現在Visual Studioを使ったWindowsをターゲットとした開発には、「.NET」を使った開発と「.NET Framework」を使った開発があります。
二つは似て非なるものです。
「.NET」は、クロスプラットフォームでWindowsだけではなく複数のターゲットでの動作が可能です。「.NET Framework」は、Windows特化です。

主な違いは、パフォーマンスにも表れます。
「.NET」は軽量かつ高速に動作するアプリケーションを構築するために、余計な部分をそぎ落としています。特に、Webアプリケーションやクラウド環境下でのパフォーマンスが最適化されています。
「.NET Framework」は、Windows7/8をベースに設計が進んでいたために、古い技術がベースになっています。新しい機能追加のペースが徐々に遅くなっています。現状では、機能追加はNuGetのみとなっていて、提供されるパッケージも「.NET」への移行が始まっています。

サポート面も違いがあります。
「.NET Framework」は、Microsoftがクローズドソースで管理が行われています。「.NET」は、原則オープンソースで開発が進められています。

.NET Framework 4.8　と .NET8