「彼ら(リバティ)がお金を儲けたいのは知っている。でも彼らは、コースに来るメカニックたちのことも考えなければならない」とフェルスタッペンは語った。

「これ以上レースが増えたら、彼らはすぐにでも離婚することになりかねないよ」

2019/12/06

史上最多のレース開催数となる2020年に、フェルスタッペンらドライバーがスタッフの負担を懸念

 2019年アブダビGPから、2020年オーストラリアGPまではたった105日間しかない。オーストラリアGPは、F1史上最多の22戦が開催される来シーズンの開幕戦となる。

 クルーメンバーにとっては過酷なスケジュールが待ち受けている。2021年シーズンには、クルーメンバーの負担を減らす一助とするために、レースウイークが4日から3日に短縮される予定だ。

 だがドライバーのほぼ全員を含む多くの人々が、22戦のレース開催は多すぎると考えている。

「移動が多すぎるし、メカニックの負担も大きすぎる」とマクラーレンのカルロス・サインツJr.は語った。

「これ以上レースを増やすのには完全に反対だ。21戦や22戦のレースでさえ多すぎると感じている。この先増やそうとしている22戦から25戦では、(シーズンの)残りの日数では足りないと思うんだ」

 商業権保有者のリバティ・メディアは、最大25戦を開催できるようにカレンダーを構築することを望んでいる。

 F1が2017年に米国企業のリバティに売却された後にCEOに就任したチェイス・キャリーは、シーズン長期化による犠牲に関する質問に対して、アブダビで以下のように答えている。

「その件については我々も非常に気にかけている」

「結局のところ、この競技が健全に行なわれることによって人々の仕事が生み出される。我々はこのスポーツを健全なものにしなければならないが、プレッシャーや消耗を深く認識したやり方で行なう必要がある」

 22戦以上にレースを増やした場合、メカニックたちの家族に問題が及ぶだろうとマックス・フェルスタッペンは今年の早い時期に語っていた。

「彼ら(リバティ)がお金を儲けたいのは知っている。でも彼らは、コースに来るメカニックたちのことも考えなければならない」とフェルスタッペンは語った。

「これ以上レースが増えたら、彼らはすぐにでも離婚することになりかねないよ」

2019/12/05

アブダビでF1の問題点が浮き彫りに「DRSがないとオーバーテイクできない」とドライバー

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、アブダビGP決勝を見れば、なぜ新たなレギュレーションが必要なのかが明らかであると語っている。

 ブラウンは、コース上でのバトルを活性化し、チーム間の争いをより接戦にするための取り組みを続けている。彼はシーズン最終戦で起きたことを例に挙げ、レギュレーションを変更し、バトルしやすいマシンを導入することが重要であると主張した。

「日曜日のレースでは、技術上のトラブルのために、ほぼ20周にわたってDRSが使用できなかった。その時の状況から、接近戦を演じられるマシンが必要であることが強調されたと言わざるを得ない」とブラウンは指摘した。

 DRSのトラブルはサーバーの不具合が原因だった。レース序盤はトラブルによってオーバーテイクが難しくなり、エンジンペナルティでグリッド最後尾からスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、順位の回復に苦戦した。

「この件は、今のF1はDRSがなければオーバーテイクができないということを表している」とマクラーレンのカルロス・サインツJr.はコメントした。

「現代のF1では、DRSが本当に必要なんだ。2021年には不要になっているといいね。この補助装置を好きな者はいないけれど、現時点ではF1でオーバーテイクが見たかったらDRSが必要だ。今後どうなるのか状況を見ていこう」

■アブダビではトップ3チーム以外周回遅れ。格差が目立つ結果に

 DRSトラブルが解決してからはトラフィックが多少解消されたが、トップチームと中団チームのパフォーマンス差が大きいことが改めて示される形になった。

 首位と同一周回でレースを終えたのはわずか6台。このレースでの「トップ3チーム以外のトップ」だったのはレーシングポイントのセルジオ・ペレスだったが、彼もウイナーから1周遅れでチェッカーフラッグを受けている。

「日曜日のレースを振り返ると、完全なレース距離を完走したのはまたもトップチームだけだった。他のチームはすべて周回遅れだ。チーム間のパフォーマンス差を縮めなければならない」とブラウンは述べた。

 F1は2021年から導入予定の新ルールを最近発表しており、ブラウンはそれがファンに広く受け入れられていると感じている。

「新ルールについては、特にファンからの幅広くポジティブな反応があったことを非常に喜ばしく思っている」とブラウンは恒例のレース後のニュースレターに書いている。

「ファンは我々のスポーツにとって最大の利害関係者であり、我々は長年の愛好家たちをしっかり捉える必要がある。しかしそれと同時に、新たなファンを引きつける必要もある」とブラウンは続けた。

「我々は3年前にこのやり方を始めたが、今、その結果が見えようとしている」

「F1への関心は2019年も高まり続けている。これまでのところ入手可能なテレビ視聴者数のデータはポジティブなものだ。そして2018年と同様に、今年もまたレースウイークに来場した観客数が400万人を超えている」

「デジタルプラットフォーム上でも、その成長はいっそう印象強い。また一方で世界中の様々な都市で開催したフェスティバルは、多くの関心を集めた」

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2019/11/26

ウイリアムズF1残留のラッセル、離脱するクビサから得た学びを糧に2020年に挑む

 ウイリアムズF1チームのルーキーであるジョージ・ラッセルは、2020年もチームに残留すると話している。しかし、彼はロバート・クビサに代わるチームメイトが誰になるかは分からないとしている。

 2011年にラリーでの事故により人生を変えるような大怪我を負ったクビサは、6年のブランクの後に、今シーズンのF1に衝撃的なカムバックを果たした。

 しかしこの復帰は彼が望んだような夢のカムバックにはならず、選手権ではたった1ポイントを獲得したのみだ。彼はウイリアムズを離脱し、新たな機会を模索するという。

 昨シーズンのF2選手権でタイトルを獲得し、今季のオーストラリアGPでF1デビューを叶えたラッセルは、経験豊富なクビサの離脱を寂しく思っていると語る。

「彼はすごく面白いんだ。技術面での知識がとても豊富で、僕は多くを学んだ」と21歳のラッセルは言う。

 どの領域でクビサの経験から恩恵を受けたと感じているかと聞かれたラッセルは、「エンジニアとの付き合い方やフィードバック」だと述べ、「より完成したドライバーになるためには、自分はもっと改善の必要があることを見せつけられた」と語っている。

 ウイリアムズのシニアレースエンジニアを務めるデイブ・ロブソンは、ラッセルの技術的な専門知識に上積みをすることが、チームにとっての最優先項目だという部分に同意した。

「確かに私達はジョージが、特にコースを確実に学べるよう(今季は)時間と機会を費やしてきた。ただ右に左にというだけじゃなくてね! しかし彼は、F1カーのセッティングをどれほど繊細に行なわなければならないかを理解している」

「彼はマシンがどのように機能するか、マシンに何を求められるのかを理解するという並外れた能力を持っている」とロブソンは付け加えた。

「これからはそれをセッティングの複雑さと組み合わせていかなければならない。そして来年になって同じコースを訪れたときには、彼は我々を助けたり導いたりするという点で、より良いポジションにいるだろう」

「F1で重要なのは、セッティングとタイヤが互いにどのように影響し合うかだ。それは常に重要な要素であり、彼や下位のフォーミュラからやってくる者にとっては、少し違うものかもしれない。来年はそうしたことが実を結ぶことを期待しているよ」とロブソンは述べた。

 ニコラス・ラティフィはすでに、フォース・インディア(現レーシングポイント)で5度の走行を行なっている。しかし彼が来シーズン、ウイリアムズのフルタイムシートを手に入れるかどうかは確定していない。

2019/11/26

マッサ、フォーミュラEの将来性を確信。「F1の後に走るシリーズはここしかないと感じた」

 ベンチュリからフォーミュラEに参戦中のフェリペ・マッサは、グランプリレースを走る以上の人生を模索するF1ドライバーにとって、完全な電気自動車によるシリーズが、より優れた選択肢になるだろうと語っている。

 2002年から2017年までをF1で過ごしたマッサは、2008年に惜しいところでタイトルを逃している。彼はフォーミュラEにおいて、モータースポーツの最高峰であるF1のフルシーズンを経験した7人のドライバーのうちのひとりだ。

 フォーミュラEはメジャーかつ卓越した自動車メーカーがワークスチームとして参加しているものの、いまだF1チャンピオン経験者の参戦はない。マッサは、ドライバーの支持が大きくなったことにより、シリーズの質は急速に向上したと考えている。

「フォーミュラEはやるべきことを正確に行なっている。成長を遂げているんだ」とマッサは『The Mirror』に語った。

「選手権が成長を遂げて規模が拡大していくと、有名なドライバーたちが興味を示す」

「僕も関心を抱いた。僕は最初からフォーミュラEを見ていて、興味を持っていたんだ。この選手権だけが、F1の後での参戦を考えるものだった」

「フォーミュラEに集中しているよ。なぜなら僕は他の選手権の将来よりも、フォーミュラEの将来性を信じているから」

「F1に残る可能性がないドライバーは、誰もがフォーミュラEを試そうとするだろうと確信している。100%そうなると確信しているんだ」

 しかしながら、マッサのようなF1優勝経験者やスターの名が加わるということは、成績に対する期待値も上昇するということになる。

「プレッシャーなんて常に感じてきた。プレッシャーというのは、F1では毎日感じるものなんだ」

「ここでは僕が最も有名かもしれないけれど、自分が戦っているドライバーのレベルも完全に理解している」

「ここのドライバーは誰もがF1でレースをできるし、誰もがF1で最終的に成功を手にすることができるよ」

2019/11/26

マッサ、フォーミュラEの将来性を確信。「F1の後に走るシリーズはここしかないと感じた」

 ベンチュリからフォーミュラEに参戦中のフェリペ・マッサは、グランプリレースを走る以上の人生を模索するF1ドライバーにとって、完全な電気自動車によるシリーズが、より優れた選択肢になるだろうと語っている。

 2002年から2017年までをF1で過ごしたマッサは、2008年に惜しいところでタイトルを逃している。彼はフォーミュラEにおいて、モータースポーツの最高峰であるF1のフルシーズンを経験した7人のドライバーのうちのひとりだ。

 フォーミュラEはメジャーかつ卓越した自動車メーカーがワークスチームとして参加しているものの、いまだF1チャンピオン経験者の参戦はない。マッサは、ドライバーの支持が大きくなったことにより、シリーズの質は急速に向上したと考えている。

「フォーミュラEはやるべきことを正確に行なっている。成長を遂げているんだ」とマッサは『The Mirror』に語った。

「選手権が成長を遂げて規模が拡大していくと、有名なドライバーたちが興味を示す」

「僕も関心を抱いた。僕は最初からフォーミュラEを見ていて、興味を持っていたんだ。この選手権だけが、F1の後での参戦を考えるものだった」

「フォーミュラEに集中しているよ。なぜなら僕は他の選手権の将来よりも、フォーミュラEの将来性を信じているから」

「F1に残る可能性がないドライバーは、誰もがフォーミュラEを試そうとするだろうと確信している。100%そうなると確信しているんだ」

 しかしながら、マッサのようなF1優勝経験者やスターの名が加わるということは、成績に対する期待値も上昇するということになる。

「プレッシャーなんて常に感じてきた。プレッシャーというのは、F1では毎日感じるものなんだ」

「ここでは僕が最も有名かもしれないけれど、自分が戦っているドライバーのレベルも完全に理解している」

「ここのドライバーは誰もがF1でレースをできるし、誰もがF1で最終的に成功を手にすることができるよ」

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2019/11/24

ルノーF1を離脱するヒュルケンベルグ、2020年以降の去就は未定も「チャンスのために準備はしておく」と引退を否定

 ニコ・ヒュルケンベルグはF1を去るという感覚はないと話しており、ルノーを離脱する彼は、チャンスさえあればすぐにでも戦いに戻る用意があると主張している。

 ヒュルケンベルグは176回のグランプリに出場したベテランであり、次週のアブダビGPが終われば9シーズンをF1で過ごしたことになる。これが最後のシーズンになることを望んでいないものの、そうなった場合でも、32歳の彼はモータースポーツの最高峰における日々に何の後悔も感じないという。

「後悔はないよ」と先週末ブラジルでヒュルケンベルグは語った。

「もちろんミスもしてきた。避けられたら良かったけれど、僕たち誰もがミスをすることがあって、今なら違うやり方や動きをするだろう。でも後になってからあれこれ言うのは、いつだって簡単なことだ」

「だから全体としては、自分が達成してきたことを受け入れている。そしてレースドライバーを引退するとは思っていない」

「F1を離れるような気がしていないんだ。グリッド上にはいないかもしれないが、チャンスがあれば、準備は整っているよ」

 ヒュルケンベルグは最近までインディカー参戦の可能性が噂されており、エド・カーペンター・レーシングと話し合いをしていた。しかしながら、先週カーペンター自身がその可能性を否定している。

 また2020年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するとの噂もあったが、このゴシップは少なくとも現時点でヒュルケンベルグ本人が「フェイクニュース」だと語っている。

「僕はなんの契約もしていないし、近い将来に契約する予定もない」とヒュルケンベルグは付け加えた。

「異なるレースシリーズやチームなどから連絡があるが、今の時点では本当に何も起きていないよ。正直に言うと、僕はとてもリラックスした気持ちでいるんだ」

「とにかく可能な限り良い結果を出してシーズンを終える。その後は、これまでのことを少し振り返り、自分の時間をいくらか取る。そして自分がやりたいことや関心が持てそうなことを考えるよ」

「レースをするために、急いで何かをしたいという気持ちはまったくない。だからとてもリラックスしている」

「この10年のF1は激しかったし、ハイペースで暮らした。だから新しい年が始まるにあたっては、自分がどう感じるか、物事がどう展開し、どの方向へ発展していくかということを考える必要がある」

「正直なところ、今の時点では分からないんだ」

2019/11/24

フェラーリ会長、F1ブラジルGPでの接触でドライバーらに忠告。「フェラーリのためのレースであることを忘れてはならない」

 フェラーリ会長のジョン・エルカーンはセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの両名に対し、フェラーリでの優先順位は、彼らの個人的な野心よりもチームの方が上であることを再認識させた。

 木曜日にトリノで開催されるエクソールの投資家会議に向けて準備をするなかで、苛立ちを隠せないエルカーンは、フェラーリのF1ブラジルGPを台無しにしたインシデントについて対処していた。

 ブラジルGP終盤に起きた2名の衝突は、フェラーリにダブルリタイアという恥ずべき結果をもたらした。

「私は大きな怒りを感じた」とエルカーンはメディアに語った。

「日曜日の出来事は私を大いに苛立たせただけでなく、フェラーリがどれだけ重要なのかを理解する機会にもなった」

「ドライバーたちがどれだけ優秀であろうが、彼らがフェラーリのためにレースをしていることを忘れることなどあってはならない」

「そして最も重要なことはフェラーリが勝つことであるのに、それは達成されていない。マッティア・ビノットはこの点を非常に明確に認識していた」

 エルカーンは失望してはいたものの、フェラーリの2019年シーズンについては称賛の言葉を述べた。

「ポールポジションに関して言えば、フェラーリにとって並外れたシーズンだった。残念ながらそのすべてがレース優勝に結びつくことはなかったが」

 先週日曜日の一件の後、チーム代表のマッティア・ビノットは話し合いのために、ルクレールとベッテルをマラネロに呼び出すことにした。そこで同士討ちの内容を見直し、最終的に責任の所在を明らかにすることになるだろう。

2019/11/12

アーバイン、現在のF1でハミルトンに対抗できるドライバーはルクレールのみと主張

 元フェラーリF1のドライバーであるエディ・アーバインは、チームはシャルル・ルクレールに焦点を当てるべきであると考えており、今季はセバスチャン・ベッテルを犠牲にしなかったために勝利を逃してきたのだと主張した。

 アーバインは常に自身の意見を率直に述べてきた。彼は今季序盤にもベッテルを「過剰評価された、ひとつのことしかできないドライバー」と批判している。

 F1で4度の優勝経験を持つアーバインはルクレールを称賛している。ルクレールはレッドブルのマックス・フェルスタッペンよりも賢明で優れたドライバーであるとアーバインは評価しており、この競技における若手の中のリーダーであると公言している。

 ルクレールは今季、7度のポールポジションと2度の優勝を獲得したが、対するベッテルはポールポジションが2回と優勝が1回だ。アーバインはこの成績に驚いてはいないという。

「ルクレールにはベッテルを打ち負かすチャンスがあると思っていた。なぜならベッテルは4度のチャンピオンに値するドライバーではないと、私は考えているからだ」とアーバインはイタリアで『Betway』のインタビューに答えている。

「彼(ベッテル)は非常に良いドライバーだとは思うが、ミスが多い。私としては、彼がそこまで速いと思ったことはない」

「ダニエル・リカルドと組んでいたときも、そうした場面を目にしてきた。そして今も目にしている。ベッテルはフェラーリとの、驚くべき契約を締結した。もう能力が落ち込み始めた時期だったから、驚かされたよ」

「フェラーリはルクレールに集中すべきだと思う。今季のベッテルは4度のチャンピオン経験者だからといって、犠牲にされてはこなかった。そのせいで彼らは勝利を逃してきたのだ」

 アーバインは現在フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットとともに仕事にあたっていた。彼は、チーム内でのドライバー間におけるライバル関係には、ビノットが最大限の注意を払うべきであると言う。

「これは彼がコントロールするもののなかでも、難しい要素のひとつになる。ベッテルはルクレールがタイトルを勝ち取るチャンスを妨害することができると私は考えている。そしてそれは、ボッタスがハミルトンに対してはできないことだ」

 53歳のアーバインは、グリッド上でハミルトンに対抗できる唯一のドライバーはルクレールだとして褒め称えている。

「ハミルトンと同レベルで戦えるドライバーはルクレールだけだ。1対1での戦いでは、常にハミルトンがベッテルを打ち負かしている」

「モンツァでのルクレールがハミルトンに対してしたことを振り返ってみるといい。おそらく違反ではあったが、あまりにも完璧だったために罰することができなかったのだ」

「だからこそ、私はルクレールとハミルトンが1対1で戦う場面をもっと多く見たいのだ」とアーバインは付け加えた。

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2019/11/10

マイアミのデイド郡長が、F1レース計画反対に対して拒否権を行使。開催に向け解決策を探る

 F1マイアミGP開催計画は、マイアミのデイド郡長カルロス・ギメネスがイベント開催への反対を覆す拒否権を行使したことから、一時的に救済されることになった。

 フロリダのマジックシティにおけるF1の最新の計画は、2021年にNFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地である、マイアミ・ガーデンズのハードロック・スタジアム周辺でグランプリを開催するというものだ。

 F1はドルフィンズのオーナーで、スタジアム周辺に市街地サーキットを建設する年間資金を負担することにもなる、レース主催者のスティーブン・ロスと提携している。

 しかしながら、マイアミガーデンズの代理人である郡政委員のバーバラ・ジョーダンは最近になってレース開催へ反対の声を上げており、委員会にドルフィンズのスタジアム付近でイベント開催の際に必要となる、道路封鎖に関する承認を求めていた。決議は10月29日に8対5の投票で通過した。

 だが郡長のギミネスは、この争いに力を注ぐことにした。金曜日の反対派決議に対して稀な拒否権を行使し、レース開催反対派がスティーブン・ロスと妥協点を見出し、双方が満足できる解決策を探すことを促したのだ。

 ギミネスは、「F1のような規模のイベントを、すぐに中止させようという試みは時期尚早だ」と語った。

「私はマイアミ・ガーデンズの住民に敬意を払っていく。そしてこの世界規模のイベントを、我々のコミュニティにもたらす道を探っていくことにも力を尽くす」とギミネスは語った。

 郡長の拒否権の行使を覆すには、13議席中9議席の投票が必要であることに注目すべきだ。つまりF1開催反対派は、あとたった1票を味方につければイベント開催を阻止することが可能となる。

2019/11/01

F1メキシコGPでは5ポイント獲得に留まったルノー、アメリカで大量得点を目指す

 ルノーF1はメキシコGPで、ダニエル・リカルドが8位、ニコ・ヒュルケンベルグが10位を獲得した。続くアメリカGPで彼らはさらに上位を狙い、大量にポイントを稼ぎたいと考えている。

「メキシコではもっと多くのポイントを獲得できなくて残念だった。それにはたくさんの要素が関係している」とヒュルケンベルグは語った。

「ポジティブな面を考えれば、僕たちは予選の結果をポイント獲得に結びつけることができたし、チームはすべてのことを前進させつつ、週末の間ずっと強い気持ちを持ち、諦めることなく戦った」

「オースティンでのレースが大好きだ。良い仕事をしてみせると決意しているし、そうできない理由はまったくない」

F1メキシコGPでのダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ルノーはF1日本GPを失格となっていることもあり、アメリカでは大量ポイント獲得を達成したいと願っている

 リカルドは「メキシコは僕たちにとって楽しいレースだった」と振り返った。

「第1スティントでハードタイヤをよくもたせることができたので、順位を上げていくうえでそれが助けになったんだ。7位に手が届きそうだったが、そうはいかなかったね。でも今週末のオースティンではもっと上を目指していくよ。チームのなかで前向きな雰囲気を保つことが重要だ。結果は後からついてくる。テキサスでの成功に照準を合わせて前進していく。さあ、みんな、頑張っていこう!」

 ふたりともサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での挑戦を例年楽しんでいる。

「コースの面で言えば、ここはドライバーにとってより難易度が高く、楽しめるコースだ」とヒュルケンベルグは言う。

「シルバーストンや鈴鹿のような場所と似ていると言えるかもしれない。目まぐるしい方向転換に対応しなければならず、勇気を試されるコーナーもあり、ミスをする余裕はない。究極のドライビングコースだ。とてもよく設計されている。流れが素晴らしいから、リズムを掴まなければならない」

「高速で流れるように走る。現代F1マシンでそういうところを走るのが大好きだ。バランスが重要で、中速コーナーから高速コーナー、2本のロングストレートがあるから、最適な妥協点を見つける必要がある」

「昨年、チームは素晴らしい結果を出した。とても思い出深い週末だったから、それを再現したいと強く願っている」

2019年F1第19戦アメリカGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)のマシンを準備するメカニックたち
2019年F1第19戦アメリカGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)のマシンを準備するメカニックたち

 リカルドはオーストラリア出身だが、ロサンゼルスに家を持っている。アメリカGP前にはハリウッド・ブールバードでのF1ファンイベントに参加、デモランとドーナツターンを披露した。

「僕はアメリカやオースティンの街が好きなんだ」とリカルドは語った。
「ロサンゼルスで多くの時間を過ごしている。アメリカの雰囲気が本当に好きなんだ。オースティンは僕にとって1年のハイライトのひとつだよ。レースの光景は見事なものだし、パドックの雰囲気やオースティンの街自体もいつも素晴らしいから、参加するのがとても楽しい」

「サーキット・オブ・ジ・アメリカズはシーズン中に僕たちが行くなかで、最高のコースのひとつだ」

「高速だし、クールな挑戦を投げかけてくることが気に入っている。特にセクター1で右、左、右と行きながら丘を登るところが好きだね。全体的にオーバーテイクのチャンスもあるから、決勝中に追い抜きの場面を披露することができるだろう」

「メキシコでは7位争いでチェコ(セルジオ・ペレス)に負けてしまったから、今週末は彼らに反撃するというさらなるモチベーションもある。流れるようなコース特性のおかげで接近戦もできる。だからいつも面白いレースになるんだ」

2019/11/01

アメリカGPでの連勝を狙うフェラーリF1、接戦を予想。「金曜にタイヤの理解を深めることが重要」とベッテル

 F1メキシコGPとアメリカGPの2連戦は、ドライバーに対して要素の異なる課題を与える。しかし、前戦メキシコで速さを発揮したフェラーリは、アメリカで好結果を獲得することを目指している。

 2018年アメリカGPでは、フェラーリを駆るキミ・ライコネンが5年半ぶりの優勝を飾った。ライコネンは今年はアルファロメオから参戦しているが、昨年4位に終わったセバスチャン・ベッテルは、今年はいい結果を出したいと考えている。

「オースティンでのアメリカGPは、高地のメキシコと比べるとまったく異なる挑戦になる」とベッテルは語った。

「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)はエキサイティングなコースで、様々なコーナーリングスピードと多くの方向転換に対応することになる。かなりバンピーで、ビッグブレーキングの箇所が特にそうだから、簡単にホイールをロックしがちだ」

「戦略の選択肢はかなり幅広く、ワンストップでもツーストップでもいけそうだ。タイヤを正しい作動領域内に入れるのが難しいコースだから、金曜日の走行は、タイヤを理解してレースに備えるために重要になる」

 昨年、アメリカGPの金曜日は激しい雨に見舞われ、ドライバーはガレージにとどまることを強いられ、十分な走行ができなかった。

「昨年は金曜日の悪天候で、誰も有益な走行ができなかったから難しいものになった」とベッテルは語った。

「今年の天気予報によるとドライにはなるものの、気温はかなり低くなるらしい。僕たちには相性の良いコースになるはずだけど、昨年目にしたように保証は何もないし、競争も激しい」

2019年F1メキシコGPでのベッテル
2019年F1メキシコGPでのベッテル

 シャルル・ルクレールにとっては2度目のCOTA訪問となる。昨年はザウバー、今年はフェラーリでレースを戦う。 

「アメリカでの滞在をとても気に入っている。オースティンの街は素晴らしい」とルクレールは語った。

「素晴らしいロケーションで、イベント全体を取り巻く雰囲気が、いつもとは違う特別なものなんだ」

「コース自体もかなりユニークだ。世界中の最も象徴的なレースコースの一部を集めたようなレイアウトで、僕たちドライバーに素晴らしい課題を与えてくる。ロングストレートと様々なタイプのコーナーがあって、マシンにとって適切なバランスを確実に見つける必要がある。反時計回りに走る数少ないサーキットのひとつでもあるので、ドライバーにとって混乱する部分もある」

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2019/10/29

F1、2021年マイアミGP開催へ向けて活動を強化するも、地元住民は再び反対

 F1は、2021年にマイアミ市街地でグランプリレースを開催するための活動を強化したが、地元住民も同じく強い決意を持ってこれに反対している。

 先日、リバティ・メディアとNFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムは、ドルフィンズ所有するマイアミガーデンズ市内の土地にサーキットを建設し、2021年にF1グランプリを開催するための契約を締結した。

 しかし、マイアミ市のベイフロント・パーク周辺にF1を誘致するという試みが失敗に終わった前回と同様、リバティ・メディアとマイアミGPプロモーターのスティーブン・ロスは、地元住民からの強い抵抗を受けている。

 10月23日(水)に開かれたマイアミガーデンズ市議会で、住民グループはレース開催による騒音や大気汚染への懸念に言及したうえで、F1とは一切かかわるつもりはないとの意志を表明した。

「良い公共政策や市民の政治への関与という点で、今回のことは予測できたはずだった。これほど大規模なプロジェクトについては、事業集団、地元選出議員、そしてもっとも重要である地域住民との間で、もっと円滑なコミュニケーションや調整が行なわれているべきだった」と、マイアミガーデンズ市のエルハボル・イゴダロ副市長は述べた。

 さらに群政委員のバーバラ・ジョーダンも、F1の計画は廃案にすると明言した。

「何かが正しくないと感じたら、態度を明確にしなければいけないときがある」と、ジョーダンは地元紙『Bradenton Herald』で述べている。

 水曜日の市議会では、ドルフィンズとハードロック・スタジアムの代理人が、F1開催によって地域には経済、エンタテインメント、雇用の面で極めて大きな利益がもたらされるはずだと頑なに主張を続けた。

 対立する両陣営は今後も対話を続けていく予定だが、F1は自分たちが苦戦を強いられるであろうことを認識している。

 住民はマイアミGPの公式サイト上でグランプリ開催への支持を表明することができるほか、オンライン・フォームに意見を書き込めば群政委員たちに送られる仕組みになっている。

2019/10/29

プロスト、2020年のフェラーリF1ではドライバー間の関係が複雑化すると予想

 元フェラーリのドライバーで4度のF1世界チャンピオンであるアラン・プロストは、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルの間のライバル関係が激化することで、2020年にはチーム内の緊張が高まるだろうと述べている。

 サマーブレイクが終わってからのルクレールは実力を発揮しており、純粋なスピードではベッテルを凌駕している。今季、彼はF1キャリアにおける初勝利を含む2度の優勝を飾っている。

 フェラーリ内の雰囲気はバランスが取れていたものの、ソチでベッテルがチームオーダーに従わなかったことで危うくなった。ドライバーはふたりともその出来事を重視していないが、フェラーリでは覇権争いが起きている。

 プロストは今後を見据えたうえで、フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、チーム内の平穏を維持するという課題に直面するだろうと考えている。

「管理上複雑な状況だ。なぜなら当初はベッテルが、その豊富な経験からチームのナンバーワンドライバーと見なされていたからだ」とプロストはモナコでの展示会『Sportel』で『RMC』に語った。

「さまざまな出来事が起き、今ではコントロールが難しい状況になっている。だが来年はさらに複雑になると私は考えている」

「フェラーリがパフォーマンスを発揮し続けているのは見て取れるが、シャルルとセバスチャンの間の戦いは管理が必要だろう」

「そしてそれは簡単にはいかない。なぜならマシンが優れていれば、ドライバーたちはタイトルを賭けて互いに争うかもしれないからだ。だが彼らはタイトルをメルセデスに奪われないように注意しなければならない」

 プロストは今シーズンのルクレールの成長と、才能の開花に非常に感銘を受けていると認めた。

「彼はすでにスターだ」とルノーF1のアドバイザーを務めるプロストは認めた。

「本当に驚かされたのは、若手ドライバーを起用してこなかったフェラーリのようなチームで、ほとんどナンバーワンドライバーと言えるような立場に適応した彼の能力だ。これは初めてのことだ」

「プレッシャーに対処することは簡単ではないが、いくつか難しい場面があったにもかかわらず、彼はよく耐えている。成熟度に関しては、非常に印象的だ」