MotoGPの記事一覧

2019/11/19

アレックス・マルケス、レプソル・ホンダ加入決定。史上初兄弟でチームメイトに!

 今季のMoto2クラス王者のアレックス・マルケスが、来季からレプソル・ホンダに加わり、兄マルク・マルケスのチームメイトとしてMotoGP最高峰クラスに挑むことになった。
 3回のMotoGPクラス王者に輝いたホルヘ・ロレンソが、今季限りでMotoGPから引退することを決めた。その後任としては、今シーズン終盤にLCRホンダで中上貴晶の代役を務めていたヨハン・ザルコが有力な候補であると当初は見られていた。
 しかしその直後、アレックス・マルケスのレプソル・ホンダ入りの可能性が急浮上。契約締結に近づいていることが明らかになった。
 そして19日(火)からMotoGPのプレシーズンテストが始まるのに先立ち、HRC(ホンダ・レーシング)は、来季のライダーとしてアレックス・マルケスを起用することを明らかにした。契約期間は1年である。
 兄弟がチームメイトを組むのは、MotoGP史上初めてのことだ。
 アレックス・マルケスは2012年にMoto3デビューを果たし、その2年後に同クラスでチャンピオンを獲得。2015年からはマルクVDSからMoto2クラスへステップアップし、2017年に最初の勝利を手にした。
 そして今シーズンはMoto2クラスのチャンピオンを獲得したが、当初は最高峰クラスにはステップアップせず、マルクVDSに残留することが決まっていた。
 なお空いたマルクVDSのシートには、ヨハン・ザルコが加入するものと見られている。しかしその一方で、ドゥカティのサテライトチームであるアヴィンティアに加入するとの噂もあるため、今後の推移に注目が集まっている。

Read ...読み続ける

2019/11/18

クアルタラロ「下馬評を覆せた!」新人ながら7度の表彰台に満足感示す

 MotoGP2019年シーズンはバレンシアGPをもって閉幕。19戦に渡って行われた戦いで、頭角を表したのは新興チームであるペトロナス・ヤマハSRTだった。
 今季MotoGPデビューを果たし、その速さで世界中に驚きを与えてきたファビオ・クアルタラロは、最終戦をポールポジションからスタートすると、序盤は先頭を快走。しかし後方から追い上げてきたチャンピオン、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)には敵わず、2位でフィニッシュ。今季7度目の表彰台を獲得したものの、ルーキーイヤーでの勝利は逃してシーズンを終えた。
「マルケス選手の強さは昨日からわかっていたので、2位にとても満足ですし、ヤマハ勢トップを獲得できたことはうれしい結果になりました」と、クアルタラロはチームのプレスリリースにコメント。
 更に今季は周囲からの予想を裏切って、高いパフォーマンスを示せたことに満足感を抱いていると語った。
「しかも優勝のチャンスから大きく離されてしまったわけでもありません。今日の結果を誇りに思い、最終戦を全力で走り切ったことに満足しています。2018年の時点では、MotoGPに席はないと多くの人から言われていましたし、私自身も準備をしていませんでした」
「その私が今、7回の表彰台と6回のポールポジションを獲得し、彼らの予想が外れたことを証明できたのです! この1年の出来事にとても満足しており、チーム全体にとっても誇るべき成果だったと感じています」
 テック3とヤマハが2018年限りでその関係を解消した結果、セパンレーシングチーム(SRT)がMotoGPクラスで新たにチームを立ち上げ、ヤマハのサテライトチームとなった。
 そしてペトロナス・ヤマハSRTは今季、クアルタラロのルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得、チームランキング4位、インディペンデントチームのタイトル獲得と参戦初年度とは思えないほどの結果を残した。
 チーム代表のラズラン・ラザリはクアルタラロが初優勝を逃したものの、最高の結果を手にすることができたとコメントした。
「今回もまた優勝には手が届きませんでしたが、この状況のなかで勝ち得る最高の成績を獲得することができました。モルビデリ選手は1年を通して素晴らしい健闘を見せながら、この最終戦でリタイアに終わったことは残念ですが、来シーズンまた必ず活躍してくれると確信しています」
「チームのデビューシーズンにトップ・サテライトチームおよびライダー、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、そして総合チームランキング4位と見事な成績を達成することができました。またヤマハのコンストラクターズランキング2位にも貢献できたことをうれしく思います」
「2020年もまた熾烈な戦いが予想されますが、そのなかで毎回、表彰台に上ることを目標にしていきたいと考えており、そのためにチームとしてやるべきことは、わかっています。火曜日のテストから始まる新たなチャレンジを楽しみにしています」

Read ...読み続ける

2019/11/18

”入れ替え人事”はタチの悪い噂? 好調ミラーと不調ペトルッチ、真っ向否定

 ホルヘ・ロレンソの現役引退により、にわかに騒がしくなったMotoGPのストーブリーグ。争点は、ホンダが彼の後任候補を誰にするかという点だが、それ以外にも、ドゥカティが入れ替え人事を行うのではないかという噂も広まっている。
 2019年シーズンのドゥカティファクトリーチームのシートを射止めたダニーロ・ペトルッチは、第6戦イタリアGPで初優勝を果たし、2020年の契約延長を勝ち取っている。
 しかしシーズン後半は目立った結果を残せておらず、その一方で2020年の契約を争っていたジャック・ミラー(プラマック)が3回表彰台を獲得するなど、対照的な結果となった。
 こうした状況の中、ドゥカティは来季にミラーをペトルッチと置き換えることを考慮しているのではないかと推測されており、最終戦バレンシアGPでその噂は激化。ミラーをファクトリーチームに昇格させ、行き先が無いと見られるヨハン・ザルコをシートの空いたプラマックに迎え入れるのではないかという情報もあるほど、状況は錯綜している。
「本当に、ドゥカティ上層部とは誰とも話していないんだ。皆がこのことを聞いてくるんだけどね」と、上記の噂について訊かれたペトルッチは答えた。
「確かに終盤戦にかけて、僕は前半戦のような一貫性が無かった。だけどチャンピオンシップ(の年間成績)を見れば、僕は他のライダーよりも上にいる」
「誰かが僕の肩を叩いて、『何が起きてるんだい?』と言われると不安だよ。でも現時点では僕は何も聞いていない。聞いたのは噂だけだ」
 そして噂の渦中のもうひとりのライダー、ミラーにもコメントを求めると、彼はペトルッチ同様、ドゥカティでそうした可能性は挙がっていないと答えた。
「僕らはムジェロのことを思い出す必要があると思う。彼(ペトルッチ)は完璧なレースをした。そして色々あって今の彼はその走りを失っているけど、彼が戻ってくることを僕は確信している」
「(シーズンが終わって)活気のない時期には、マスコミが多くの噂を仕立てるだろう。僕はそういったモノは信頼していない」
「誰とも話はしていない。今朝インターネットを見るとそこには(ドゥカティ・スポーティングディレクターの)ダビデ・タルドッツィと僕が話している写真があった。でもそれらは全部、ダビデが僕にリヤタイヤを壊さないように伝えに来ていた時のモノだ。彼は2020年については話していないし、それが全てだ」
「ただ待って、どうなるか様子を見てみよう。ダニーロはレースウイナーで、浮き沈みもあったけど、誰でも時にそうなる。ただ彼は立ち直るだろう」

Read ...読み続ける
広告

2019/11/18

「ザルコに価値無し!」A.エスパルガロ、ホンダは”マルケス弟を選ぶべき”と主張

 レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソが、先日行われたMotoGP最終戦バレンシアGPを最後に現役を引退。そして後任のライダー候補としてはカル・クラッチロー(LCRホンダ)、中上貴晶の代役として3レースに参戦したヨハン・ザルコ、今季のMoto2クラス王者であるアレックス・マルケスといったライダーが挙げられている。
 そしてその候補の中でも、アレックスはホンダと合意を結んだという情報があり、早ければバレンシアGP終了後すぐにでもアナウンスが行われる可能性がある。

Read ...読み続ける

2019/11/18

MotoGP | 最終戦バレンシアGP:マルケスが優勝でホンダが3冠達成

MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝レース(レース周回数:27ラップ)が11月17日(日)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、2番グリッドからスタートした19年王者のマルク・マルケスがオープニングラップに5番手まで後退したが、8ラップ目にトップの座を奪回。安... 続きを読む

2019/11/18

アレックスはHRCの“責任”を背負える? 兄マルク「弟加入でもアプローチは不変」

 2019年シーズン限りでホルヘ・ロレンソが現役を退くことによって、レプソル・ホンダのシートはひとつ空白となる。そしてmtoorsport.comの調べによると、今季のMoto2チャンピオンであるアレックス・マルケスが契約間近の状態だと分かった。
 アレックスはロレンソの後任候補として、早くから取り沙汰されたが、兄のマルク・マルケスは、弟の将来には関与しないと繰り返し語っていた。そして、仮にアレックスがチームメイトになった場合でも、来季はレースへのアプローチを変えないと主張した。
「僕は多くのことを弟から学んだ。そのひとつが、どうやってプレッシャーを避けるかというものだ。なぜなら常に僕ら兄弟に対する比較があり、余計なプレッシャーがあるからだ」と、マルクは言う。
「だけど結局のところ、僕はプロフェッショナルであり、たとえ来年のチームメイトは誰でも問題はない。Moto2チャンピオンでもね」
「候補には他のライダーが居ることも分かっているし、それは僕が決めることじゃない」
「とにかく、以前は(ダニ)ペドロサ、そしてロレンソと組んでいるし、将来は分からない」
「僕の目標はチャンピオンシップに勝つことで、誰がチームメイトであろうと僕は自分のベストを尽くすよ」
 またマルクは、弟がホンダのMotoGPライダー候補として検討されていることを嬉しく思うと話した。ただその実現には、弟がHRCのライダーが負う“責任”を厭わないかどうかにかかっているとも語った。
「皆が、ホンダのバイクはMotoGPルーキーにとって最も難しいバイクだと知っているだろう」
 アレックスが今季のロレンソ同様に、RC213Vへの適応に苦しむことを心配していないのか、と訊かれたマルクはそう答えた。
「ホンダの選択肢はとても限られている。だけどリストにはMoto2世界チャンピオンがいて、彼が僕のチームメイトになる可能性があると分かっている」
「それ(レプソル・ホンダ加入)は、弟が新たなプロジェクトの責任を負うか次第だ。過去に他のライダーはHRCのライダーになる機会があっても、難しいバイクと、大きな責任を理由に“ノー”と答えた」
「ただまあ、それはホンダ次第だ。弟とも話したけど、アイツはそのリストに載っていることを嬉しいと言っていたよ」

Read ...読み続ける
広告

2019/11/18

フィニッシュの瞬間「自由を感じた」ロレンソ、引退レースに万感の思い

 3度のMotoGPチャンピオンであるホルヘ・ロレンソは、MotoGP最終戦バレンシアGPで今季限りでの現役引退を発表。16番手から決勝レースをスタートし、13位でフィニッシュした。
 今季のロレンソはレプソル・ホンダへ加入し、マルク・マルケスとコンビを組んだ。チャンピオンふたりによる“ドリームチーム”として活躍を期待されたが、非常に苦しいシーズンとなっていた。
 しかしその苦しいシーズンもこれで終幕。キャリア最後のレースを終えたロレンソに、チェッカーフラッグを受けた後にどんな感覚だったのかを訊くと、彼は次のように答えた。
「とても嬉しかった。たくさんの幸せ、そして自由を感じた。フィニッシュラインを越えた時は自由を感じたんだ。まだ若く健康な体で、そして人生を楽しむ多くの可能性を持って、このスポーツを後にするんだ」
「人生は一度きりだ。そしてそれを楽しむチャンスがあるなら、そうするべきなんだ。僕らは多くの妥協や義務を負っている。僕が今MotoGPライダーとして居るようにね」
 ロレンソは2018年の終盤から怪我が続いた。今季中盤には胸椎骨折という大きな怪我を負うなどクラッシュに悩まされてきた。今戦は気温、路面温度ともに低いコンディションであり、引退レースで転倒することを、ロレンソも心配していたという。
「昨日(予選日)、僕はグリッドについている時に自分がどう感じるだろうかを想像してみた。リラックスしていて、あまり多くのプレッシャーは感じていないだろうと想像していたんだ。ただ、実際は真逆だった」
「ナーバスになって、プレッシャーを感じていた。本当に、スタートから序盤の数周でトラブルに巻き込まれたくなかったんだ。他のカテゴリーでトラックがとても滑りやすく、難しい状況なのを見ていたし、クラッシュする可能性や何かミスを犯す可能性が高かったからね」
「だからレースでクラッシュしたくなかった。3、4周したところで、レースが落ち着いて、レースをフィニッシュできると分かったんだ。ただフロントのミディアムタイヤは限界が近くても、集中を失うことはなかった。なぜならスローダウンしすぎたら、フロントタイヤが冷えすぎて簡単にクラッシュしてしまっただろうからね」
「ティト(ラバト)にオーバーテイクされて、ついて行けないのが分かった時、僕のポジションはそこになった。嫌な感じがして、サバイバル用のボタンを押して(バイクを)サバイバルモードにすることを決めた」
「やれる限りやってレースを終えた。トラックに来てくれたたくさんのファンのみんなとともに、この忘れられない日を楽しんでレースを終えたよ」
 2002年に世界選手権に挑戦を開始してから18年。長年に渡ってトップを走り続けてきたロレンソはそう語った。集まった多くのファンも、彼の最後の走りを目に焼き付けたことだろう。

Read ...読み続ける

2019/11/17

MotoGPバレンシア決勝:マルケス優勝でホンダ3冠。ロレンソ、引退レースを無事完走

 MotoGP最終戦バレンシアGPの決勝レースが行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが優勝。今季のライダー、コンストラクター、チームの3冠を勝ち取った。
 予選ではフロントロウにファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、マルケス、ジャック・ミラー(プラマック)と三者三様のチームが並んだ。また引退を表明し、今回がラストレースとなるホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)は16番グリッドから27周の決勝レースに挑んだ。
 スタートではミラーが良い加速を見せホールショットを奪うが、ターン2でクアルタラロが接触しながらも追い抜き、先頭に立った。一方マルケスはスタートで出遅れ、5番手まで後退した。
 しかしマルケスは1周目の終わりにはアレックス・リンス(スズキ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を一気に抜いていき、2番手に浮上。クアルタラロとミラーを追う体制に入った。
 クアルタラロの独走を防ぎたいマルケスは、早くもミラーを処理して2番手に浮上。先頭のクアルタラロとのギャップは0.6秒だ。
 先頭2台が抜け出す中、3番手争いも接近。ミラーにリンスとドヴィツィオーゾがピタリと張り付き、仕掛けるタイミングをうかがった。
 7周目にはマルケスはクアルタラロとのギャップを縮め、真後ろにまで迫った。ホームストレートではほぼ並びかけるほどに接近するが、マルケスはターン11で仕掛けることを選択。わずかに空いたイン側にマシンをねじ込むと、そのまま追い抜いてトップに躍り出た。
 クアルタラロはマルケスに追い抜かれた後、やり返すことができず、逆に3番手のミラーに追いつかれてしまった。
 11周目、カル・クラッチロー(LCRホンダ)が転倒。最終戦をここで終えた。
 先頭に立ったマルケスは、徐々にギャップを拡大して0.6秒ほどの差をキープ。付かず離れずの距離をマネージメントしているようだ。また一時はかなりミラーに接近を許したクアルタラロも、ペースを取り戻すとギャップを拡大。0.7秒程の等間隔でトップ3が並んだ。
 14周目、ターン6でダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、そしてイケル・レクオナ(テック3・KTM)とヨハン・ザルコ(LCRホンダ)の3名が転倒。不運なことに転倒後にグラベルを歩いていたザルコに、転倒したレクオナのマシンがヒットしてしまった。ザルコはその後メディカルセンターへと向かったが、ピットで無事な姿を見せた。
 先頭のマルケスはギャップを徐々に広げつつ快走。残り10周の段階で1秒近い差がついた。
 決勝レースでは転倒が多く、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)もターン4で転倒を喫し、戦列を離れた。
 レースは残り5周でトップ2台の差が1.5秒以上と、マルケスがセーフティマージンを築いて終盤に入った。
 そして2番手のクアルタラロには、ミラーが再び迫り始めた。一時は1.5秒ほどあった差を半減させてきた。ただその差をそれ以上詰めることはできない状態が続いた。
 そして先頭のマルケスはひとり旅状態でラストラップに突入。危なげなく最終コーナーを駆け抜けてウイリーをしながらの余裕のトップチェッカー。最終戦を優勝で締め、チャンピオンの力を見せつけた。
 なお今回レプソル・ホンダはチームタイトルの獲得を決めたことで、ライダー、コンストラクター、チームの3冠を達成した。
 2位はクアルタラロ。ポールポジションから今回こそ初優勝かと思われたが、チャンピオンという厚い壁に阻まれた。
 3位はミラー。ファクトリーチームのドヴィツィオーゾを抑えてオーストラリアGP以来の表彰台を獲得した。
 引退レースとなったホルヘ・ロレンソは最終的に13位。“Thank ...読み続ける

2019/11/17

Moto3バレンシア決勝:鈴木竜生、悔しい4位。ガルシアがキャリア初優勝

 MotoGP最終戦バレンシアGPのMoto3クラスの決勝レースが行われ、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)がキャリア初優勝を挙げた。
 開始前のサイティングラップの段階で、アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing ...読み続ける
広告

2019/11/17

MotoGP | ホンダ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

マルケスがフロントロー獲得の2番手。ラストレースのロレンソは16番グリッドから決勝に挑む 2日連続で快晴となった最終戦バレンシアGPの予選は、4年連続6回目のタイトルを獲得し、ホームGPに凱旋のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が今季16回目のフロントローを... 続きを読む

2019/11/17

MotoGP | ヤマハ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

ビニャーレスとロッシ、グリッド4番手と12番手から表彰台を狙う Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、2019シーズン最終戦をそれぞれ4番手と12番手からスタートすることとなった。 ビニャーレスはフリープラク... 続きを読む

2019/11/17

「KTM移籍と同じミスはしない」ザルコ、アビンティアよりMoto2に興味

 ヨハン・ザルコは2020年シーズンをアビンティアで戦うよりも、Moto2に復帰する方が好ましいと考えているようだ。
 11月14日(金)、ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が今季限りでの現役引退を表明したことで、彼の後任が誰になるのかに注目が集まった。そしてその有力候補には、LCRホンダで中上貴晶の代役を努めているザルコが挙げられていた。
 しかし、15日(土)にはホンダがMoto2チャンピオンであるアレックス・マルケスとの間で来季の契約に近づいていることが、motorsport.comの調べで明らかとなった。
 アレックスがレプソル・ホンダ入りを果たした場合、ザルコは行き先が無くなってしまうが、苦戦が続いているアビンティアへ加入する可能性が浮上。これにはMotoGPのプロモーターであるドルナスポーツが関与している様子だ。
 そしてアビンティア加入を考慮しているかとザルコに訊くと、彼はそれを否定した。
「分からない。あまり考えていないし、今週末(のレース)に向けて取り組むようにしているんだ」
「だけどこれまで言ってきたように、僕は良いバイク、良いチームを望んでいる。僕にとってアビンティアはトップチームじゃない」
 またザルコは繰り返しホンダのシートが目標だとしながらも、それが叶わなかった場合はアレックス・マルケスの移籍によって空くマルクVDSのシートでMoto2を走るつもりだと明かした。
「僕としては、そこ(アビンティア)に行くのは間違いで、Moto2に戻る方がより良いはずだ。もしマルケスが昇格するなら、マルクVDSのシートは空くことになる」
「毎週末にパフォーマンスを発揮できる可能性を与えてくれる、バランスの取れたチームが必要だ。そしてアビンティアはそうではない。誰かを批判しているわけじゃないんだ。ただ僕はKTMと契約した時と同じミスを犯したくないんだ」
「バイクは上手く機能せず、僕はパフォーマンスを発揮できなかった。自分は天才ではないけど、フィーリングを一度良く感じられれば、とても強くなれるんだ」
 また、もしバレンシアGP後のポストシーズンテストでの走行をドゥカティからオファーされた場合、それを受け入れるかを訊くと、彼はこう答えた。
「受け入れると思う。だけど彼らが“ラバトのマシンで頑張れ”と言うなら、答えはノーだ。家に留まって、Moto2への準備をするよ」

Read ...読み続ける
広告

2019/11/17

MotoGP | スズキ 第19戦 バレンシアGP 予選レポート

バレンシアGP予選はミル、リンス共に3列目 MotoGP バレンシアGPは2日目も肌寒い1日となり、午前のFP3では路面温度がわずか8~11度でタイムアップには厳しいコンディションとなったが、セッション終盤に掛けて徐々にタイムが上がり始め、アレックス・リンス、ジョア... 続きを読む

2019/11/17

MotoGP | 最終戦バレンシアGP 予選:F.クラルタラロが2戦連続ポール

MotoGP 最終戦バレンシアGPの公式予選が11月16日(土)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)がポールポジションを獲得した。 気温17度、路面温度23度のドライコンディションの中、今季8度目のフリー走行総合1番手に進出... 続きを読む

2019/11/17

ロッシ、戦略ミス響き予選12番手。「厳しいレースになる」と予想

 MotoGP2019年シーズンの最終戦バレンシアGP予選は、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがポールポジションを獲得し、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が2列目に並ぶなど、ヤマハ勢が好調だった。
 一方、下位に沈んだのがバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)だ。ロッシはクアルタラロからほぼ1秒遅れの12番手タイムに留まり、Q2参加ライダーの中で最後尾となってしまった。
 ロッシはQ2後半の2回目の出走でタイム改善に失敗。出走1回目より0.2秒遅いタイムを記録するのが精一杯であり、FP3での自己ベストタイムよりも遅いタイムで予選を終えた。
「複雑な1日だった。今朝はとても寒くてコンディションは素晴らしいものではなかった。それでも僕は最終的に4番手タイムで、目標だったQ2に直接進めた。FP3は良かったんだ」と、ロッシは言う。
「だけど予選は上手く行かなかったから、あまり満足できない。適切な戦略を採れなかった」
「2本目のタイヤでは、良くない瞬間にトラックに出てしまって、残念ながらタイムを改善することはできなかった。トラフィックが酷かったんだ。だから僕らのポテンシャルは確実にもっと良いはずだ」
 ロッシは予選でのこうした事柄は、ままある”運”の問題だとしぶしぶながら認めつつ、摩耗したタイヤで走っていたポル・エスパルガロ(KTM)の後ろで走行するべきではなかったと悔いた。
 しかし、同時にロッシは2020年シーズンに向けて、ヤマハのクルーも予選のアプローチを改善するべきだと話している。
「今日、僕は不運だった。ポル・エスパルガロの後ろをとったんだけど、彼はユーズドタイヤで走っていた。だからそこに居るべきではなかったんだ」
「でもとにかく、僕らは戦略面では素晴らしい訳ではないように思える。だから来年は改善が必要だし、他のやり方で取り組もうとすることも必要だ」
 またロッシは決勝レースに向けてあまり楽観的な予想は持っていないとも認めた。
「12番手からのスタートは確かに厳しい。なぜならここバレンシアはオーバーテイクが最も難しいトラックのひとつだからね」
「それに僕のペースは悪くはないけど、素晴らしくもないという点もある。だから厳しいレースになるだろう」

Read ...読み続ける
広告

2019/11/17

MotoGPバレンシア予選:初優勝目指すクアルタラロ、今季6回目のポール獲得

 MotoGP最終戦バレンシアGPの予選が行われ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロが今季6度目のポールポジションを獲得した。
 MotoGPクラスの予選は気温16℃、路面温度23℃とFP3よりも暖かいコンディションで開始された。
 Q2に進出する2枠を争う予選Q1が始まると、まずはアレックス・リンス(スズキ)が1分30秒971を記録してトップタイムとし、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が2番手に続いた。
 リンスはそのままアタックを続けると1分30秒743までタイムを更新し、トップを維持した。またポル・エスパルガロ(KTM)が、ザルコを上回る1分30秒951をマークして2番手に食い込んだ。
 セッション後半はホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)からコースイン。自己ベストを更新するものの、4番手タイムに留まった。
 Q1残り2分を切る頃、ポル・エスパルガロがアタックをまとめ上げ、1分30秒543をマーク。トップタイムとした。
 2番手となったリンスだが、負けじと自己ベストを更新し、1分30秒538と僅差ながらトップの位置を奪還した。
 ザルコは最後までアタックを続けるが、タイムは伸びず3番手。Q1で予選を終えた。
 引退を表明し今戦がラストレースとなるロレンソは、最終的に6番手。Q2進出はならず、最後の予選を終えた。
Q2:驚異の“ルーキー”クアルタラロが今季6度目のポール
 ポールポジションを決する予選Q2が始まると、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)を筆頭にライダーがコースインしていった。なおマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、クアルタラロはタイミングをずらしてコースへ向かった。
 モルビデリは最初のアタックで1分30秒994をマークするが、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)やマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に次々とタイムを塗り替えられてしまった。
 その後、ジャック・ミラー(プラマック)が1分30秒405を記録してトップに浮上。しかし遅めのコースインを選んだビニャーレスが1分30秒365と、オーダーが目まぐるしく入れ替わった。
 また、マルケスがアタックを続けて1分30秒397をマークし、2番手タイムとした。
 残り9分を切った頃、クアルタラロが1分30秒235を記録。トップをビニャーレスから奪い取った。
 ライダーたちは一度ピットに戻り、残り6分を切ると再度コースイン。最後のアタックに向かった。
 ここでは、マルケスが後方を走るミラーを気にする素振りを見せ、先を譲った。前に出たミラーは良いペースでアタックを続け、1分30秒086を記録してトップに浮上してみせた。
 しかし直後にクアルタラロも1分30秒007と、それを僅差ながら上回り、トップの座がまたしても入れ替わった。
 一度はアタックを中断したマルケスだが、その後再度アタックに入ると1分30秒010をマーク。1000分の3秒差で2番手に留まった。
 セッション終了直前、クアルタラロはさらにタイムを更新し、1分29秒978を叩き出した。一方、マルケスは最後のアタック途中まで最速ペースを刻んでいたが、アタックを途中でやめてしまった。
 そして予選は終了。クアルタラロが今季6度目のポールポジションを獲得した。2番手はマルケス、3番手にはミラーが並んだ。
 2列目にはビニャーレス、モルビデリ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が並んだ。ヤマハ勢はトップ5に3台が入り、フリー走行からの好調を維持した。
【リザルト】MotoGP最終戦バレンシアGP 予選結果






順位
ライダー
周回数
タイム

前車との差
平均速度




1
...読み続ける

2019/11/17

アレックス・マルケス、レプソル・ホンダ入り決定? 兄弟チームが実現か

 11月14日(木)、レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソは、ホンダとの2年契約を早期に終了させ、2019年シーズン限りで現役を引退すると公表。これによりホンダのファクトリーチームは、シートがひとつ宙に浮いた。
 そのロレンソの抜けた穴を埋める後任候補としては、現在中上貴晶の代役としてLCRホンダから参戦しているヨハン・ザルコが有力候補だと考えられていた。
 しかし、2019年のMoto2クラスチャンピオンであるアレックス・マルケスが、2020年の契約をマルクVDSと結んでいるにも関わらず、その候補として浮上。兄弟チーム結成の可能性も考えられるようになった。
 motorsport.comの調べによると、契約はまだ結ばれていないものの、状況は契約間近だと見られる。
「もちろん、アレックスは選択肢だ。彼の“名前”ではなく、彼自身の真価を考慮しなければならない」と、レプソル・ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは語った。
 また兄であるマルクは、ホンダの決定に自分が影響を及ぼそうとは思わないと語っていた。ただ、レプソル・ホンダチームで弟と組むことは、自身の望みに適う物であるとも認めた。
「弟とチームメイトになりたくない、と言ったら嘘になるだろうね。だけど僕は状況を無理強いしたことはないし、これからもそうだ」
「僕のチームメイトは誰であれ、僕と比較される。そして弟は常に僕と比較されてきたんだ」
 アレックスはホンダと1年間の契約を結ぶと考えられており、ホンダはそれによって多くのファクトリーチームのライダーが結んでいる2年間の契約サイクルを乱すこと無く、2021年に向けた行動を取ることができるだろう。
 またアレックスがバレンシアGP後に行われるポストシーズンテストに参加するか、そして契約が直ちに結ばれるかどうかは分かっていない。
 加えて、現在は2020年の行き先が決まっていないザルコだが、アビンティアからMotoGPに復帰すると考えられている。ただ同チームは既にティト・ラバト、カレル・アブラハムと契約を結んでいるため、誰と置き換わるかははっきりとしていない状況だ。

Read ...読み続ける

2019/11/17

Moto2バレンシア予選:ナヴァッロがポールポジション獲得。長島哲太はQ2進出ならず

 MotoGP最終戦バレンシアGPのMoto2クラス予選が行われ、ホルヘ・ナヴァッロがポールポジションを獲得した。
 Moto2クラスの予選は気温17℃、路面温度21℃というコンディションでスタート。長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)はQ1スタートとなった。
 Q1が始まるとジェイク・ディクソン(Inde Angel Nieto ...読み続ける
広告

2019/11/16

Moto3バレンシア予選:ミーニョ、キャリア初ポール獲得。鈴木竜生は8番手

 MotoGP最終戦バレンシアGPのMoto3クラス予選が行われ、アンドレア・ミーニョ(Mugen Race)が初のポールポジションを獲得した。
 Moto3クラスには5人の日本人ライダーが参戦しているが、最終戦バレンシアでは鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、Honda Team Asiaの鳥羽海渡と小椋藍、佐々木歩夢(Petronas ...読み続ける

2019/11/16

MotoGP最終戦バレンシアFP3:クアルタラロが首位譲らず。マルケス2番手で追う

 MotoGP最終戦バレンシアGPのフリー走行3回目が行われ、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
 リカルド・トルモ・サーキット上空は晴れているもの、気温10度、路面温度8度と非常に低温なコンディションでセッションが開始された。
 開始から各ライダーが早速コースイン。少し遅れてホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)もコースへ向かった。
 コース上ではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が序盤からハイペースで走行し、1分30秒898を記録してトップタイムとした。
 なお、初日はファビオ・クアルタラロが記録した1分30秒735が総合トップタイムとなっている。
 開始から15分、まだペースを上げるライダーは多くない状態だったが、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン4で転倒。マシンが大きく破損し、ピットへ戻らざるを得なかった。アビンティアのティト・ラバトもバランスを崩すシーンが見られたが、彼はクラッシュを免れた。
 セッションが折返しを迎えようという頃、カル・クラッチロー(LCRホンダ)もターン10でフロントタイヤが切れ込み、転倒を喫してしまった。なおターン10では初日も転倒者が出ている。
 しばらくアタックラップが行われない時間が続くが、残り7分程となると一度ピットへと戻っていたライダー達も再度コースイン。予選Q2への直接進出に向けてアタックへ入った。
 しかしピットロード出口でアクシデントが発生。フランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)がクラッシュし、コースでうずくまってしまうと、一時的にイエローフラッグが掲示された。またコース上ではアレイシ・エスパルガロがこのセッション2回目の転倒を喫した。
 コース上ではいよいよアタック合戦が開始され……ロッシが1分30秒630で一気にトップタイムを塗り替えた。しかしライバルも続々とアタックに入っており、ジャック・ミラー(プラマック)が1分30秒543をマークしてロッシのトップタイムを更新した。
 さらに、ここでもクアルタラロが速さを見せた。1分30秒232と大きくタイムを縮めてトップに浮上してきた。
 セッション残り1分を切る頃、鳴りを潜めていたマルケスもアタックに入ると、1分30秒456を記録して2番手につけた。
 程なくしてセッションは終了。FP3トップタイムは初日に引き続きクアルタラロとなった。2番手はマルケス、3番手はミラーだ。
 またロッシ、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が4〜6番手に並んでおり、ヤマハ勢は全体として良いパフォーマンスを示した。
 今戦が引退試合となるロレンソは最終的に14番手タイム。Q1からの予選となった。また中上貴晶の代役として参戦しているヨハン・ザルコ(LCRホンダ)も13番手となり、Q2直接進出はならなかった。
【リザルト】MotoGP最終戦バレンシアGP フリー走行3回目






順位
ライダー
周回数
タイム

前車との差
平均速度




1
...読み続ける

2019/11/16

初日ワンツーヤマハ勢好調。ビニャーレス、1発タイムの改善を目指す

 MotoGP2019年シーズンの最終戦バレンシアGPの初日セッションが行われ、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップタイムをマークした。2番手にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢がワンツー体制を築いた。
 後半戦に入ってから強さを増したヤマハ。前戦マレーシアGPでもビニャーレスが今季2勝目を飾った。最終戦バレンシアGP初日は気温が低く難しいコンディションとなったが、その中でもクアルタラロ、ビニャーレス共に速さを発揮し、FP2でもその好調さは失われなかった。
 地元戦となるビニャーレスは初日を終えて、良いスタートを切れたとプレスリリースにコメント。しかしタイムアタックという面ではまだ改善の余地があると話した。
「良いスタートを切ることができたと思うので、とてもハッピーです。金曜日として十分に好調で、マシンのフィーリングも素晴らしいです。もちろん、いくつかのポイントを改善していかなければなりませんが、すでにリズムをつかめており、そのことが最も重要だと考えています」
「今日の好調からさらに上げていくため、明日もベストを尽して頑張ります。タイヤについては、まだ改善が必要です。とくにタイムアタックのときにフィーリングがあまり良くなかったので、この部分を中心に作業を行っていくことになると思います」
 前戦マレーシアGPで今季5回目のポールポジションを獲得するなど、1発の速さで安定したモノを見せるクアルタラロ。しかし本人もレースディスタンスでの苦戦を認識しているようで、2日目以降はそういった点にも取り組んでいくと語った。
「1年前にここでテストを行った時は17番手でした。この1年で、こんなに大きく前進できたことをとても嬉しく思います。この進化は、私たちの努力の成果です。そして今後も同様の方法で、さらに前へと進んで行きたいと思います」
「タイムアタックが強みのひとつであることはわかっているのですが、決勝になると、そこまで行けないことがよくあります。マシンに取り組み、良い戦略を見つけ出さなければならないでしょう。決して、遠く及ばないわけではありません。今夜も作業にベストを尽くし、問題を解決して改善を目指します」

Read ...読み続ける
広告

2019/11/16

初日ワンツーヤマハ勢好調。ビニャーレス、1発タイムの改善を目指す

 MotoGP2019年シーズンの最終戦バレンシアGPの初日セッションが行われ、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がトップタイムをマークした。2番手にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢がワンツー体制を築いた。
 後半戦に入ってから強さを増したヤマハ。前戦マレーシアGPでもビニャーレスが今季2勝目を飾った。最終戦バレンシアGP初日は気温が低く難しいコンディションとなったが、その中でもクアルタラロ、ビニャーレス共に速さを発揮し、FP2でもその好調さは失われなかった。
 地元戦となるビニャーレスは初日を終えて、良いスタートを切れたとプレスリリースにコメント。しかしタイムアタックという面ではまだ改善の余地があると話した。
「良いスタートを切ることができたと思うので、とてもハッピーです。金曜日として十分に好調で、マシンのフィーリングも素晴らしいです。もちろん、いくつかのポイントを改善していかなければなりませんが、すでにリズムをつかめており、そのことが最も重要だと考えています」
「今日の好調からさらに上げていくため、明日もベストを尽して頑張ります。タイヤについては、まだ改善が必要です。とくにタイムアタックのときにフィーリングがあまり良くなかったので、この部分を中心に作業を行っていくことになると思います」
 前戦マレーシアGPで今季5回目のポールポジションを獲得するなど、1発の速さで安定したモノを見せるクアルタラロ。しかし本人もレースディスタンスでの苦戦を認識しているようで、2日目以降はそういった点にも取り組んでいくと語った。
「1年前にここでテストを行った時は17番手でした。この1年で、こんなに大きく前進できたことをとても嬉しく思います。この進化は、私たちの努力の成果です。そして今後も同様の方法で、さらに前へと進んで行きたいと思います」
「タイムアタックが強みのひとつであることはわかっているのですが、決勝になると、そこまで行けないことがよくあります。マシンに取り組み、良い戦略を見つけ出さなければならないでしょう。決して、遠く及ばないわけではありません。今夜も作業にベストを尽くし、問題を解決して改善を目指します」

Read ...読み続ける

2019/11/16

MotoGP | ホンダ 第19戦 バレンシアGP 初日レポート

マルケス3番手スタート。今大会がラストレースとなるロレンソは16番手 終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われたフリー走行は、トップから1秒差に12台という接戦となり、チャンピオンとしてホームグランプリに凱旋のマルク・マルケス(Repsol Honda Tea... 続きを読む

2019/11/16

MotoGP | ヤマハ 第19戦 バレンシアGP 初日レポート

クアルタラロとビニャーレスがワンツー、モルビデリが5番手、ロッシは14番手 Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシがバレンシアGPのフリープラクティスをスタート。シーズン最終戦はいつもエキサイティングなイベント... 続きを読む
広告

2019/11/16

MotoGPコラム:さらば、ホルヘ・ロレンソ。18年の歴史で残した”足跡”

 彼がグランプリにやってきたのは2002年。そのときの所属チームは、宇井陽一がエースライダーを務めていたデルビファクトリーだ。前年にチャンピオン争いを繰り広げて僅差でタイトルを逃した宇井のチームメイトとして登場したのだから、破格の厚遇といっていいだろう。しかし、開幕戦の鈴鹿と第2戦の南アフリカGPは、16歳の誕生日前で規定年齢に達していなかったために欠場し、地元の第3戦スペインGP、ヘレスサーキットで満を持してデビューを飾った。
 まだ挫折らしい挫折を経験していない若さゆえか、「まるでタメ口を利くような態度で接してくる」と宇井が苦笑気味に話していたような記憶がある。とはいえ、このシーズンの獲得ポイントは21点でランキングも21位と、それなりの結果だった。だが、125ccクラス2年目の2003年に、いきなり存在感を発揮しはじめた。
 9月の第12戦リオGPで、ケーシー・ストーナー、アレックス・デ・アンジェリス、ダニ・ペドロサと四つ巴のバトルになり、初表彰台ながら劇的な優勝を達成した。0.232秒差で2位に終わったストーナーが、表彰台会見の席上で「今日のジョージはとても速かった」と述べた際には、一瞬、誰について述べているのかと混乱しかけた。だが、彼の名前が英語に訛化しているのだと気づいて、即座に得心がいった。この当時は彼らの相互認識もまだその程度のものだった、ということだろう。
 ところで、彼のキャッチフレーズにもなった〈ポル・フエラ〉(大外からのオーバーテイク、の意)は、たしかこのレースでの激しいバトルが由来になったのではなかったか。
 2005年から250ccクラスにステップアップし、2006年と07年にタイトルを連覇。2008年にヤマハファクトリーで最高峰へ昇格を果たす。開幕戦のカタールGPから3戦連続でポールポジションを獲得し、第3戦のポルトガルGPで優勝。ここから先の彼の活躍は、すでに多くの人の知るところだろう。
 250ccで2回、MotoGPで3回の世界チャンピオンを獲得したが、昨年の秋からケガが続いた。さらに今年の第8戦オランダGPでは、胸椎を骨折。長期欠場を強いられた矢先の第9戦ドイツGPで、降ってわいたように引退説がパドックを賑わせた。
 発信源になったのはイタリアのスポーツ新聞だ。「明日、ウチの新聞に載せるつもりだ」と、その情報を伝えてきた同紙記者の友人に対し、それは信じるに足る情報なのか、ウラは取ったのか、と尋ねたところ「信頼できる情報源だ」と意味深な笑みをうかべるのみだった。
 火種があったからこそ煙が上がったのか、あるいは煙が流れてきた結果、火の粉から発火するような事態に発展したのか。その経緯は、今後時間が経てば明らかになってゆくだろう。
「結果的には、おまえがザクセンリンクで言っていた情報が正しかったわけだな」
 彼が引退を発表した日の夕刻、くだんの友人にそう話すと
「でも、おまえ、おれの情報を信じてなかっただろう?」と、問い返してきた。
「いや、フィフティフィフティかな」と応えると、あのときと同じような意味深な笑みがその貌にうかんだ。
 彼が14日(木)午後に行った引退発表を受けて、チームマネージャーのアルベルト・プーチは「決意を聞いたのは、マレーシアのレース後。彼は、他人に対して心から感謝することのできる紳士的人物。彼のフェアプレイには本当に感銘を受けた。その彼を助けてやれなかったことが残念」と話した。
 ヤマハのマネージング・ディレクター、リン・ジャービスは「9年間彼を活動を共にしてきたので、特別な関係だった」と述べた。
「昨日の会見にはたくさんの人々が出席して、ライダーたちも全員が立ち会い、メディアもたくさん集まった。これは、彼が皆から尊敬されていた証拠。出会ったときは紅顔の若者だったのに、今は成熟した一個の大人になっている。彼と過ごした時代を振り返ると、とても楽しい思い出ばかりだ」
 ドゥカティのスポーティングディレクター、パオロ・チアバッティは「彼を獲得したのはチャンピオンを獲るためだったが、残念ながらそれは達成できなかった。2017年は厳しい一年だったが、次の年も彼は自信を喪わずに努力を続けた」と振り返った。
「彼はとても精密な乗り方で、エンジニアたちも懸命に働いた。ムジェロでは皮肉にも翌年に袂をわかつことが決まったが、そこから2連勝して、オーストリアでも勝ってくれた。本当に気持ちの大きい、素晴らしい人物。今後は素晴らしい人生を歩んでほしい」
 現在はチーム・スズキ・エクスターのチームマネージャーを務めているダビデ・ブリビオは「彼とはそんなに長く仕事をしなかったけれど、MotoGPにステップアップしてきたとき、テスト段階からすごく速かったことをよく覚えている」と、ともにヤマハに在籍していた時代を回顧した。
「バレンティーノ・ロッシがチームメイトだったのは、いろんな意味で難しかったと思う。厳しい関係だったかもしれないけれども、彼はレースでは同じ負け方をしなかった。それが非常に印象的で、いつも学んで改善し続けたことが、彼が成功した秘訣なのだろう。引退するのは残念だけれども、その決意は尊重したい。いろんなものをこのスポーツにもたらしてくれた。本当のタフガイだし、学ぶことの多い人物だと思う」
 ライダー生活最後のレースウィークになった初日金曜、彼はトップから1.145秒差の16番手で終えた。
「昨日の発表後、たくさんのメッセージを貰ったので、今朝は集中するのが難しかった。でも、ツナギを着てヘルメットを被ったら、いつもどおりに走りに専念できた」
 そう話す彼に、「日曜でレースキャリアを終えることになるが、たとえばケーシー・ストーナー氏が鈴鹿で一戦限りの復帰をしたように、今後、何らかの形で一回限りの復活をすることはありえるだろうか」と訊ねてみた。
「それは考えたことがなかったけど、ないと思うよ」
 と、彼は即答した。
「可能性が絶対にない、とはもちろん言わない。でも、今の段階ではそれはない、と思っている。日曜のレースの後は長い休日を迎えることになる。だから、最後のレースに集中したいんだ」
 そう言って、ホルヘ・ロレンソは笑顔を見せた。そこには、なにかを取り繕うような不自然さの陰はもはやなく、今シーズン初めて見る清々しさだけが満面にうかんでいた。

Read ...読み続ける
1 2 3 4 5 6 7 8